書評と本に関するBUNTENのブックマーク (13)

  • ミルの『自由論』について - 内田樹の研究室

    週刊東洋経済が古典の再評価という特集をした。どんなをお薦めしますかというので、ミルの『自由論』を選んだ。 J.S.ミル『自由論』(引用は斉藤悦則訳、光文社古典新訳文庫による) 【よみどころ】 「人民の意志というのは、じっさいには人民のもっとも多数の部分の意志、あるいは、もっともアクティブな部分の意志を意味する。多数派とは、自分たちを多数派として認めさせることに成功したひとびとである。それ故に、人民は人民の一部を抑圧したいと欲するかもしれないので、それに対する警戒が、ほかのあらゆる権力乱用への警戒と同様に、やはり必要なのである。」(18頁、強調はミル) 「人間が判断力を備えていることの真価は、判断を間違えたときに改めることができるという一点にあるのだから、その判断が信頼できるのは、間違いを改める手段をつねに自ら保持している場合のみである。」(53頁) 「人の意見は、それをほんとうに信じてい

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    BUNTEN 2023/01/01
    的確な抜き書きに舌を巻く。
  • 女戦士ってモテないんです!(1) - 文理両道

    小さいころ勇者に恋して、勇者パーティに入りたいと肉体改造に取り組んだ主人公。めでたく勇者パーティに入れたのはいいのだが、肉体改造に励み過ぎて、パーティの誰よりもぶっちぎりで強くなってしまった。 そのせいか、まったく女扱いされず、このままでは女子力の高い魔法使いに勇者をとられてしまうと焦る主人公。何とか女子として勇者に認めてもらおうとどたばたあがく女戦士の行動が笑える笑える。 とにかく女戦士の行動は爆笑の連続。恥ずかしがって勇者をたたいたりしてしまうのだが、力が強すぎて勇者は大怪我をしたり、死んでしまったりする。それを何とかパーティメンバーの女僧侶が復活させているらしい。 特に笑えるのが、主人公がひ弱でおしとやかな職種を目指して「転職神殿」で「遊び人」にジョブチェンジするエピソード。女性はバニーガール、男性はピエロになるらしい。もちろん女戦士がなりたかったのはセクシーなバニーガール。これで勇

    女戦士ってモテないんです!(1) - 文理両道
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    BUNTEN 2020/09/01
    「女性はバニーガール、男性はピエロになるらしい。」いにしえのドラクエ3の設定がそれだったが、その設定いまだに通用してるのか。
  • Lunatic Prophet Portal- Latest News on Portal | Breaking Stories and Opinion Articles

    Lunatic Prophet Portal - Get latest news on Portal. Read Breaking News on Portal updated and published at www.lunaticprophet.org

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    BUNTEN 2012/01/30
    自身の体験と照らし合わせながら読み進めた感想。精神系障害に対する風当たりの強さは、俺もしばしば感じるところで、精神病の意味でのアル中であるというカムアウトはなかなか困難だったりするのだ。
  • 児童養護施設で働くおおたんのブログ:巣立ちのための62のヒント

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    BUNTEN 2009/10/12
    「性についてのテーマでは逃げていない。表面だけのきれいごとを並べているのではないのです。 」機会があれば読んでみたいのでメモ。
  • ポール・クルーグマン「良い経済学 悪い経済学」 - 備忘録

    良い経済学 悪い経済学 (日経ビジネス人文庫) 作者: ポールクルーグマン出版社/メーカー: 日経済新聞社発売日: 2000/11/07メディア: 文庫購入: 18人 クリック: 187回この商品を含むブログ (57件) を見る 書の日語版は、1997年の刊行。現在では、経済学による啓蒙的な書籍をみることは珍しいものではなくなったが、書は、そうした書籍の嚆矢的なものであるといえる。 書が批判の対象とするのは、主に「俗流国際経済学」である。そして、それを批判するための武器となるのが、国の経済に占める貿易の規模、比較優位の原理、ISバランス、成長会計といった経済学の「常識」である。 ここで「俗流国際経済学」とされているのは、書の中に例示的に文章化されているつぎのような考え方である(169頁)。 経済の新しいパラダイムが必要になっている。アメリカがいまでは、ほんとうの意味でのグローバ

    ポール・クルーグマン「良い経済学 悪い経済学」 - 備忘録
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    BUNTEN 2009/03/02
    クルーグマン本まじおすすめ。「本書の中に例示的に文章化されているつぎのような考え方」には色々仕掛けがあって脳を揺すぶられる。
  • カルトからの脱会と回復のための手引き――〈必ず光が見えてくる〉本人・家族・相談者が対話を続けるために/日本脱カルト協会 編 - 裕's Object Relational World

