インターネットバンキングの口座の名義人になりすまして銀行に電話をかけ、事前に入手した個人情報を伝えて預金を引き出せる状態にしたとして、福島県の派遣社員など3人が警視庁に逮捕されました。この口座からはおよそ2000万円が詐欺グループのものとみられる口座に送金されていて、警視庁が捜査を進めています。 逮捕されたのは、福島県白河市の派遣社員、阿部雄哉容疑者(36)ら3人です。 警視庁によりますと、去年9月、都内の60代の男性になりすまして銀行に電話をかけ、本人確認をすり抜けて預金を引き出せる状態にしたとして、電子計算機使用詐欺のほう助の疑いが持たれています。 男性の口座はふだんとは違う端末からのログインが繰り返されたことから出金停止の措置が取られていましたが、容疑者らは、男性の住所や生年月日などの個人情報を伝えて解除させたということです。 この直後、口座からはおよそ2000万円が詐欺グループのも