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ブックマーク / yashimaru.hatenadiary.jp (19)

  • 「汽車中の図書室 簡単なる旅中の伴侶」 - Traveling Librarianー旅する図書館屋

    このネタの投稿はかなり久しぶりだが、前エントリー「和田万吉の「旅客の為めに図書館(2012/8/15)」の続きを、備忘をかねて。 シベリア鉄道紀行史―アジアとヨーロッパを結ぶ旅 (筑摩選書) 作者: 和田博文出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2013/01/01メディア: 単行 クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る最近読んだ『シベリア鉄道紀行史:アジアとヨーロッパを結ぶ旅』において、1911年(明治44年)6月23日の朝日新聞に掲載された「汽車中の図書室 簡単なる旅中の伴侶」という記事が紹介されていた。概要は次のとおり。 アメリカ横断鉄道やシベリア鉄道等の欧米の長距離鉄道に設けられている図書室を参考に、鉄道院が神戸〜新橋間の鉄道(1,2等列車)に試験的に設けることにした。 喫煙室の一角に書架を設け、を(120-130冊くらい置きたいところ)差し当たり40冊ほど置い

    「汽車中の図書室 簡単なる旅中の伴侶」 - Traveling Librarianー旅する図書館屋
  • 勉強会@中央線RT2016〜忘年編を開催 - Traveling Librarianー旅する図書館屋

    「勉強会」なるものはいつ登場したのか?ということが、最近、気になっています。 ビジネス系の雑誌とかでよく「最近は勉強会がブームで…」というフレーズを見かけますが、少なくともこの10年は断続的に見かけています。少し遡ると、1987年には『社外人脈・知脈のつくり方 : 「社外勉強会」のすべて』(佐々山晃著、ぱる出版)というも出版されています。 じゃあいつからやってるんだろうと、色々なデータベースを遡っていくと、出るわ出るわで、結局、明治時代に行き着きました。1895年の『風俗画報』99号に「講武所芸妓勉強会」という記事です。記事の出た2年ほど前から、店の垣根?を超えて芸妓さんが月一回神田某所に集まり、ともに芸事の熟達に励む…ということで、会費は自腹、幹事は2名交代制とするなど、1950〜1960年代くらいからビジネス系の雑誌記事で見かけるようになる社外勉強会とほぼ同じようなことをやっていたよ

    勉強会@中央線RT2016〜忘年編を開催 - Traveling Librarianー旅する図書館屋
    Guro
    Guro 2016/12/06
    (教会的な側面からいうと教会と講義所とはなにがちがうのか論になるけど、それは別な話だな)
  • 勉強会@中央線RT2016〜夏を開催 - Traveling Librarianー旅する図書館屋

    3人幹事体制だった「勉強会@中央線」を21回、2人幹事体制だった「勉強会@中央線NEO」を18回やって辿りついた基1人幹事体制の「勉強会中央線RT」の4回目は、色々あって久しぶりの開催となりました。 今回のテーマは学校図書館。密かに温めていたテーマなのですが、誰にどうお願いするのか定まっていなかったのでこれまで手をつけませんでした。 いきなり私事で恐縮ですが、子どもの授業参観で小学校を訪れた際、20年ぶりに学校図書室(館)と再会しました。 今でこそ「図書館」で働いていますが、自分の過去を振り返ると、小学校時代は図書室に行った記憶はほとんどなく、中高時代もテスト前に図書室の机で少し勉強した程度で、「再会」と言っても、これまで学校図書室(館)と関わってきたことがありません。 しかし、学校図書室(館)は自分の生まれる前から存在し、自分の子どもが通っている小学校にも存在します。そして、2014年

    勉強会@中央線RT2016〜夏を開催 - Traveling Librarianー旅する図書館屋
  • Library of the Year10周年記念フォーラムを開催 - Traveling Librarianー旅する図書館屋

    これまであまり明確にしてきませんでしたが、Library of the Year(LoY)には立ち上げの2006年以降ずっと関わってきました。もちろんボランタリーです。誘われて関わるようになったのですが、最初は事務局仕事を手伝いながら、第1回(2006年)では農林水産研究情報総合センターの、第3回(2008年)では恵庭市立図書館のプレゼンタをやり、そして第4回(2009年)以降は、選考委員会の副委員長として選考全体の取り回しをしてきました。 そんなわけで、先日の第17回図書館総合展のフォーラムの一つとして自分が企画したLibrary of the Year10周年記念フォーラムにはとても感慨深いものがありました*1。9月に入って急遽開催できることになったこともあり、シンプルに創設メンバ(高山正也先生・田村俊作先生・大串夏身先生。それぞれ微妙に方向性が違うのがミソ)から過去の受賞機関*2の関

