ノルウェー・オスロでノーベル平和賞の授賞式があった10日、国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN〈アイキャン〉)の受賞を祝おうと、日本国内各地でイベントなどが開かれた。 広島と東京では、授賞式を中継するパブリックビューイングがあった。 広島市中区の平和記念公園近くのブックカフェ「ハチドリ舎」には平和運動に携わる若者ら約20人が集まり、インターネット中継された授賞式の様子を大画面で見守った。広島で被爆し、カナダで暮らすサーロー節子さん(85)らがスピーチする様子が映し出されると、そろって大きな拍手を送った。涙を流しながら聴き入る人もいた。 6歳の時に爆心地から約10キロで被爆し、黒い雨を浴びた森川高明さん(78)=広島市西区=は、サーローさんがスピーチで、下敷きになった建物からはいだして助かった体験を語るのを聴き、涙を浮かべた。伯父は、がれきの下敷きになった長男を引き出そうとした
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