タレントが活動休止の理由に相次いで公表した「パニック障害」。実は、100人に一人が罹患する身近な病気。受診者は15年で9倍と増加している。強烈な発作を引き起こし、日常生活に常に不安感がつきまとう疾患だが、原因については詳しくは不明。ただし、生活の乱れやストレスが多い人がかかりやすいことが分かっており、現代病とも言われている。回復には、周囲の理解が欠かせないという「パニック障害」。声を上げ始めた患者の姿を追う。
貧血による症状は多様です。典型的には倦怠感、つまり「体がだるい」と感じることですが、重症になれば動悸や息切れが生じます。しかし貧血の程度(血液中のヘモグロビン濃度)と症状の重さが必ずしも一致しないこともあります。むしろ慢性の貧血の場合は倦怠感などの症状に乏しいと言われています。貧血の状態に体が慣れてしまうからでしょう。 興味深いことに、貧血がなくても鉄不足による倦怠感が生じることがあります。2012年に発表されたフランスの研究を紹介します。貧血はないが血清フェリチンの値が低く(=鉄不足)、かなりの倦怠感を感じている18歳から53歳の女性198人をランダムに、鉄の経口投与群(102人)とプラセボ群(96人)に分け、12週間後に質問票によって倦怠感を測定したところ、鉄投与群では47.7%、プラセボ群では28.8%改善しました。統計学的に有意差があります。 通常の臨床において、倦怠感の訴えがあれ
「めんどくさい」の正体を脳科学者に聞く 作成日 2019.07.12 斎藤充博 時短 歯の健康 毎日を豊かに 生活習慣改善 調査 「めんどくさい」という感情はなぜ起こるのか?めんどくさがりなライター・斎藤充博さんが「めんどくさい」のそもそもを脳科学者に取材。30秒で「めんどくさい」が消える方法や、「めんどくさい」が起こるメカニズムを解説。人が人として生きていくためにも「めんどくさい」はあったほうがいい、という結論になりました。 こんにちは。ライターの斎藤充博です。僕は毎日思うのですが…。いろいろなことがめんどくさい。 仕事がめんどくさい。家事がめんどくさい。風呂も歯磨きもめんどくさい。もう、めんどくさいと思うのもめんどくさいです。みなさんもめんどくさくないでしょうか? こんな気持ちをどうしたらいいのか…。
国は65歳以上の高齢者がどのように収入を得て生活しているのか、毎年その実態を調査しています。厚生労働省の「国民生活基礎調査」によりますと、高齢者のみの世帯の1年間の平均所得は、平成29年の調査で退職金などを除いて318万円でした。 ▽公的年金は211万円で平均所得の66%、 ▽働いて得た所得は70万円で22%、 ▽仕送りなどが17万円で5%と、公的年金以外も生活の糧となっていることがわかります。 所得のすべてが公的年金だという世帯は全体の52%と半数余りとなっています。 一方、サラリーマンなどが加入する厚生年金の額は年々減少が続いています。 厚生年金の月額の平均は、平成19年度では16万1059円でしたが、平成29年度では14万7051円と1万円余り低くなりました。 都内の警備会社に勤める小山禎二さん(62)は51歳の時に今の会社に就職し、一日およそ8時間で週6日働いています。 手取りは月
無敵の人は男、という風潮がありそうなので先に書いておく。女の体は持ったが、乳も子宮もいらないと思っている人間だ。必要な方にあげたいと常に思う。 そして社会の底辺に位置している。体はまあまあ動くが、寝たきりの日も多い。 まず、数々の「無敵の人」呼ばわりされている加害者が犯した罪を擁護するつもりはないのをはっきりさせておきたい。 特に今回の件は、絶対に反撃出来ないであろう小学校女子生徒を狙ったものである。同情の余地もない。 誰であれ他者を加害するのは卑劣で許し難いという考えである、だが……という前提で読んでいただけるとありがたい。 犯人が死んでしまい、これから捜査や目的、細かな事情が出てくるかと思うが、様々な意見を読んで、皆「自分に都合のいいストーリー」を作って読み解いていることに愕然とした。 子供やベビーカーに対するヘイトクライムと繋がっている。女をあてがわれなかったインセル。そういう見方も
