各地の気温や降水量の平均的な値を示す「平年値」がことし5月、10年ぶりに更新されます。気温は各地で上昇しているほか、相次いだ豪雨災害を反映し降水量が10%程度増えるところもあります。 「平年値」は気温や降水量といったそのときどきの気象や「冷夏」や「暖冬」といった天候を評価するための過去30年間の平均的な値で、気象庁が10年に一度、見直しています。 ことしが更新の年に当たり、1991年から2020年までのデータで計算し直した値が公表されましたが、2010年までのこれまでの平年値と比べ年間の平均気温は各地で高くなっています。 地域別では ▽東日本で0.4度、 ▽北日本と西日本で0.3度、 ▽沖縄・奄美で0.2度、 それぞれ上昇しています。 地点別でみると ▽宇都宮市と水戸市で0.5度、 ▽東京の都心、名古屋市、仙台市高松市、佐賀市などで0.4度、 それぞれ高くなり、 サクラの開花も全国のほとん