新日本プロレスはオカダ・カズチカの退団を受けて、20日から始まったシリーズ「THE NEW BEGINNING」の対戦カードの一部を変更、来月11日にエディオンアリーナ大阪にてオカダ・カズチカと棚橋弘至のスペシャルシングルマッチを発表した。初対決から14年間、多くのファンを興奮させてきた新日本プロレスの黄金カードは、これまでどんな歴史を辿ってきたのか?最後の対戦の前に改めて、この一戦の歴史と意味合いを紹介したい。 最大の衝撃は初挑戦での戴冠両者の対戦で、プロレスファンが最も記憶しているのは何と言っても、オカダが最初に棚橋に勝利した試合だろう。2012年当時、IWGP王者として11度も防衛してきた棚橋が、海外修行から戻ってきたばかりのオカダに敗れるという結末は、まったく予想できなかったからだ。初挑戦での戴冠。オカダはこの一戦を機にカネの雨を降らせる“レインメーカー”としてのキャラクターを定着