わが国では、年間孤独死3万人、1000万人が孤立状態にある──。 自著『超孤独死社会特殊清掃現場をたどる』(毎日新聞出版)の取材において数々の特殊清掃現場を取材したが、とくに、高齢者と違って地域による見守りなどがない60代以下の現役世代の孤独死は深刻だ。 孤独死の8割はセルフネグレクト(自己放任)だと言われている。ゴミ屋敷に代表されるような、自分で自分の首をジワジワと絞めていく、いわば自らを殺すような緩やかな自殺行為だ。 ある40代女性の悲しき孤独死 今回は、ある40代女性の孤独死の一例をご紹介したい。 八王子市の一軒家に住む40代の牧田さゆりさん(仮名)は、孤独死して3カ月以上も発見されなかった。 さゆりさんは両親が亡くなった後、実家で独り暮らし。東方神起の熱狂的なファンで、ポスターが壁の隅々まで飾られていた。部屋のいたるところに、CDやDVDなどの東方神起のグッズがみっちりと詰まった段
与党と日本維新の会が合意する見通しになった働き方改革関連法案の「高度プロフェッショナル制度(高プロ)」をめぐる修正内容について、立憲民主党の枝野幸男代表は19日、「現行の条文でも当然の前提で、まったく意味がない。実質的な修正ではない」と批判した。維新などの賛成を得て衆院通過をめざす与党に対し、立憲などは「修正で強行採決の批判を薄めたい思惑が透けて見える」と反発している。 修正が検討されているのは、年収の高い専門職を労働時間規制から外す「高プロ」を適用された人が、本人の意思で撤回できる規定の新設。立憲などは高プロを法案から削除するよう求めている。 共産党の志位和夫委員長も同日、修正内容について「過労死容認のレベルまで残業を認めるという基本は変わらない。長時間労働を止められないからこそ労働法制があり、本人の意思に責任を負わせるというのは根本が違う」と批判した。 立憲など野党はカジノを含む統合型
オオアリクイみたいなタイトルになってしまった。 今まであまり公言していなかったのですが、ちょうど1年ほど前から心療内科で薬を貰うようになって、生活が大きく変わるという体験をしたので、同じような症状で悩んでいる人のためにも、そのへんの話を書きたいと思います。 注意事項 これはあくまで個人的な体験談であり、通院や投薬の効果を保証したりするものではありません。 薬の効果にはかなり個人差や相性があり、副作用もあるため、必ずしも薬を貰う事で症状が改善するというわけでない無いようですので、「そういうケースもあるのだ」という一例としてお読みください。 性格だと思っていた症状 ぼくは苦手な事がたくさんあって、とにかく怖がりだったり自意識過剰だったりする。 分かりやすいものだと、人に何か言われたり起こられたりすると過剰にショックを受けてしまうというのがある。 特に上司や先生など目上の人の事をとても怖く思って
「働きすぎはあなたの命を削っています」。千葉大学一川誠教授はそう警告する。「振られる仕事は避けられない」とあきらめてはいけない。時間の使い方を変えれば、働き方は劇的に変わる。自分の命を守りながら、キャリアを切り拓く方法とは――。 時間と人間の心理や行動の関係を研究する「時間学」の権威で、千葉大学文学部教授の一川誠氏はこう警告する。 「仕事が終わらない人にも、仕事が好きで仕方がない人にも『働きすぎはあなたの命を削っています』と警告しています」 「短気で負けず嫌い、成功意欲が強く、常に時間に追われているような人を心理学では“タイプA”といいますが、心筋梗塞や突然死のリスクが高まります。一番の原因は残業など、仕事の詰め込みすぎによる生活リズムの乱れです」 一方、『トップ1%に上り詰めたいなら、20代は“残業”するな』の著書がある企業コンサルタントの山口周氏は、「大学を卒業後、広告代理店の電通に入
4年前に過労死したNHK記者、佐戸(さど)未和(みわ)さん(当時31)の母、佐戸恵美子さん(68)が8日、厚生労働省が主催する「過労死等防止対策推進シンポジウム」に登壇して講演した。発言内容(全文)は次の通り。 ◇ 佐戸未和の母、恵美子でございます。手元の原稿を読ませていただきます。 2013年7月25日午後2時半、当時駐在していたブラジルのサンパウロで、私たち夫婦は長女未和の悲報を受けました。娘の職場の上司の方から、主人の携帯に「未和さんが亡くなられた」と。状況も死因も皆目わからず、半狂乱になった私は主人に引きずられるようにしてその日の最短便に乗り、2日後に帰国。死後4日目の変わり果てた娘と対面しました。 夏場で遺体の損傷が激しいため、翌々日に葬儀を出し、私は放心状態のまま家にこもり、毎日毎日、娘の遺骨を抱きながら娘の後を追って死ぬことばかりを考えていました。人生の道半ばに達することもな
