都道府県ごとの棋士の出身者数には、思った以上に偏りがある。 プロの棋士になるためには、棋士の養成機関である奨励会で四段まで昇段する必要があり、その対局は東京と大阪にある将棋会館で行われる。このため、どうしても同地に通いやすい都道府県出身の棋士が多い。事実、もっとも棋士が多いのは東京都、ついで大阪府、兵庫県、神奈川県という順になっている。こういった傾向は、やはり都心部の研修会などで対局を重ねてデビューする女流棋士にも、同じようなことがいえる。(全2回の1回目/#2に続く)
台湾で見つけた“フシギな日本語”を集めてみた。「ステルス性のある食器」「耐久性があるナイ・カッター」などユニークな製品を画像付きで紹介! 6月23日に開幕した第4期叡王戦(主催:ドワンゴ)も予選の全日程を終え、本戦トーナメントを戦う全24名の棋士が出揃った。 類まれな能力を持つ彼らも棋士である以前にひとりの人間であることは間違いない。盤上で棋士として、盤外で人として彼らは何を想うのか? 叡王戦特設サイトはこちら ニコニコでは、本戦トーナメント開幕までの期間、ライトノベル『りゅうおうのおしごと!』作者である白鳥士郎氏による本戦出場棋士へのインタビュー記事を掲載。 「あなたはなぜ……?」 白鳥氏は彼らに問いかけた。 ■前のインタビュー記事 ・なぜ藤井聡太はフィクションを超えたのか?【vol.01】 叡王戦24棋士 白鳥士郎 特別インタビュー 『なぜ増田康宏は中学生棋士になれなかったのか?』 増
そんな『アズールレーン』が日本で話題だ。日本サービスはYostarという会社が行っており、9月14日にサービスイン。9月19日の段階では20万ダウンロードだったが、9月26日に同時接続者の規模が当初の想定を大幅に越えていることが明かされ、10月3日に100万ユーザー、10月18日には200万ユーザーを突破したことが発表された。 また10月28日には、App Storeのトップセールスランキングにて、『Fate/Grand Order』に次ぐ2位を記録するなど、10月に入ってから非常に盛り上がっている。 『アズールレーン』の戦闘シーン では、この盛り上がりを作り上げたYostarとは、一体どのような会社なのだろうか。そして、なぜ『アズールレーン』をヒットに導くことができたのだろうか。我々はそんな疑問に迫るべく、同社の代表取締役社長である李衡達氏にインタビューを実施した。 課金バランスやメンテ
ニーア、ペルソナ等の人気ゲーム開発者が激論! 国内ゲーム産業を支える40代クリエイターの苦悩とは【SIE外山圭一郎×アトラス橋野桂×スクエニ藤澤仁×ヨコオタロウ】 40代のクリエイターの“もやもや感”――さて……ここまで皆さんの過去と現在を聞いてきたので、最後に「未来」を聞きたいと思うんです。そこで一つ思うのが、やはりこの世代は「迷い」や「悩み」が尽きない世代なのかな……ということです。 第一世代のように、黎明期のゲーム業界のカオスで突き抜けられたわけでもなく、一方で現役として働いてもいて、という“もやもや感”を皆さんの今日の話から感じます。 藤澤氏: まあ、働かなきゃいけないですしね(笑)。 ヨコオ氏: 「呪い」のように、その気持ちがあります。 外山氏: 子供の手が離れるまでは頑張るしかないかな……とかね(笑)。 ――なんだかリアルな40代男性の飲み会トークみたいになってますが……。 ヨ
