第93回全国高校ラグビーフットボール島根県予選大会が4日、同県出雲市大社町の県立浜山公園陸上競技場であった。 出場は2チームだけで初戦が決勝戦。石見智翠館が177―0で出雲・松江高専合同チームを圧倒し、23年連続23度目の優勝を飾った。石見智翠館は12月27日から大阪府東大阪市の近鉄花園ラグビー場で始まる全国大会に出場する。 試合は、石見智翠館が自慢のパワーとスピードを存分に発揮。パスを正確に回して次々とトライを決め、精度の高いキックでも得点を重ねた。合同チームも序盤は懸命なタックルで相手の突進を食い止めるなど見せ場を作ったが、トライまであと一歩届かなかった。出雲は8年連続の無得点。 ◇ 石見智翠館は前回の全国大会で初の8強に食い込んでおり、川上凌央(りょう)主将(3年)は「バックスが展開する力などを鍛え、優勝を目指したい」と意気込んでいた。 「なんとか一矢を報いたい」。合同チームの山口樹