時は流れる。長い時間が経てば、目の前にある商品はリニューアルされ、やがて人も変わっていく。しかし、その大きな流れの中で、新たな“定番”として誰かの中に何かを残すことができたのなら。私たちは生きた甲斐があった、なんて思えるのかもしれない。 金曜ドラマ『妻、小学生になる。』(TBS系)第6話は、死後10年を経て新島貴恵(石田ゆり子)が白石万理華(毎田暖乃)として生まれ変わったこと、そして起こしてきた小さな言動が着実に周囲の人々に変化をもたらしていることを実感する回となった。 最愛の妻に先立たれゾンビのように日々を過ごしていた圭介(堤真一)は、もういない。職場の上司となる守屋(森田望智)を支え、リニューアルするトマト缶の「新定番レシピ」キャンペーンも自ら行動を起こすことでピンチを乗り切ってみせる。さらに、寺カフェに集まるおなじみのメンバーを招くバーベキューの幹事までこなしていくバイタリティも。