ニーア、ペルソナ等の人気ゲーム開発者が激論! 国内ゲーム産業を支える40代クリエイターの苦悩とは【SIE外山圭一郎×アトラス橋野桂×スクエニ藤澤仁×ヨコオタロウ】 海外のゲームファンたちの間で、「メタスコア」と呼ばれる指標がある。これは、複数のゲームレビューサイトの評価点を集計して、100点満点で算出したもので、そのゲームに対するメディアの評価を反映した数値として、よく海外では参照されている。 今年に入って、このメタスコアで一つ大きな変化が起きている――それは日本産ゲームの台頭だ。 『ペルソナ5』は93点を叩き出した (画像はメタスコアを算出している海外サイトMetacriticより) 具体的には、『ペルソナ5』、『NieR:Automata』……そして何よりも『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』。こうした昨年から今年にかけてリリースされた新作ゲームが、海外で翻訳されて高い評価を得
「幻想郷」――そこは社会の荒波に揉まれるストレスもなく、それでいて定期的に面白おかしなことが起きる不思議な場所だ。その魅力ゆえ、「幻想郷」に足を踏み入れたいと願うファンは少なくなく、人や物を幻想郷へと送り込む「幻想入り」と呼ばれる空想創作まで生み出されているほどだ。 だから彼の作品は、通常のコスプレ写真とは趣を異にする。大きな桜の木の下で優雅に花見をする西行寺幽々子、黄金色に輝くススキの平野を往く稀神サグメ……どこか見たことのある風景でありながら、それでいてCGめいた非現実的な雰囲気が漂う。それはまさに「幻想郷」そのものなのだ――。 果たして、なぜ「幻想郷」はこんなにも我々の心をかりたてるのだろう? 「コスプレ写真」を切り口に、東方の世界観の魅力に迫った。 聞き手、文/春山優花里@haruYasy. うひ丸氏世界観の再現は「自然」との戦い――うひ丸さんの写真を拝見していると、ロケーションを
TVアニメが放映中の『エロマンガ先生』や大ヒットアニメ『俺の妹がこんなに可愛いわけがない。』の原作イラストを手がけるプロイラストレーターのかんざきひろさんだが、実は、世界的に有名なトランスミュージックのアーティストでもある(Hiroyuki ODA名義で活動)。加えて、アニメーターとしてもアニメスタジオ ボンズに所属。こちらは本名の「織田広之」名義で原画や作画監督を務めるなど、多忙を極めるマルチクリエイターとして知られている。 そんなかんざきひろさんが、ニコニコ動画で名高い伝説のクソゲー「チーターマン」のBGMをトランス風にアレンジした動画を投稿したのは2007年の10月。さらに、続いて投稿したボカロ動画「インカーネイション」がランキング入りし、その時に「思わず鼻からそうめん出ました」とコメントしたことから、以後「鼻そうめんP」と呼ばれることに。一躍、ニコニコ動画のスターダムに上り詰めたの
エメラルドグリーンの髪、左右対称のツインテール。黒いヘッドセットを着け、ミニスカートをはいた16歳の女の子が、創作活動の歴史を変えた。10年前、はるか古来より存在した「歌う」という行為を、機械で代替できる音声合成システム「VOCALOID」のソフトが登場した。その名は「初音ミク」。 ニコニコ動画の黎明期、ボカロPと呼ばれる作曲者たちが、オリジナル曲をミクに歌わせた動画の投稿が増加した。楽曲を起点に、イラストを描き、歌ってみたり、踊ってみたり、演奏してみたり、PVをつけてみたり…ユーザー同士で二次創作を行い、消費し合う「誰もがクリエイターたる」時代の幕開けだった。 初音ミクの誕生と「一億総クリエイター時代」の到来から10周年を迎えるということで、ボカロ曲の歴史を彩ってきた絵師の方々へインタビューを敢行。第一弾は、「メルト」「恋は戦争」「ブラック★ロックシューター」などの名曲でこのムーブメント