不正融資などのずさんな経営実態が明らかになった、格安旅行会社の「てるみくらぶ」。旅行を申し込んだ客の多くは返金の見通しが立たず、怒りの声を上げている。 「全額返金しろ」「うそ泣きするな」。今月6日、東京都港区で開かれた債権者集会。壇上で謝罪を繰り返す山田社長に、債権者は怒声を浴びせた。「今回の出来事でうつ病になり、人生がめちゃくちゃになった」と訴える人も。山田社長はうつむき加減で多くを語らず、破産管財人による財務状況の説明が淡々と続いた。 新婚旅行を計画していた茨城県古河市の男性会社員(41)は3月22日、周囲に「格安だし安心」と勧められ、6日間のハワイ旅行を予約した。航空券はビジネスクラス、ホテルは五つ星。妻との思い出作りを心待ちにしていたという。 まもなく同社から「数日中に振り込まないと予約が取り消される」というメールが届いた。違和感を覚えながら入金した次の日、ニュースで経営破綻を知っ
「働き方改革」は、いまや国を挙げて取り組むべき日本の最重要課題の一つとなった。多くの企業でも、残業削減や業務の効率化を推進する動きが目立っている。だがその動きから取り残されているのが、他でもない営業職だ。 「お客さまは神さまである」という顧客至上主義が根強い日本では、「クライアントから急な依頼を受けたら、残業や休日出勤をしてでも対応しなくてはいけない」と考える営業が多く、それが過剰なオーバーワークや非効率な働き方に繋がっている。 日本のIT企業でいち早く働き方改革に取り組んできたサイボウズ株式会社代表の青野慶久氏は「母数の多い営業職の働き方が変われば、日本社会全体が変わっていく。そして営業の働き方は、絶対に変えることができる」と語る。果たして本当に、日本の顧客至上主義を打ち破ることは可能なのか。その疑問をストレートにぶつけてみた。 サイボウズ株式会社 代表取締役社長 青野慶久氏 1971年
全国に1万9887店を展開し、コンビニエンスストアという業態を日本に根付かせた最大手、セブン-イレブン・ジャパン。古屋一樹社長に加盟店に対する支援策についての考え方や、24時間営業、今後の出店計画などについて聞いた。 古屋一樹(ふるや・かずき)氏 1982年セブン-イレブン・ジャパン入社。店舗運営部門を長く担当し、2000年取締役、16年5月に社長就任。67歳。(撮影:的野弘路) 人手不足など、コンビニ業界の「いま」をどう分析していますか。 古屋一樹社長(以下、古屋):セブンイレブンの看板を掲げれば自動的にお客さんが来てくれるような時代は、もう終わったと考えています。本当に良い店を作らない限り、もうお客は来てくれません。そのためにもチェーン本部と加盟店には、これまで以上の一体感が求められています。とても大事な時期に入ってきたと認識しています。 マラソンと一緒ですよね。マラソンって序盤はみん
1カ月の残業が100時間、2~6カ月の平均で80時間――。長時間労働で倒れた人が労災にあたるかどうかを判断する目安、いわゆる「過労死ライン」だ。政府はこの基準に基づいて、残業時間に罰則つきの上限規制を導入する方針だが、実際はもっと短い残業時間でも過労死は起きている。遺族らは「残業の上限は過労死ラインを大幅に下回る時間に設定するべきだ」と訴えている。 「お父さんが起きないよ!」。2011年9月の朝、愛知県安城市の三輪香織さん(40)は、小学校と幼稚園に通う子ども2人が、夫の敏博さんの様子がおかしいと叫ぶのを聞いた。寝室に駆けつけると、眠ったように静かな表情で亡くなっていた。当時37歳。心臓の病気による突然死だった。 「夫は車に人生を費やしてきた人でした」と香織さん。トヨタ自動車系列の関連会社「テー・エス・シー」(本社・横浜市)に勤務し、愛知県内の工場で救急車に設置する防振ベッドの組み立てなど
日本中のクライアントが「自分たちもよその会社の若い人を殺してしまうことがあるかもしれない」と思えるかどうかだ。
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