本紙は衆院2区(西、南、港南区)選出の菅義偉前首相(73)に単独インタビューを行った。その中で菅氏は昨年9月から約1年間の首相在任時を「ワクチン接種を進めるなど、多くの仕事ができた」と振り返った。今後は自身が道筋を付けた不妊治療への保険適用など、これまで縦割り行政で進められなかった政策を進めるとした。 --自身の衆院選の結果をどう評価するか。 「得票率が6割を超え、本当にありがたく、力強いものだった。首相を辞めた後の選挙であり、(有権者の私への)期待感がなくなることを一番心配していた。しかし、ワクチンの効果が出始めてきたこともあり、全国どこを回っても『ワクチンありがとう』という声が聞かれた。これは政治家冥利に尽きる。 --ワクチン接種にこだわりを持って進めた。 「海外の様子などを情報収集し、コロナ収束にはワクチン接種しかないと思い、全力投球をした。『接種1日100万回』は高い目標だったが、