ニコニコのボカロ文化が花開き始めた2008年。当時のボカロシーンを代表する「supercell」「livetune」という2つのユニットの絵師として活躍していたのがredjuiceさんである。supercellで「ワールドイズマイン」のイメージイラスト、livetuneでメジャーデビュー作「Re:package」のジャケットイラストを手がけたredjuiceさんは、その後TVアニメ『ギルティクラウン』や伊藤計劃『虐殺器官」のキャラクター原案といった大仕事を務めることになる。 ニコニコでは、初音ミク誕生10周年を迎えるにあたり、ボカロ曲の歴史を彩ってきた絵師の方々へのインタビューを敢行。前回の三輪士郎さん(supercellで「恋は戦争」「初めての恋が終わるとき」のイラストを担当)に続いて、今回はredjuiceさんにまだサラリーマンとして働いていた当時の制作秘話や、その後、専業イラストレー
今年度の「朝日賞」贈呈式が1月30日に東京の帝国ホテルで行われまして、受賞者のお一人、マンガ家の萩尾望都さんの素晴らしいスピーチをごく短く紙面とツイッターでお伝えしたところ、主にツイッターでびっくりするほど多く反応がありましたので、今回の本欄はロングバージョンでご紹介します。 その前に、ちょっと宣伝くさいですがいちおうご説明を。朝日賞は1929年に創設され、学術、芸術などの分野で傑出した業績をあげ、日本の文化や社会の発展、向上に貢献した方々に贈られます。各界の推薦をもとに、朝日新聞文化財団と朝日新聞社の選考委員会が審議、決定します。受賞者には正賞として故・佐藤忠良さん作のブロンズ像と副賞500万円が贈られます。受賞者の中から後年、ノーベル賞や文化勲章を受けられた方も多く出ています。 毎年、候補者の資料作りや選考委員の方への説明などを各分野の記者が担当することになっており、マンガとアニメを持
配信スタイルの永井先生 ゲーム実況、ニコ生主、YouTuberなどの先駆けとなったネット配信者が「永井先生」だ。その名前は知らなくても「なんぞこれ」という言葉をネット中に広めた人、といえばピンとくる人もいるのではないだろうか。 活動の歴史は古く、まだ動画配信などの文化がなかった「2ちゃんねる時代」に遡る。ネットに広く名が知られるようになったのは、動画配信システム「PeerCast」の人気配信者となり、ニコニコ動画黎明期に配信の録画が転載された頃。元2ちゃんねる管理人のひろゆき氏が「ニコニコ動画の面白い動画」として言及したり、しょこたんのブログや漫画『GANTZ』に「なんぞこれ」といったセリフが登場するなど、当時のネット配信者としては極めて大きな影響力を持つ人物として話題になった。 放送スタイルは、パチスロと雑談。そして絶望的に下手くそなゲーム配信。本名やプライベート、性癖まで何もかもをさら
聞き手/稲葉ほたて、斉藤大地、TAITAI 文/稲葉ほたて 「私らの世代は格ゲーの影響が一番大きい」――鎌池さんは最近、どんなゲームをプレイされているんですか? 鎌池和馬氏(以下、鎌池氏): 一応、仕事の合間とかにちょこちょことやってはいます。最近だと、『夜廻』(日本一ソフトウェア・2015)を遊んでましたね。日本一ソフトウェア【※】が好きなんですよ。ただ、あのゲームは最初のほうはすごく怖いんですが、恐怖に慣れてくると重要アイテム拾うために死にに行くプレイスタイルになってしまい、申し訳ないですが……。 ――その辺は、2Dホラーゲームの宿命ですけれども(笑)、ホラーゲームがお好きなんですか? 鎌池氏: 結構やってると思いますね。『SIREN』のPlayStation 3(以下、PlayStationの表記はプレステ)のやつとか、『サイレントヒル ダウンプア』もやってます。まあ、あれはぐるぐる