    カルトからの脱会と回復のための手引き――〈必ず光が見えてくる〉人・家族・相談者が対話を続けるために日脱カルト協会 遠見書房 2009-02-10 売り上げランキング : 4586 Amazonで詳しく見るby G-Tools 関連商品 マインド・コントロールされていた私―統一協会脱会者の手記 我らの不快な隣人―統一教会から「救出」されたある女性信者の悲劇 マインド・コントロールとは何か 洗脳の世界―だまされないためにマインドコントロールを科学する クリスティーナ・ホール博士の「言葉を変えると、人生が変わる−NLPの言葉の使い方」 献いただいていたのに紹介が遅くなってしまいました。今日はちょうど朝から、「カウンセラー」が相談者の家に押しかけ二年以上居座り、治療代と称して一億円強要で逮捕というニュースを見たところです。そして遠見書房山内さんのブログで書編集委員長の平岡正幸さんの訃報遠見

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    BUNTEN 2009/02/20
    いつかは買いたい。
  • 1978年論ノート05

    ■星新一が新井素子の中に見出したものは、何だったのか 78年は、新井素子が格的に活躍を開始した年です。 右の写真は、この年に発売された新井素子の最初の単行です。 新井素子の登場と、その受け入れられ方というのは、現在から振り返ってみると時代の節目となる大きな事件でした。 当時の私はそんなことを思いもせずに、無邪気に同世代作家の書いた小説を読んで喜んでいましたが、今にして思うと、ここでもはっきりと何かが変わっていたのです。 新井素子はSF専門誌「奇想天外」の新人賞で佳作をとり、78年2月号でデビューしました。この号が発売されたのは77年12月のクリスマス頃だったと思いますから、デビューは正確には77年ということになります。同時に佳作をとってデビューした5人の中には山弘などもいます。 この時にSFファンの間で話題になったのは、同じ号に掲載された選考座談会の内容でした。選考委員は星新

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    BUNTEN 2009/02/11
    「80年代にいたるまで、多くの中高校生の基本講読図書として人気トップにあった星新一」そうなのか?▼星新一が激賞したショートショートのあらすじ(?)なら憶えているが。
  • 「自閉症の社会学―もう一つのコミュニケーション論 (世界思想ゼミナール)」 - リツエアクベバ

    自閉症の社会学―もう一つのコミュニケーション論 (世界思想ゼミナール) 読んだよ、読んだ、読んだ。おもしろかった。 あのね、「自閉症の」っていうタイトルになっているんだけれど、さあ自閉症を学びましょう的ハウツーじゃないの。そういうなんていうかこっち側からあっちを見てますってなもんじゃないの。自閉症に見られる行動や社会との接し方をとらえて、そして多くの人が「普通」ととらえている社会を解明していく。そしてまた自閉症に戻りという「行ったり来たり」。 おもしろかったんだけど。障害や自閉症に関して、手っ取り早いなんだかんだを書籍から手渡して欲しいと思う層にはまだるっこしいと思われるかもしれないとも思った。要は、知的障害とはなんぞや自閉症スペクトラムとはなんぞやみたいなこと自体を考えていくことに「いつしかはまってしまった」層に、ものすごく美味しくいただける書籍という感じ。ひとつひとつの章から学べるも

    「自閉症の社会学―もう一つのコミュニケーション論 (世界思想ゼミナール)」 - リツエアクベバ
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    BUNTEN 2008/11/17
    「多くの人が「普通」ととらえている社会を解明していく。」実はこっそり読んでいたが、面白いポイントは私にもここだった。常識をかき回される喜びというか、そんなの。
  • 飯田教養三部作がおススメ

    極東ブログのfinalventさんから :今後こうした危機が世界に及ぶのかわからないが、基的な金融の仕組みについて、この関連でいえば金利がどう決まるかについては、10代、20代で知っておくべきなのだろう。こういうのを学ぶのによさげな参考書ってあるでしょうかね。: 基的な金融の仕組みや金利の決定というよりも、経済問題全般で(10代、20代に限定せずに)教養レベルでためになる最初の三冊として、僕は飯田泰之さんの「教養三部作」を推薦してます。経済学ってやはり現実との関係がみえないで、ミクロ、マクロ、計量とやっていくとかなりの割合で興味失うので、やはり彼の三部作を先によんでなにかしら現実経済と経済的思考の関係を知った上で格的に取り組むのもよし、または幅広い教養の中で別なものを究めていくのもいいんじゃないでしょうか。僕らが学部学生のときに、佐和隆光とか宇沢弘文氏らの岩波新書が、現実経済と経済的

    飯田教養三部作がおススメ
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    BUNTEN 2008/10/06
    飯田先生は、内容が確かでわかりやすい本を書けるという意味で貴重な人材。買って支える良書出版。m(_@_)m
  • 読書感想文に決して書いてはいけないこと。 - 小学校笑いぐさ日記

