国会での野党の質問時間削減をめぐり、自民党の吉田博美・参院幹事長は7日の党役員連絡会で、安倍晋三首相側近の萩生田光一幹事長代行を名指しし、「総理がこう言っていると、言わない方がいい」と首相の発言を紹介しないよう苦言を呈した。出席者によると、萩生田氏は黙って聞いていたという。 吉田氏が指摘したのは、衆院選直後の10月27日の萩生田氏の対応のこと。萩生田氏は、質問時間をめぐる首相の発言について「これだけの民意を頂いた。我々の発言内容にも国民が注目しているので、機会をきちんと確保していこう」と記者団に明かした。 吉田氏は役員連絡会で「時間配分は国会で決めること。総理が独断専行しているように思われる。閣僚や党役員は言動に気をつけなければならない」とも述べたという。 また、7日の総務会では、森山裕・国会対策委員長が、質問時間に関する党の試算を紹介。今年の通常国会の衆院予算委員会の配分時間を所属する与