橋下徹の歴史的敗北から2日経った。新聞の見出しを見ているだけでも各紙の橋下に対するスタンスの違いがわかって面白かった。「政界引退」と、括弧付きで見出しをつけていた新聞の多くは、橋下の言葉を信用していないというよりは、橋下の政界引退宣言を惜しむ保守派的スタンスをにじませたものだった。夕刊フジなどは橋下の国政転進をにおわせていたが、単なる右翼夕刊紙の願望であろう。 むかついたのは報棄ての古舘伊知郎である。古舘は、7年半も地方政治を引っ掻き回しておいて政界引退とは無責任だとかほざいていたが、とんでもない。無責任なのはこれまでの橋下の大阪府政及び姿勢市政の方であり、橋下を持ち上げてきた、古舘を含むマスメディアの人間である。これまで何度となく書いたが、古舘は肝心な局面では必ず裏切る。10年前の郵政総選挙であからさまに小泉純一郎を応援した古舘の愚行を、私は今も忘れていない。古舘はやはり悪質なポピュリス