将棋の八大タイトルの1つ「叡王戦」五番勝負の第3局が名古屋市で行われ、挑戦者の伊藤匠七段が藤井聡太八冠に勝ち、初めてのタイトル獲得に王手をかけました。一方、藤井八冠は1勝2敗となりタイトル独占の維持にあとがない状況になりました。 4連覇を目指す藤井八冠に同い年の伊藤七段が挑む「叡王戦」五番勝負は、2日、名古屋市のホテルで第3局が行われ、藤井八冠の先手で午前9時に始まりました。 対局は、終盤、両者とも持ち時間を使い切って、1手を60秒未満で指す「1分将棋」となる中、伊藤七段が次第に優勢に持ち込む展開となり、午後6時43分、146手で藤井八冠を投了に追い込みました。 これで2勝1敗として、自身初のタイトル獲得に王手をかけた伊藤七段は、対局のあと「負けそうな気がしていましたが、1分将棋になってからこちらにも勝つ手段がありそうな気もしていました。課題が残る内容だったので、しっかりと振り返って第4局
将棋の八大タイトルの1つ「叡王戦」の第2局が名古屋市で行われ、挑戦者の菅井竜也八段(31)が藤井聡太六冠(20)に勝ち、1勝1敗の五分に戻しました。 「叡王戦」五番勝負は、タイトルを持つ藤井六冠に菅井八段が挑み、初戦は藤井六冠が勝利して、続く第2局が23日名古屋市のホテルで行われました。 対局は、先手の菅井八段が序盤に飛車を横に移動させる得意の「振り飛車」を見せ、その後は互いに「穴熊」戦法で守りを固める展開となりました。 藤井六冠が先に持ち時間を使い切り、1手を60秒未満で指す「1分将棋」となる中、菅井八段が徐々にリードを広げ、午後6時前、115手までで藤井六冠が投了し、1勝1敗の五分に戻しました。 「叡王戦」第3局は、来月6日に名古屋市で行われ、勝った棋士がタイトルに王手をかけることになります。
藤井聡太叡王(竜王・王位・棋王・王将・棋聖=20)が菅井竜也八段(30)の挑戦を受ける、将棋の第8期叡王戦5番勝負第1局が11日、東京都千代田区「江戸総鎮守 神田明神」で行われる。 タイトル戦14戦目にして、初めて振り飛車党を迎えての頂上対決となる。決戦前日の10日、両対局者は現地入りして成功祈願や検分などの行事をこなした後、会見に応じた。 ◇ ◇ ◇ 名人戦開幕局を6日に制したばかりの藤井が、かけ持ちする叡王戦の防衛戦で初の振り飛車党を迎え撃つ。「鋭い攻めと力強い受けを兼ね備えている。将棋にストイックな方」と、挑戦者を評した。 対局の間隔が詰まった方がいいタイプ。日程的な問題はない。ただ、「これまでの内容とは大きく変わってくると思います。振り飛車の経験の少なさは懸念材料ですが、ここに向けて調整してきたので、感覚をつかんでいければ」と話した。 対振り飛車戦は昨年9月、棋王戦挑戦
将棋の藤井聡太二冠が史上最年少での「三冠」をかけて挑んだ「叡王戦」五番勝負の第4局でタイトルを持つ豊島将之二冠が勝って2勝2敗の五分に持ち込みました。 勝負の行方は9月の最終局へともつれ込みました。 将棋の八大タイトルの1つ、「叡王戦」の五番勝負は、「叡王」と「竜王」のタイトルを持つ豊島二冠(31)に、「王位」と「棋聖」を持つ藤井二冠(19)が挑み、ここまで藤井二冠が2勝1敗として、タイトル獲得に王手をかけていました。 22日、名古屋市のホテルで行われた第4局では、終盤、先手の豊島二冠が厳しい攻めを的確に受けて反撃に転じ、午後5時40分、91手までで藤井二冠を投了に追い込んで、2勝2敗の五分に持ち込みました。 これで勝負の行方は、最終局にもつれ込むことになり、▽藤井二冠が勝って「叡王」のタイトルを奪えば、これまでの記録を28年ぶりに塗り替えて史上最年少での三冠となる一方、▽豊島二冠が勝てば
日本将棋連盟と洋菓子・食品大手「不二家」は29日、都内で会見し、8大タイトル戦のひとつ「叡王戦」を来期の第6期から共同主催すると発表した。 会見場にも駆け付けた女の子キャラクター「ペコちゃん」で抜群の知名度を誇る不二家だけに、将棋界に新風を吹かせる棋戦運営が期待される。 竜王戦、名人戦に次ぐ序列3位のタイトル戦として18年に新設された叡王戦だが、主催者の動画配信サービス大手「ドワンゴ」が今期限りで撤退することが今月発表されたばかりだった。 タイトル戦としての新しい序列は6位。棋戦としての実施方式は四段から九段までの段位別予選を行い、予選突破者による本戦トーナメントの優勝者が挑戦者として叡王との持ち時間各4時間の5番勝負に臨む。今期までは持ち時間変動制の7番勝負だったが、来期から変更される。対局中の盤側に「不二家お菓子ボックス(仮)」を設置する予定だ。 31日には、藤井聡太2冠(18)=王位
藤井聡太叡王と挑戦者伊藤匠七段が 叡王を賭けて五番勝負を行います。 先に3勝した棋士が叡王となります。 (タイトルは2024年4月現在)
永瀬叡王の期待を裏切らない決断に人々のテンションは爆上がり 一方、永瀬拓矢叡王の期待を裏切らない決断に観戦している人々のテンションは爆上がりだ。それは控室の関係者も同様であった。 「千日手筋に入ってから消費時間1分しかないよ!」 印刷された棋譜用紙を見ながらスタッフが驚く。 「もう(千日手するって)決めてたんじゃん」 「好きだからやったんでしょ」 「指し足りなかったのかなあ……」 呆れのような、尊敬のような、畏怖ともいえる感情のこもったやり取り。でもまあみんなやると思ってたよね。永瀬叡王だし。 千日手局の検討を行う青野九段 指し直し局は角換わりの進行。前局と違って早繰り銀ではないようだ。角換わりはいまもっとも指されている戦法だが、交換した角の打ち込みに常に気を配らなくてはならないため、繊細で深い研究を要求される。しかし、2人の指し手はとても速かった。 「永瀬叡王だからでしょ」と我々は受け入
プロ将棋棋士の渡辺明三冠(棋王、王将、棋聖)が、4月17日の自身のブログで、コロナウイルスの感染拡大や、全国規模での外出・移動の自粛要請で苦境に立たされている宿泊施設を支援するウェブサイト、「種プロジェクト」を紹介しながら、「今まで将棋でお世話になった全ての人、土地、宿に支援することは出来ませんが、何かできること、は考えていきたいと思います」と思いを寄せている。 将棋界には現在、名人、竜王、王将など八大タイトル(称号)があり、タイトル戦の多くが、旅館を中心に全国各地の宿泊施設で打たれている。元湯陣屋(神奈川県)、常盤ホテル(山梨県)、ほほえみの宿滝の湯(山形県)などは、タイトル戦が戦われる常連宿になっている。 種プロジェクトで将来の宿泊費を前払い ブログで渡辺三冠は、「このような状況だと観光地、宿は本当に厳しいと思いますが、5月に叡王戦が予定されている新潟・嵐渓荘さんも(種プロジェクトへの
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