    Library of the Year10周年記念フォーラムを開催 - Traveling Librarianー旅する図書館屋
  • 第2回LRGフォーラム・菅谷明子×猪谷千香クロストークに参加 - Traveling Librarianー旅する図書館屋

    第2回LRGフォーラム・菅谷明子×猪谷千香クロストークに参加してきました*1。当日の記録などは、雑誌『LRG(ライブラリ−・リソースガイド)』の次号にも掲載されるらしいので、ここでは備忘を兼ねて感じたことなどを簡単にまとめておきます。 登壇者の一人、猪谷千香さんは今年出された『つながる図書館』でここ数年における注目すべき図書館の取り組みをジャーナリスティックにまとめていて、これからの「図書館」を考えるための一つの出発点になるものだと思います。そして、こののミソは、この出版イベントに参加して感じたことでもあるのですが、ターゲットが「図書館業界以外の層」にある点。この結果、「考える」主体は<図書館業界より大きな集合>になります。そして、もう一人の登壇者、菅谷明子さんは11年前に出された『未来をつくる図書館』でニューヨーク公共図書館の取り組みの紹介したことで、結果として(従来の貸出に偏ったサー

    第2回LRGフォーラム・菅谷明子×猪谷千香クロストークに参加 - Traveling Librarianー旅する図書館屋
    Guro
    Guro 2014/07/03
    「図書館リテラシー」はそういう語義で語られていたのか。/(ビブリオ~を含めて)読書会ってこれから広まりそうな気がする。
  • 『日本の図書館におけるレファレンスサービスの課題と展望』 - Traveling Librarianー旅する図書館屋

    "業界関係者にしか認知されていない図書館サービス"として揶揄されがちなものの一つに、「レファレンス・サービス」というのがある。ざっくりまとめると、図書館員による「ユーザの調べ物をお手伝いする」行為全般を指し、「質問に答える」という受動的なものから、使えるコレクションの構築や予めヘルプとなるツール(業界では「パスファインダー」と呼ぶ)の作成といった能動的なものまで、多岐にわたるものだ。しかし一方で、「質問に答える」という狭義の解釈に押し込めようとする人も多い。 これは色々な理由があると思っているが、その一つにはサービスの実態がよく分からない→図書館(員)によって解釈がバラバラなままにサービス→ユーザも認識しづらい→サービスが定着しない…という負のスパイラルがあるのではないかなーという気がする。 ところで、「レファレンス・サービス再考」というエントリーでも書いたが、僕はひところ、レファレンス・

    『日本の図書館におけるレファレンスサービスの課題と展望』 - Traveling Librarianー旅する図書館屋
  • 「図書館はコミュニティの核になるか」に参加 - Traveling Librarianー旅する図書館屋

    つながる図書館: コミュニティの核をめざす試み (ちくま新書) 作者: 猪谷千香出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2014/01/07メディア: 新書この商品を含むブログ (39件) を見る最近刊行された猪谷千香さんによる『つながる図書館:コミュニティの核をめざす試み』は、全国各地で同時多発的に取り組まれている「図書館」と「図書館的なもの」をめぐる様々な取り組みの<いま>を切り取った(そしてストーリーを持たせた)レポートとしてうまくまとめられていました。そう言えば、「新書」という業界外の人も手に取りやすい形で図書館のことがになるのは、(図書館の使い方…等のハウツーものを除けば)2003年の『未来をつくる図書館』以来ではないでしょうか。未来をつくる図書館―ニューヨークからの報告― (岩波新書) 作者: 菅谷明子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2003/09/20メディア: 新書購

    「図書館はコミュニティの核になるか」に参加 - Traveling Librarianー旅する図書館屋
    Guro
    Guro 2014/01/17
    「つながる図書館」を契機にして、図書館の外からの風がどう入ってくるか、という点に注目されている。という情勢分析。
  • Library of the Year 2012最終選考会が終了 - Traveling Librarianー旅する図書館屋

