将棋の八大タイトルの1つ「叡王戦」五番勝負の第3局が名古屋市で行われ、挑戦者の伊藤匠七段が藤井聡太八冠に勝ち、初めてのタイトル獲得に王手をかけました。一方、藤井八冠は1勝2敗となりタイトル独占の維持にあとがない状況になりました。 4連覇を目指す藤井八冠に同い年の伊藤七段が挑む「叡王戦」五番勝負は、2日、名古屋市のホテルで第3局が行われ、藤井八冠の先手で午前9時に始まりました。 対局は、終盤、両者とも持ち時間を使い切って、1手を60秒未満で指す「1分将棋」となる中、伊藤七段が次第に優勢に持ち込む展開となり、午後6時43分、146手で藤井八冠を投了に追い込みました。 これで2勝1敗として、自身初のタイトル獲得に王手をかけた伊藤七段は、対局のあと「負けそうな気がしていましたが、1分将棋になってからこちらにも勝つ手段がありそうな気もしていました。課題が残る内容だったので、しっかりと振り返って第4局
将棋の八大タイトルの最高峰、「竜王戦」七番勝負の第4局が北海道で行われ、タイトルを持つ藤井聡太八冠(21)が、挑戦者の伊藤匠七段(21)に勝って4勝0敗とし、「竜王戦」3連覇で今年度4つ目のタイトル防衛を果たしました。 「竜王戦」七番勝負は、ここまで藤井八冠が3連勝とタイトル防衛まであと1勝に迫っていました。 第4局は10日に北海道小樽市で始まり、2日目の11日は後手の伊藤七段が前日の対局終了時に次の1手を書いた「封じ手」から再開し、伊藤七段が大駒の「飛車」を取ります。 しかし、その後伊藤七段はおよそ2時間半の長考を挟むなど持ち時間を減らす一方で、藤井八冠は相手の攻撃を的確に受けとめて持ち駒を増やし、形勢を有利にします。 粘る伊藤七段でしたが、藤井八冠が「と金」や「馬」などで追い詰めると、午後5時32分、129手までで投了しました。 この結果、藤井八冠が4勝0敗で七番勝負を制して「竜王戦」
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