[東京 3日 ロイター] トヨタ自動車7203.Tのグループ会社の業績が急速に悪化している。グループ9社が3日発表した2008年4─12月期の連結営業損益は各社とも黒字を確保したものの、09年1─3月期は全社が営業赤字に転落する。 通期でも4社が赤字を見込んでおり、世界的な自動車不況による完成車メーカーの減産拡大の影響をまともに受ける格好となった。 9社中7社が3日に営業損益見通しを下方修正した。このうちデンソー6902.Tは380億円の黒字から620億円の赤字に引き下げた。昨年末に下方修正したばかりだが、1月以降に完成車メーカーが減産を加速させていることを織り込んだ。09年1─3月期は1471億円の大幅な営業赤字になる見込みだ。 デンソーはトヨタ系列にもかかわらず、トヨタ自動車との取り引きは売上高の5割にとどまり、比較的バランスの良い収益基盤をもっている。しかし昨年9月のリーマン・ショッ