    先日告知した、Library of the Year 2012最終選考会@第14回図書館総合展が日、盛況のうちに終了しました(実数は未把握ですが、過去最多の200人近い方に参加頂いたようです)。私自身は業の都合で参加することはできなかったのですが、中の人の一人として、参加頂いた皆さんにお礼を申し上げます。どうも有り難うございました。優秀賞を受賞されたCiNii、saveMLAK、三重県立図書館の関係者の方々、最優秀賞を受賞されたビブリオバトル関係者の方々、おめでとうございました。また、円滑な運営を実現してくれたスタッフの皆さん、お疲れ様でした。そして、今年も何かと便宜を図って頂いた図書館総合展運営委員会の皆さん、当に有難うございました。 Ref; ustream togetter 田村俊作. Library of the Year −良い図書館を良いと言う−. カレントアウェアネス.

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  • 図書館員学習論事始 - Traveling Librarianー旅する図書館屋

    職場学習論―仕事の学びを科学する 作者: 中原淳出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2010/11/05メディア: 単行購入: 7人 クリック: 182回この商品を含むブログ (19件) を見る企業における学びをテーマに、教育学から経営学及び経営の現場に切り込む中原淳さん初の単著。僕自身、中原さんの主催するlearning barには二度ほど参加したことがありますが、行く度に多くの気づきや学びを貰っています。 さて、このは、アンケート結果の統計処理をベースに、個人の職場における他者に支援された学習について、「人は職場で、どのような人々から、どのような支援を受けたり、どのようなコミュニケーションを営んだりしながら、職務能力の向上を果たすのか」、「職場における人々の学習を支える他者からの支援やコミュニケーションに影響を与える、職場の組織要因とはどのようなものなのか」といった問いに答

    図書館員学習論事始 - Traveling Librarianー旅する図書館屋
  • ブータン国立図書館には本がない!? - Traveling Librarianー旅する図書館屋

    のない図書館について考えるためのを持ってきて」ということで先日、飲み会をやった*1。その際に僕が持って行ったのがチベット仏教学者として有名な今枝由郎さんの著書。 ブータンに魅せられて (岩波新書) 作者: 今枝由郎出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2008/03/19メディア: 新書購入: 4人 クリック: 65回この商品を含むブログ (18件) を見るタイトルからすると図書館には関わりがなさそうだが、書の裏テーマの一つがブータン国立図書館の<近代化>なのだ。今枝さんは1981年から1990年までの10年間、「国立図書館顧問」という肩書でブータンの首都ティンプーに滞在した。ほぼ鎖国状態にあったブータンへの入国・滞在許可を得るまでのドタバタやブータンに生きる人々の暮らしについて興味深い記述もあるのだが(そしてそれがこのの主題なのだが)ここでは飛ばして、今枝さんの関わった国立図書

    Guro
    Guro 2010/09/19
    読んでみようっと。
  • 情報ネットワーク法学会 - 第1回「技術屋と法律屋の座談会」に参加 - Traveling Librarianー旅する図書館屋

    7月16日に開催された情報ネットワーク法学会 - 第1回「技術屋と法律屋の座談会」<岡崎市立中央図書館へのアクセスはDoS攻撃だったか?>(パネリスト:石井徹哉千葉大教授、上原哲太郎京都大准教授、落合洋司弁護士、高木浩光産総研主任研究員)というのに参加してきました*1。後日、記録を出すことも考えておられるようですが、自分なりに簡単にまとめておきたいと思います。 業界内でちょっと話題になっていたこの事件。詳細は、ニュースのまとめサイトや、今回逮捕されたご人の解説サイトを見てください。 噂のネット事件簿:「岡崎市立中央図書館サーバー事件」まとめ librahack マスコミ報道だけでは分からない岡崎図書館事件 岡崎市立図書館 こういった公知情報に加え、パネリスト側で警察・ご人に取材されて得た内容をそれぞれ紹介してのディスカッション、という流れでした。パネリストから出たコメントはおおよそ次の

    情報ネットワーク法学会 - 第1回「技術屋と法律屋の座談会」に参加 - Traveling Librarianー旅する図書館屋
  • マイニング探検隊第2回勉強会に参加 - Traveling Librarianー旅する図書館屋

