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ブックマーク / jyunku.hatenablog.com (5)

  • 明治41年京都御苑内の京都府立図書館で法学を勉強する若者がいた - 神保町系オタオタ日記

    京都府立図書館は明治31年6月京都御苑内の博覧会協会東館を借り受け、開設された。その後、明治42年4月に現在地の岡崎に移転して開館したので、今年で岡崎開館110周年ということになる。そのため、2月24日(日)まで同図書館で記念展示「京都府立図書館 岡崎110年」を開催中。展示物には武田五一設計と思われる家具、第4代館長湯浅吉郎や福澤諭吉の色紙などがあるが、特に目を引いたのは「半開架式書棚」であった。閲覧希望者が網目の外側から指での背表紙を押して、職員に希望するを伝える方式の書棚である。実物は初めて見た。図書館関係者に限らず好きの人は是非行かれたい。 さて、ここに明治41年6月から42年1月までの日記が書かれた和がある。所有者名は書かれていないが、記載内容から京都税務監督局に属として勤めていた若者で、氏名や住所も特定できた。『中学世界』を愛読するこの青年は、文官高等試験を受験する予定

    明治41年京都御苑内の京都府立図書館で法学を勉強する若者がいた - 神保町系オタオタ日記
    archivist_kyoto
    archivist_kyoto 2019/02/21
    ありがたし
  • 京都書籍雑誌商組合立昭和図書館 - 神保町系オタオタ日記

    これは先行研究がありそうだが、とりあえず情報提供。『京都書肆変遷史』(京都府書店商業組合、1994年11月)の「組合史年表(明治二十三年〜昭和二十年)」によると、 大正13年2月 定期総会に於いて、東宮殿下御成婚を記念として、記念図書館を建設することに決定。 14年7月 記念図書館建設費募る。組合員より、八百弐拾弐口(十月二十現在)。 昭和2年10月18日 記念図書館建設委員会発足。 3年4月27日 中京区御池通河原町東入ル買収地にて地鎮祭を行う(記念図書館)。 11月3日 昭和図書館と命名して、竣工、同時に建設委員[会]解散、改め図書館理事五名、監事三名を選任した。さらに評議員三〇名推薦決定。 11月4日 当組合事務所も古書組合と共に同館二階に移転した。 4年5月23日 臨時総会にて、昭和図書館定款および同図書館役員の選挙。館長東枝吉兵衛、司書七里朝三。 11年3月23日 昭和図書館経営

    京都書籍雑誌商組合立昭和図書館 - 神保町系オタオタ日記
    archivist_kyoto
    archivist_kyoto 2017/10/07
    “京都書籍雑誌商組合立昭和図書館 ”この組合、当館に二宮金次郎像を寄贈いただいてます
  • 戦前の京都書籍雑誌商組合を牛耳った阿波グループの栄枯盛衰 - 神保町系オタオタ日記

    『京都書肆変遷史』(京都府書店商業組合、平成6年11月)は800頁弱もある大部なだが、2588軒の書店の概要を記した「書店小史」の中に見開き2頁(184・185頁)の異質な箇所がある。タイトルは「木村一族(美馬郡半田町)の系図(阿波グループ)」。阿波グループとは何か。戦前の一時期、京都書籍雑誌商組合を仕切った阿波出身者のグループである。総帥とされる進文堂の解説を要約すると、 創業者:木村徳太郎 創業年:明治43、44年頃 創業地:上京区丸太町通橋詰北側 徳太郎は、徳島半田町で代々続いた藍問屋の5代目。 まず古の夜店より始め、やがて大学に近い丸太町通を選び橋詰北側に開店。学術書の古、献を主として扱い、教員、学生達の人気を呼び発展。その後同郷より縁故を頼って入洛した者達の書店開業に便宜を図った。言わば阿波グループの総裁で中心的存在。 大正10年から昭和5年まで組合の幹事、会計、副組長、

  • 考古学者森浩一の父森於莵次郎 - 神保町系オタオタ日記

    森浩一『わが青春の考古学』(新潮文庫、平成14年10月)に小学校時代の話として、 父は当時、高島屋の図案部長をしていた。今日流にいうとデザイナーである。そのため画家たちとのつきあいも多く、普通の家庭よりは書物が多かった。 この父だが、昭和13年の『大衆人事録』にある森立二だろうか。 森立二 高島屋(株)大阪支店副支配人 住吉区千体寺町一〇 立二は、これまで読んできた日記の中に登場していたかもしれない人物だが、覚えがない。今後、留意しておこう。 追記:巻末の年譜に、父於莵次郎、母雄子とあり、立二は無関係なので、タイトルを訂正した。なお、父方の叔母の娘(従兄妹)は、須賀敦子。

    考古学者森浩一の父森於莵次郎 - 神保町系オタオタ日記
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    archivist_kyoto 2013/08/11
    僕は森先生の個展でお父さんのデザインした満洲国旗を見たことがあるような QT @jyunku: 考古学者森浩一の父森於莵次郎 - 神保町系オタオタ日記 (id:jyunku)
  • オタどん編著『簡約大日本図書館先賢事典 未定稿』 - 神保町系オタオタ日記

    『文献継承』15号(金沢文圃閣、2009年10月)の「長土塀の机上より」によると、石井敦編著『簡約日図書館先賢事典』を発展させた『日図書館関係人物事典(仮称)』という企画が、石井の生前にあったらしい。実作業はまだまだこれからで、どのように石井の遺志を継承していけばよいのだろうとあった。石井先生の事典に敬意を表し、私の過去の記事から、オタどん版『簡約大日図書館先賢事典 未定稿』を作ってみた。「先賢」ではないような図書館員も混じっているが、ご容赦を。 青木實 「満鉄図書館員と内山若枝」 朝倉無声 「帝国図書館司書としての朝倉無声」、「帝国図書館員朝倉無声の図書破壊疑惑(その1)」、「帝国図書館員朝倉無声の図書破壊疑惑(その2)」、「帝国図書館員朝倉無声の図書破壊疑惑(その3)」、 「『見世物研究 姉妹篇』を読む」、「帝国図書館員朝倉無声の図書破壊疑惑(その4)」、「帝国図書館員朝倉無声、

    オタどん編著『簡約大日本図書館先賢事典 未定稿』 - 神保町系オタオタ日記
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