米国映画芸術科学アカデミーは23日、第96回米国アカデミー賞の候補作品を発表した。俳優の役所広司(68)が主演した「PERFECT DAYS」(ヴィム・ヴェンダース監督)が国際長編映画賞にノミネートされた。 役所はノミネートの報を聞き、「良作の多かった今年度の日本映画の中から『PERFECT DAYS』が日本代表作品に選ばれ、このノミネート発表までドキドキしていました。少しだけホッとしました。感謝の気持ちでいっぱいです」とコメント。一方、ヴェンダース監督は「私の偉大な映画界の師、小津安二郎の祖国である日本の代表としてアカデミー賞に参加できることを大変光栄に思います。『PERFECT DAYS』は彼の魂に導かれた作品です。この作品がノミネートされたことは、私にとってこの上ない喜びです」とした。 東京・渋谷の公衆トイレで働く清掃員の日常をドキュメンタリータッチに描く物語。清掃員の平山を演じた役