    今月も参加してきました(仕事の都合で遅刻&例の如く懇親会欠席でしたが)。懇親会出てないせいかもしれないけど、どうにも勉強会へのコミットメントの仕方というか、他の方との距離感がつかみきれてないのですが、まぁそれはおいおい。 さて今回は、検索エンジンについて、独習者にはタフな解説から始まりました(内容は、勉強会公式ページに掲載されるスライドやtwitterのまとめを参照)。 個人的に興味深かったのは、検索エンジンというのは、個人の情報検索要求とサービス側で用意する検索ロジックのマッチング、という根的な構図の再確認でした。そして、そこにパラメータとして、人間心理を背景にした情報検索行動というものが絡んでくる。 以前、図書館員の情報検索行動について少し検討をしたことがあるのですが、その時の結果を粗くまとめると 図書館員は絞り込んでいく検索(=それがあるかないか) ユーザは網を広げていく検索(=何

    マイニング探検隊第2回勉強会に参加 - Traveling Librarianー旅する図書館屋
  • 「2010年代の出版を考える」@阿佐ヶ谷ロフトAに参加 - Traveling Librarianー旅する図書館屋

    2月1日に阿佐ヶ谷ロフトAで行われたイベント「2010年代の出版を考える」に参加してきました。仕掛け人は、同じ某NPO法人に籍を置きながら面識のない沢辺均さんや某勉強会でスピーカーをお願いした仲俣暁生さんがたち。もともと開催されるのは知っていたのだけれども、最終的に行くことを決めたのは、編集プロダクションを経営している高校の先輩から訊かれた「電子出版関係の情報が、何かないか?」という一言。「じゃあ行きましょうよ」ということで、参加したわけです。で、行ってみたら、ARGの岡真さんはいるわ、ライターの西牟田靖さんはいるわと、何げに知り合いがけっこういる集まりでした*1。 出版のこれからについては色々考えもあるんでしょうが、図書館的な立場から個人的な意見(暴論?)を言わせてもらうと、「情報さえストックされるんであれば紙でもデジタルでも何でもいい」というところでしょうか。単なる<メディア>の違い

    「2010年代の出版を考える」@阿佐ヶ谷ロフトAに参加 - Traveling Librarianー旅する図書館屋
    Guro
    Guro 2010/02/02
    どっかで書こうと思うのだが ”図書館<システム>の対応ってのは、ハードルが高いどころじゃないんじゃないか?”という問題意識は私と共通する。流通本の3割が電子化では、古文書館になっちゃう!?
  • 「パスファインダー」極私的まとめ - Traveling Librarianー旅する図書館屋

    某MLでパスファインダーについて長めの投稿をしたので、大幅加筆修正して転載します。 パスファインダー*1について、色々な論点が提示されていますが、自分の考えと少し違うところもあるので、まとめておきます*2。全国の図書館でパスファインダーを作りましょう!というのが目的ではありません。あくまでも論点整理です。 リサーチ・ナビがあれば十分、という話。 2009年5月に公開された国立国会図書館NDL)のリサーチ・ナビは、従来の調べ方案内や各種領域のホームページやデータベースに加え、NDL-OPACやレファレンス協同データベース、果てはwikipediaもまとめてナビゲーションするサイト*3。パスファインダーを単純に羅列するだけではなく、関連するテーマなどに沿って書誌情報などとまとめて提示してユーザをナビゲートする*4ということで、特に情報探索の取っ掛かりに使えるサイトだとは思います。 これを踏ま

    「パスファインダー」極私的まとめ - Traveling Librarianー旅する図書館屋
    Guro
    Guro 2010/01/02
    ニーズのないパスファインダーを作っていないか。という話。現場に立たないとニーズは見えないな。/それにしてもジャーゴンが多い気がする。図書館界は。レファレンス?
  • これからの知―情報環境は人と知の関わりを変えるか - Traveling Librarianー旅する図書館屋

    d-laboセミナー「これからの知―情報環境は人と知の関わりを変えるか」(NDL長尾真館長と濱野智史さんの対談)に参加してきました。詳細はid:min2-fly氏がまとめているので、そちらをご覧頂ければよいとして…ここでは、最近ちょっと気になっていることを(遅ればせながら)ツラツラと書いてみようと思います。 話は少し遡ります。先日の第一回ウェブ学会シンポジウムは、仕事の合間に皆さんがtsudaるのをブラウズするくらいしかできなかったのですが、そこで気になるフレーズが飛び込んできました。 NDLの長尾館長の「図書館の強みは信頼性に裏付けられた知の基盤である」というニュアンスの言葉に対して、誰かが「『信頼性』という既得権益を手放さないのね」的なツッコミをtwitterで入れていました。これは、図書館における「知(ナレッジ)」とはどうあるべきなのか?ということをこの3月まで5年に渡って考えること

