*前回の記事:予選Cリーグ2回戦・チーム木村VSチーム糸谷 事前特集 Cリーグのチーム木村「酔象」とチーム糸谷「フォーカス+1」の対戦。「酔象」のチーム名は行方九段の発案で、由来については「このメンバーならお酒を絡めた名前で。醉象は中将棋などでいちばん強い駒なので」とのことだ。 オーダーは以下の通り。チーム糸谷は対チーム康光戦から大幅に変えた。チーム木村はリーダーが先鋒に登場。木村は「チームの士気にかかわる大事な一局になるので、できれば勝ちたい」と気合十分だった。 先鋒 木村一基王位-高見泰地七段 中堅 行方尚史九段-糸谷哲郎八段 大将 野月浩貴八段-都成竜馬六段 【先鋒戦】木村王位VS高見七段 第1局は木村の先手から相掛かり。高見は2年前まで後手で横歩取りを主軸にしていたため、相掛かりの経験は少ない。じっくりした駒組みから高見が端攻めで動き、受けの木村が強く反発した。 【第1図は△6三飛