工業機械部品の製造・販売を手がけるミスミグループ本社は23日、三枝匡会長(69)が会長職と最高経営責任者(CEO)を退き、大野龍隆社長(49)がCEOを兼任する人事を固めた。コマツなどの経営改革に携わった三枝氏は2002年にミスミ社長に就任。事業分野の拡大や人材育成など構造改革をけん引した。6月中旬に開催する株主総会と取締役会を経て正式決定する。三枝氏が進めた改革に一定のめどがたったとみて、C
前回、完全実力主義を原則に後継社長を社内から選抜しようとする創業者の話に関して投稿しました(完全実力主義で後継社長を選ぶドン・キホーテとグローバルダイニング)。今度は後継者を社外から招くことを決意した創業社長のケースを紹介します。 営業マンを使わずにカタログで受注するユニークな機械部品の専門商社がミスミです。ミスミのもう1つの特徴は、徹底した新規事業重視戦略にありました。しかし、ITバブル崩壊の影響を受けて、その戦略に限界があることも徐々に明らかになってきました。 この事業環境の変化に最も危機感を抱いたのが、当時社長であった創業者の田口弘氏(現相談役)です。田口氏は自らの経営手法の限界を悟ると、社外から後継社長を招く決断をしました。田口氏が選んだのが、経営コンサルタントの三枝匡氏です。 情報源は、『さらば「持たざる経営」』(日経ビジネス 2005年8月22日号 64-67ページ)です。 三
と き :2009年1月20日 会 場 :東京理科大学 森戸記念館 ご講演 :コマツ 取締役 専務執行役員 産機事業統括本部長 鈴木康夫 氏 コーディネーター:LCA大学院大学 副学長 森谷正規氏 2008年度後期「21世紀フォーラム」の第5回は、「コマツの原点 撤退目前であった産機事業復活の道程」というテーマで、コマツの鈴木康夫取締役専務執行役員、産機事業統括本部長にお話しいただいた。 コマツといえば世界に冠たる建設機械メーカーであるが、かつては大型プレスなどの産業機械が中心であった。いまでは、建設機械の急速な伸びで、産業機械は主力部門ではなくなっているが、大型プレスは世界で3社の中の1社であり、堅実なビジネスを続けている。ただし、大型プレスは自動車メーカーが主たる顧客であるが、設備投資の時期には大量の受注ができるものの、繁閑の差が大きいという問題がある。そこで、1970年代に中小型
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