―4月から中期経営計画の最終年度に入りました。 「重点分野が順調に進んでいて、情報通信技術(ICT)で工事全般を支援する『スマートコンストラクション(スマコン)』が国内で普及してきている。建設現場の安全性や生産効率を高めるために、取り組むべき課題がまだまだ残っている。さらに米国や欧州、豪州でもスマコンを実証しているところだ」 ―無人ダンプトラックの運行システム(AHS)への需要が高まってきました。 「AHSは証明された技術として鉱山の採掘現場に受け入れられている。鉱山のオーナーは豊富な資金力で決めた投資は実行する。ただ、鉱物資源の市況も回復しつつあるが、慎重な見方は崩していない」 ―鉱山機械子会社の米コマツマイニング(KMC)との連携も進めています。 「経理や財務を統合し、共同調達もある程度増やせる。生産面でもKMCとコマツが持つ良さを組み合わせていく。鉱山機械の需要のアップダウンに対応す