「ニコニコ超会議2016」で上演した新作歌舞伎「今昔饗宴千本桜」。テクノロジーと伝統芸能が融合した舞台は歌舞伎ファン以外からも大きな注目を集めた。ステージの上からはどんな景色が見えていたのか。青龍役・澤村國矢さんに聞いた。 「歌舞伎全然分からないけど泣いてしまった」「テクノロジーと伝統芸能の素晴らしい融合」「会場もコメントも盛り上がりがすごくて鳥肌」――古典歌舞伎「義経千本桜」と初音ミクの代表曲の1つ「千本桜」を融合した新作歌舞伎「今昔饗宴千本桜」(はなくらべせんぼんざくら)が「ニコニコ超会議」(4月29~30日、千葉・幕張メッセ)で上演された。主演に中村獅童さんと初音ミクさんを迎え、俳優の演技と映像表現が絡み合う「超歌舞伎」は、リアルタイムにネット配信され、歌舞伎ファン以外からも大きな注目を集めた。 2日間で全5回の公演を行い、回を追うたびに口コミで人気が広がった。千秋楽はイベントホール
NHKが、全ての公式ツイッターで、4月末をめどに外部のアカウントのフォローを外すと発表しました。NHK広報局の初代ツイッター担当者(1号さん)をつとめた浅生鴨さんは「昔の一方通行のテレビになっちゃった」と語ります。浅生さんは、2009年にアカウントを開設し2014年春まで担当、同年にNHKを退職し現在は執筆活動や広告の企画や制作をしています。元「中の人」の思いを聞きました。 【画像】友達はフリー素材じゃありません。大学生発案、バカッター防止「合言葉」の完成度が高すぎる ――NHKのツイッターのフォロー外し、どう思いますか。 寂しいですよね。たくさんの方のご意見が目に入るよう、フォローをしていました。 もう一つは、「NHKが番組を作って放送して、視聴者の皆様から受信料をいただく」という関係は、一見「物を売ってお金をもらう」という単純な商行為に見えてしまうから、「視聴者とNHKはちゃんとつ
鳥山明の名作漫画『Dr.スランプ』に、則巻千兵衛博士のライバルとしてアラレたちに立ちはだかるDr.マシリトなるキャラがいたのを皆さんは、覚えているだろうか。 このキャラのモデルになった人物こそが、今回インタビューする白泉社代表取締役社長・鳥嶋和彦氏にほかならない。 彼の編集者人生は数々の伝説に彩られている。新人賞にかすりもしなかった新人漫画家・鳥山明を一から育て上げ、何百枚にも及ぶボツ原稿を出したあげくに、『Dr.スランプ』や『ドラゴンボール』などの名作をタッグで世に送り出したこと。鳥山明のみならず多くの漫画家にネタにされてきた、その“悪魔のような”強烈なキャラクター。そして90年代後半、週刊少年マガジンにジャンプが追い越された「暗黒期」に編集長として呼び戻され辣腕をふるい、『ONE PIECE』や『NARUTO』、『テニスの王子様』などの作品を次々に世に送り出し、再びジャンプを王者の座に
こんにちは。ヨッピーです。 「あれ? こいつなんか鼻がデカくね?」って思ってる方もいらっしゃるかも知れませんが正解です。 鼻炎の手術をして退院直後だからです。まだだいぶ腫れてる。 さて、今回は美容家電メーカーのヤーマンさんからこの、スカルプドライヤーを宣伝して欲しいという依頼を頂きました。 スカルプドライヤーは遠赤外線と振動によって、頭皮環境を整え育毛剤の浸透を高めるという思いっきり薄毛の人向けの商品。 しかしながら、僕はまだ一応髪の毛が生えてますので、この商品をアピールするにはやっぱり薄毛の人が実際に使っていただくのが一番と思い、今日はこの人のご自宅にお伺いすることにしました! えっ…? 誰? あっ…。 じゃん! プロ棋士の佐藤紳哉七段だーーー! 佐藤紳哉七段 将棋棋士。神奈川県相模原市出身。 【佐藤七段のエピソード】 ・対局中にカツラを外して相手を威嚇する。 ・対局の解説役としてセーラ
清野 由美 ジャーナリスト 1960年生まれ。82年東京女子大学卒業後、草思社編集部勤務、英国留学を経て、トレンド情報誌創刊に参加。「世界を股にかけた地を這う取材」の経験を積み、91年にフリーランスに転じる。2017年、慶應義塾大学SDM研究科修士課程修了。英ケンブリッジ大学客員研究員。 この著者の記事を見る
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