将棋の第37期竜王戦1組ランキング戦決勝が22日、東京将棋会館で指され、先手の山崎隆之八段が佐藤康光九段に113手で勝利し、1組初優勝を決めた。両者ともにすでに決勝トーナメント進出を決めている。 山崎は「本戦出場がかなえられたのはほっとしたというか、すごいうれしい気持ちです」と喜び、1組優勝により決勝トーナメントで”スーパーシード“枠を得たことについては「チャンスを生かせるように頑張りたい」と意気込んだ。 今年度7連勝中で負けなし。6月からは棋聖に挑戦することが決まっており、絶好調である山崎は「自分でも不思議ではあるのですが、前より粘り強く指せてるところもあるのかな。運の良さもかみ合って、たまたま結果が出ている」と自身を分析した。 一方、ランキング戦では永瀬拓矢九段、広瀬章人九段、伊藤匠七段と強敵を撃破し、1組決勝にたどり着いていた佐藤だが、決勝トーナメントへの意気込みを聞かれると、「ちょ