大切な人を失ったとき、人は何を思い、何を感じるのだろうか。 それは二度と経験したくないほど辛い感情であるとともに、心に深く刻み込まないといけない大切な記憶でもある。『妻、小学生になる。』(TBS系にて毎週金曜夜10時~)は、大切な人を失ったある家族に起こった奇跡を描いた、儚く切ない物語である。 ■10年前に死んだ妻が小学生になって家族の前に 最愛の妻・貴恵(石田ゆり子)を事故で失って10年。生きているのか死んでいるのか分からない抜け殻のように毎日を過ごしていた会社員・新島圭介(堤真一)とその娘・麻衣(蒔田彩珠)のもとにある日、一人の小学生が訪ねてくる。 彼女の名前は白石万理華(毎田暖乃)。あまりにも突然の出来事にあっけにとられる圭介たちをよそに、万理華はまるで自分の家であるかのように自然に振る舞う。なんと彼女は圭介の死んだ妻・貴恵の生まれ変わりだと言うのだ。 写真提供:TBS にわかには信