[台北 19日 ロイター] 米調査会社アイサプリは18日、2008年の中国半導体メーカーの売上高が前年比6.7%増の817億ドルになるとの見通しを示した。携帯電話、その他ハイテク家電の国内販売増加が寄与するという。 同社によると、ファブレスと呼ばれる自前の工場を持たない集積回路(IC)メーカーが特に好調で、08年の売上高は35億ドルと07年の31億ドルから12.3%増加する見通し。 ファブレスIC業界の好調見通しについて、アイサプリのアナリスト、ビンセント・グー氏は、輸出よりも国内での販売が押し上げていると指摘。北京五輪で第3世代(3G)携帯電話の新モデル投入が相次ぎ、携帯電話関連のIC売り上げを後押ししたとしている。