安保関連法に反対するママの会は5日午後、JR新宿駅西口で「新宿ジャック」と名づけた街頭演説会を行った。 「私は南スーダンに派遣される自衛官の母親です。もし息子に何かあったら、誰が責任を取ってくれるんですか。命を返してくれますか。お金を払ってチャラですか」 全国から約60人のママ友が集まり、慣れない街宣車でマイクを握ったり、通行人に選挙の投票を呼びかけるチラシを配った。冒頭の平和子さんは北海道千歳市から駆けつけ、安倍首相に向けて書いた手紙を読み上げた。 「裁判では税金が動くだけ。あなた方が自腹を切るわけではない。私はこの活動をするにあたって、息子一家と縁を切りました。息子に恨まれるより、死なれるほうがつらいからです」(平さん) スピーチを見守る母親たちは息をのんだ。 「息子に書いた絶縁状には、《生き抜け。自分のところに来てくれた宝もの。奥さんと子ども2人、この家族を守って天寿をまっ