「帰国前のPCR検査が陰性になってよかった」――。 8月16日、夫婦で旅行先のドバイから帰国した30代女性は安堵の表情を浮かべた。検査は看護師がホテルを訪問して行うサービスを利用した。仕事が控えているため、仮に夫婦どちらかが陽性でも、陰性のほうは1人で帰国すると決めていたという。 今年春、入国時の待機免除や感染症危険情報レベルの引き下げを受け、旅行会社は2年ぶりに海外旅行を再開した。しかし、本格回復は遠い。主要旅行事業者の6月の取扱額は237億円と、2019年6月の14.7%にすぎない(観光庁調べ)。 日本へ帰国するには、出国72時間前に検査を受け、陰性証明を検疫所へ提示しなければならない。G7で事前のPCR検査を課す国は日本以外になく、G7国間の観光目的のビザ取得も日本以外は不要だ。 岸田文雄首相は5月、水際対策を大幅に緩和する考えを示していたが、実際には進んでいない。厳しい制限を課され
北極海の環境を観測するための、日本では初めてとなる「北極域研究船」の建造が始まることになりました。 建造が始まるのは北極海の観測を行う「北極域研究船」で、運用を行う海洋研究開発機構が大手造船会社と契約しました。 全長128メートル、幅23メートルと大型で、最大で99人が乗ることができます。 最も大きな特徴は、厚さ1.2メートルの氷を砕きながら時速5キロ以上で進むなど高い砕氷機能をもつことで、自律航行型の無人の小型潜水機などを使った観測も行うことができます。 北極海の環境は、日本の気象にも関係していると考えられていて、海水の温度のほか、波や氷の状態を観測して、地球温暖化の影響で急速に変化しているとされる北極海の詳細なデータを取得することが期待されています。 北極海を観測するための「北極域研究船」を建造するのは日本では初めてで、建造費はおよそ335億円となり、2026年度に就航する予定です。
注:この記事は、有識者個人の意見です。日本医師会または日本医師会COVID-19有識者会議の見解ではないことに留意ください。 2020年7月28日付のWHOの報告によると、世界各国において、臨床試験実施中のワクチンが25種類、前臨床段階にあるワクチンが139種類存在する。 開発中の主なワクチンとしては、下記の5種類が挙げられる。 アデノウイルスベクターワクチン mRNAワクチン DNAワクチン 不活化ウイルスワクチン 組換え蛋白質ワクチン 開発が先行しているのは、英国のオックスフォード大学とアストラゼネカが共同開発しているアデノウイルスベクターワクチン「AZS1222」、米国の国立アレルギー感染症研究所(NIAID)とモデルナ社のmRNAワクチン「mRNA-1237」、および、中国のカンシノ・バイオロジカル社と北京バイオテクノロジー研究所のアデノウイルスベクターワクチン「Ad5-nCoV」
新型コロナウイルス対策をめぐり加藤官房長官は、社会経済活動の回復に向けて、ワクチンの「接種済証」や、いわゆる「ワクチンパスポート」の国内での活用の在り方を検討していく考えを示しました。 新型コロナウイルス対策をめぐり、菅総理大臣は25日「ワクチン接種証明書の積極的な活用の方法を含め、飲食店の利用、旅行、イベントなど日常生活や社会経済活動の回復もしっかり検討する」と述べました。 これに関連して、加藤官房長官は記者会見で「国内で接種の事実を証明するに当たり、『接種済証』を用意していただくということは可能だ」と述べました。 また、いわゆる「ワクチンパスポート」について「現段階では、海外渡航向けとして発行事務を各市区町村にお願いしているが、年内を目途にデジタル化を実現できるよう検討を急いでいる。デジタル化ができれば、国内でも活用していただくことは十分考えられるのではないか」と述べました。 そのうえ
大型で非常に強い台風9号が東シナ海を北上していますが、台風9号とは別に、台風のたまごともいえる熱帯低気圧が小笠原近海にあります。この海域の海面水温は30℃前後と台風の発達しやすい状況となっており、今後、この熱帯低気圧は台風に発達する可能性があります。 上の「熱帯低気圧の進路予測」は、ヨーロッパの気象機関の計算をもとにした進路予想です。複数の進路があるのは、計算式に少しずつ異なる初期値を投入して複数の計算を行っているからです。この手法を使うことで、取り得る誤差の範囲や傾向を見ることができます。 この進路予測によりますと、この熱帯低気圧は、9月6日(日)頃には西日本付近に接近する可能性があり、その頃にはかなり発達する恐れがあることが分かります。 この熱帯低気圧の発達具合や進路は、まだはっきりしませんが、今週末に列島に大きな影響を与える恐れがあります。広く荒天をもたらす可能性がありますので、最新
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