海外大手金融機関が、富裕層向け社会貢献型金融商品を拡充しています。「インパクト・インベストメント」と呼ばれる、投資収益だけでなく社会的なインパクトの創出も目的とする投融資行動に対応する商品です。少子高齢化、格差拡大、政府の財政悪化という状況のなか、インパクト・インベストメントは、民間の資金を使った社会課題解決の新たな処方箋として期待されています。 海外大手金融機関は、2011年頃から、外部のインパクト・インベストメント・ファンドに投資し始めるなど、取り組み始めてきました。それが、ここ1、2年、これら金融機関が自らファンドを設立し始めています。その主な例として、2013年のゴールドマン・サックスによるSocial Impact Fund設立、同年のUBSによるImpact Investing SME Focus Fund設立、2014年のモルガン・スタンレーによるインパクト・インベストメント
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