【第2次大戦前において最後の大会,ヒトラーのためになってもいた1936年ベルリン・オリンピック,そのマラソン競技に旧大日本帝国の選手として出場し,優勝した孫 基禎の「葬儀」(2002年11月17日)にさいして,JOC側が歴史に記録した「冷酷無比な仕打ち」】 【当時のJOC会長には2001年9月から竹田恒和が就任していたが,さすがに,ネトウヨまがいの疑似知識人:息子竹田泰和のオヤジだけのことはあって,孫 基禎に対するシカトの仕方も念入りだったのか?】 最近作の寺島善一『評伝 孫 基禎-スポーツは国境を越えて心をつなぐ-』(社会評論社,2019年4月10日発行)を読んでいたら,びっくりさせられる個所に出会った。 さきに,本書の簡単な紹介をしておく。紀伊國屋書店のそれを引用しておく。 1936年ナチス政権が開催したベルリンオリンピック。日本代表としてマラソン競技に出場し、金メダルを獲得した孫 基