2023年、藤井聡太八冠(21)が歴史的な偉業、全タイトル制覇を達成しました。この道のりでは様々な苦闘もあり、現在の振り飛車の第一人者である菅井竜也八段(31)と対戦した第8期叡王戦五番勝負では、あわや失冠のピンチに追い込まれました。 この記事では、死闘となった第8期叡王戦五番勝負に焦点を当て、菅井八段が挑戦を決めている年明けのタイトル戦も展望します。 遠見の角で逆転 叡王戦五番勝負は藤井叡王が3勝1敗(2千日手)で防衛した 互いに1勝ずつをあげて迎えた第3局。相穴熊の戦いから、菅井八段がペースを握って終盤戦に突入しました。 「第8期叡王戦五番勝負第3局 主催:株式会社不二家・日本将棋連盟」 ▲藤井聡太叡王―△菅井竜也八段、117手目▲2二角まで 菅井八段は拠点を生かして7七の地点に何度も駒を打ち込み、相手の陣形を乱しました。図の1手前には△2九飛成として桂を取り、7七へ打ち込む手を見せて
藤井聡太五冠と羽生善治九段という、将棋ファンならずとも名前を知る天才棋士同士のタイトル戦が1月8日から開幕する。この歴史的一戦を見届けたい将棋初心者に向けて、『将棋フォーカス』(NHK)でMCを務めるほか自身のYouTubeチャンネルで将棋普及に力を入れる山口恵梨子女流二段に、注目ポイントや普段の2人のエピソードを聞いた。 【写真5点】“攻める大和撫子”山口女流二段 ──昨今「観る将」という将棋の楽しみ方もありますが、初心者の人がプロ棋士の対局を見る際、観戦のポイントなどはありますか。 山口 昔の将棋のテレビ番組ではどっちが勝っているか、ぱっと見では分からなかったじゃないですか。でも今はAIの進化により、画面に評価値が出るので、形勢が分かりやすくなったと思います。例外はありますが、プロ同士の対局だと70対30になると、ほとんど70の方が勝ちます。自分の応援している棋士の数字を見るだけでも楽
将棋の八大タイトルの1つで来年1月から始まる「王将戦」の挑戦権を羽生善治九段(52)が獲得。藤井聡太五冠(20)とのタイトル戦「初顔合わせ」が実現することになりました。 羽生九段は、将棋の八大タイトルの1つ、「王将戦」の挑戦者を決めるリーグ戦で5勝負けなしとして首位をキープし、22日の最終戦に臨みました。 最終戦は、東京 渋谷区の将棋会館で行われ、4勝1敗でリーグ戦2位の豊島将之九段(32)と対局し、羽生九段が117手までで勝利しました。 この結果、羽生九段のリーグ戦1位が確定し「王将戦」の挑戦権を獲得。 来年1月から始まる七番勝負で、タイトルホルダーの藤井五冠と対局することになりました。 羽生九段と藤井五冠によるタイトル戦は今回が初めてです。 羽生九段はこれまで、史上初の「七冠」達成のほか、ことし6月には前人未到の1500勝を達成するなど、数々の記録を打ち立てているほか、タイトル獲得数は
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