<携帯電話iPhone 3Gが起爆剤> 画面上を指で押したり、なぞったりして、電子機器が操作できる「タッチパネル」。カーナビや携帯電話、携帯音楽プレーヤー、また銀行のATMなどはその代表例で、7月11日に発売されたアップルの携帯電話「iPhone(アイフォーン)3G」は世間に一つの衝撃を与えたことは記憶に新しい。タッチパネルの使い勝手の良さが売り物で、ボタンスペースが不要となったことから大画面を可能にし、視力の弱くなった高齢者にも優しい、新しいタイプの携帯電話である。 国内のメーカーにおいても、任天堂<7974>が発売している携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」は、タッチパネルを採用しており、今年はあらゆる電子機器や家電分野にタッチパネルが広がる、一つのエポックメイキングな年になるのではないかと考えられる。実際、2008年の世界のタッチパネル出荷額は2007年の約12億ドルから倍増する見通しで