    二週間くらい前に書けば誰かに感謝されたかも知れない記事。 私、一応は学校の国語主任なので、読書感想文を読む機会が多くあります。 「良い読書感想文とは何か」 ……というのはいまだによく分かりませんが、 「駄目な読書感想文とは何か」 というのは何となく分かってきました。 読書感想文を書く時にやってはいけないことの筆頭は、 「の紹介をする」 だと思います。 一番多いのは、だらだらとあらすじを書くタイプ。 「ぼくはももたろうというを読みました ある日、おばあさんが川へせんたくに行くと、川上から大きなももが流れてきました。 ぼくはももがすきなので、いいなあと思いました。 ところが、家へ持ち帰ってそのももを切ると、中から赤ちゃんが出てきたのです。 ぼくは、どうしてももから赤ちゃんが出てきたのかなと思いました」 ……みたいなやつ。 まあ、 「この作文を読んだ人が、自分が読んだを知っているとは限らな

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    BUNTEN 2008/09/15
    課題図書が決められていることが多かったので、その本から感化されたと書くようなかっこわるいマネをいかに避けるかに知恵を絞ったことを思い出した。
  • 自閉症の障害学がはじまる - 泣きやむまで 泣くといい

    今日、書店で見つけて、いま風呂で半分ほど読んだ。 自閉症の社会学―もう一つのコミュニケーション論 (SEKAISHISO SEMINAR) 作者: 竹中均出版社/メーカー: 世界思想社発売日: 2008/08/01メディア: 単行購入: 9人 クリック: 150回この商品を含むブログ (15件) を見る これはすごい。 自閉症研究にも障害学にも足らない(ように自分には思えていた)問題意識を、しっかりと社会学に軸足を残しながら深めている。自閉症研究に社会学的な視点がもちこまれるのは、これまでもっぱら「自閉症の社会的構成」を暴露しようとする文脈の中だったように思う。それはそれとして有意義だけれど、ずっと物足らなさを感じていた。自閉症者と定型発達者の分断がいかに社会的に生み出されたのかをアピールしても、行き着く先は「私たちは連続している」ということに過ぎず、問い直されるものが小さすぎやしないか

    自閉症の障害学がはじまる - 泣きやむまで 泣くといい
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    BUNTEN 2008/09/01
    たぶん私には読みこなせないということだけはなんとなくわかる。(^_^;)
  • 夏の読書感想文2 - 特殊学級から養護学校、そして特別支援学校

    宇宙遊星間旅行 作者: 中江嘉男出版社/メーカー: 偕成社発売日: 1981/11メディア: 単行 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る県立図書館で見つけて読んでみました。 『絵』ということで児童書扱いでしたが、いざ読んでみると「これは子供向けじゃないな」…というのが正直な感想です。 「有限」にとらわれている凡人の私は、ついつい天文学的・物理学的な解釈に流されてしまいましたが、何度か読み返しているうちに「あぁ、そういうことか」と気づくことがある“深い”文章でした。小学生や中学生が読んでもきっと感じる部分はあるでしょうが、大人が読んでもググッと考えさせられる…うまく言葉にできませんが、名著であるとあると思います。 残念ながら、このは初版で絶版。確かに絵の雰囲気は独特だし、「絵」としては結構高額かな、と。ただ、この絵だからこそ、この文章の“味”が伝わるのであって…「文

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    BUNTEN 2008/09/01
    伝説の絵本らしい。
  • 宇宙遊星間旅行 - S嬢のPC日記

    復刊ドットコムというサイトをご存知でしょうか。 「絶版、品切れ」のため、手に入らなかった書籍を投票により復刊させよう、というサイトです。 わたしは投票を入れるために登録しています。 この復刊ドットコムからメールが来ました。 『上野紀子』 復刊特集ページの案内です。 この中に、わたしが復刊リクエストを出しているものがあります。 それが「宇宙遊星間旅行」です。 このが、1981年の初版のみで絶版になったのは、日文化のひとつの損失ではないかとさえ思っています。 初版のみで絶版になったのは、おそらく絵でありながら「大人向け」の要素が強いことと、絵でありながら高価であることではないかと思っています。 この絵のすばらしいところですが。 1.芸術性の高い「絵」 絵というより、「画集」です。 ネタバレといえばネタバレなのですが「花が咲く土星」の絵は圧巻です。 2.ストーリー性の高さ 主人

    宇宙遊星間旅行 - S嬢のPC日記
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    BUNTEN 2008/08/20
    「絵本でありながら高価であること」いくらだったの? ど貧乏な私はリクエストして買えなかったら申し訳ないので投票に踏み切れず。orz
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