土曜日の夜は一切予定が入れられない。 白熱の戦いが毎週繰り広げられている将棋の「ABEMAトーナメント」。6月5日は予選のCリーグ、チーム羽生対チーム木村が行われた。、この結果、この2チームにチーム豊島を合わせた3チームが、勝敗、得失点差まで完全に並ぶという劇的な展開が待ち受けていた。最後はリーダー3人によるプレーオフが繰り広げられ、決着が付いたのは日付も変わった翌0時すぎであった。翌日(というか当日)には、藤井棋聖と渡辺名人の棋聖戦があり、朝早くから中継があるというのに、この深夜までの激闘が寝かせてくれない。まったく、大事な日の前日になんてものを見せてくれるのか。 劇的な展開にも魅了されたが、この日の決着局、羽生善治九段と佐々木勇気七段の将棋はその内容も抜群に素晴らしかった。このABEMAトーナメントは、「持ち時間5分+1手につき5秒加算」という超早指し(フィッシャールール)のもとで行わ
*前回の記事:予選Cリーグ3回戦・チーム康光VSチーム木村 事前特集 予選突破の残り1枠を懸けた、Cリーグの第3試合。チーム康光「Legend」は1ポイント、チーム木村「酔象」はマイナス2ポイントで迎えた。 オーダーは下記の通りで、ともにチーム糸谷戦からガラッと変えている。チーム康光は予想通りだったようだが、控室に戻った木村は「ずいぶん外れたよね」と意表を突かれたようだ。 行方VS森内戦前の木村控室 先鋒 森内俊之九段-行方尚史九段 中堅 佐藤康光九段-野月浩貴八段 大将 谷川浩司九段-木村一基王位 【先鋒戦】森内俊之九段VS行方尚史九段 先鋒戦 行方尚史九段VS森内俊之九段 森内と行方は何十年も練習将棋を指しており、互いに手の内は知り尽くしている。第1局は森内の先手で相矢倉になり、受けに回った森内が勝った。第2局も相矢倉から行方の攻め、森内の受けの構図になる。 【第1図は▲4四金まで】
*前回の記事:予選Cリーグ2回戦・チーム木村VSチーム糸谷 事前特集 Cリーグのチーム木村「酔象」とチーム糸谷「フォーカス+1」の対戦。「酔象」のチーム名は行方九段の発案で、由来については「このメンバーならお酒を絡めた名前で。醉象は中将棋などでいちばん強い駒なので」とのことだ。 オーダーは以下の通り。チーム糸谷は対チーム康光戦から大幅に変えた。チーム木村はリーダーが先鋒に登場。木村は「チームの士気にかかわる大事な一局になるので、できれば勝ちたい」と気合十分だった。 先鋒 木村一基王位-高見泰地七段 中堅 行方尚史九段-糸谷哲郎八段 大将 野月浩貴八段-都成竜馬六段 【先鋒戦】木村王位VS高見七段 第1局は木村の先手から相掛かり。高見は2年前まで後手で横歩取りを主軸にしていたため、相掛かりの経験は少ない。じっくりした駒組みから高見が端攻めで動き、受けの木村が強く反発した。 【第1図は△6三飛
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く