衆参両院の議院運営委員会は1日、野田内閣が原子力規制委員会の委員長候補として国会に示した田中俊一・元原子力委員会委員長代理から所信を聴取し、質疑をおこないました。日本共産党から佐々木憲昭衆院議員が質疑にたち、原子力政策のあり方や「核燃料サイクル」について田中氏の姿勢をただしました。 田中氏は今回の事故を反省しているといいながら、原子力は人類が「コントロールできる」と明言。「今後、より安全な原子炉の研究開発に力を注いでいってもらいたい」と原子力エネルギーに依存する姿勢を示しました。 2030年における原子力エネルギーの比率について、政府がゼロから25%の案を示していることにたいする見解や「核燃料サイクル」など、原子力政策のあり方に関する質問については、「原子力規制委員会が判断することではない」「個人的意見は申し上げるべきではない」と答えませんでした。 原発の40年運転制限については、「40年