    これからの知―情報環境は人と知の関わりを変えるか - Traveling Librarianー旅する図書館屋
  • 横浜で聴き、走り、話す - Traveling Librarianー旅する図書館屋

    第11回図書館総合展に休暇を取って行ってきました。 サンメディア主催:セッション:図書館資料を100パーセント有効活用!「OPACを超える瞬間〜図書館の現場から」 仕事に直結するのでコメントは差し控えますが、非常に面白かったです。既知の方が登壇されていたので挨拶したかったのですが、時間が取れなかったのが残念。 Library of the Year 2009 「今後の公共図書館のあり方を示唆する先進的な活動を行なっている、公立図書館に限らず、公開された図書館的活動をしている機関、団体、活動の、 最近の1〜3 年間程度の活動を評価対象期間とする」ということで始まったこのイベントも今年で4回目。 大阪市立図書館・渋沢栄一記念財団実業史研究情報センター・奈良県立図書情報館が優秀賞としてノミネートされた今回は、熱いプレゼンテーションと拮抗した審査の結果、大阪市立図書館が大賞を受賞しました。 事前の

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  • ARGカフェ&新しい図書館研究交流会@仙台 - Traveling Librarianー旅する図書館屋

    6月20日、仙台に行ってたのでご報告。 第三回新しい図書館研究交流会 新しい図書館研究交流会は、前回に引き続いての参加。前回よりは建築目当ての参加者が減った分、少なめ。 会場となったせんだいメディアテーク(SMT)は、川口メディアセブン*1、山口芸術情報センターといった新たな「市民参加型の公共の場」を提供する一連の施設の魁ともなった施設。とは言え、オープンしてはや9年。そろそろ総括、リニューアルの時期に来ているがその狙いは…ということで、ここを三回目の会場としたところに事務局側のそういった意図が出ているような気がします。言い換えれば、「新しいこと」を始めることもさることながら、それを継続し、トップを走り続けるということはどうなのか?ということかと。 さて、内容。ディスカッションはちょっと時間不足・突っ込み不足のところがあってやや残念(望蜀?)なところもありました。が、SMTの佐藤泰さんが、

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  • 自律進化するデータベースとしての図書館!? - Traveling Librarianー旅する図書館屋

    以前告知した「国立国会図書館長=情報工学者・長尾真のシリーズ対談:図書館は視えなくなるか? ―データベースからアーキテクチャへ」第1回、池上高志氏との対談「自律進化するデータベースはつくれるか」(於d-labo、2月12日)に行ってきた。 恥ずかしながら、情報工学も複雑系も全くの門外漢なので、二人のトークセッションにはついていくのがやっとという感じで、その内容もどこまで理解できたいてのかも心もとない、というのが正直なところだ。しかし、耳に残ったキーワードを拾っていくと、オボロゲながら見えてきそうなものもあるかもしれない。馴染みのある「図書館」に引きつけながら自分なりに考えたことを、まとめてみたい(間違っていたらすいません、と今から謝っておきます)。 そもそも、情報工学と複雑系とは何か。トークセッションの中盤、やおら発した池上氏の「センサーに<心>は必要だと思いますか?」という問いかけに、長

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  • 南益行の「観光図書館論」 - Traveling Librarianー旅する図書館屋

    <旅>もしくは<観光>と<図書館>との関わりについて、最近少し話題になっている(「している」といった方が正確か?)。 旅する図書館屋−Traveling LIBRARIAN 「旅人のための図書館を夢想する」(08/12/27) ACADEMIC RESOURCE GUIDE (ARG) - ブログ版 「図書館による観光支援の可能性と実施例(3)−奈良県立図書情報館による観光支援」(09/1/19) しかし、その基礎となるべき「先人へのリスペクト」ができていなかったので、ここで改めて紹介したい。 南益行 「観光図書館論」 『図書館界』 6巻3号, 1954年6月, pp.109-110. 南―彼についての調べは進んでいない。ご存知の方があればご教示頂けると幸い―は、この2ページの小論で、戦後盛んになってきた観光事業における一分野としての「観光図書館(仮称)」について、その果たすべき役割につい

    南益行の「観光図書館論」 - Traveling Librarianー旅する図書館屋
    Guro
    Guro 2009/01/27
    おおお!!! いい知恵が出てきた!
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