日本維新の会の石原慎太郎共同代表は30日、東京・赤坂の維新国会議員団本部で記者会見し、約1カ月間に及んだ入院の理由が「軽い脳梗塞」だったことを明らかにした。後遺症は「ほとんどない」とし、議員辞職も「誰が引退すると言ったのか」と否定した。 「どうせみんな早く石原が死ねばいいと思ってるんだろ? そうはいかねえぞ。俺が死んだら日本は退屈になるぞ」 会見で石原氏は毒舌を交え復調をアピール。「入院中に2つ、非常にいい短編小説を書いた。頭はぼけてないと自信を持った」と療養中の様子も披露した。
霞が関では18日、行政刷新会議(議長・野田首相)が行政の無駄に切り込む「事業仕分け」の最終日を迎えた。 仕分けの結果は、復興予算や生活保護費の見直しを求める内容だ。岡田副総理は夕方の閉会式で「予算編成に今回の結果が反映されることが何よりも重要だ」と関係省庁に注文をつけた。 衆院選後は、新政権が来年度予算案の編成にあたる。岡田氏の“最後の指示”に、出席した官僚らは目を見合わせた。 会場を後にする官僚からは「どうせ、どうなるか分からないのだから、別にいいですよね」というささやき声が漏れた。 事業仕分けは2009年の政権交代直後、民主党政権への「変化」を印象づける目玉として始まった。しかし、今回、16日から3日間の期間中、一般傍聴の案内もないまま、ひっそりと幕を閉じた。 政治家が有権者による「仕分け」の対象となる衆院選まで、あと27日。民主党は、官僚のみならず世論の厳しい視線にさらされている。
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