3月23日、日銀の黒田東彦総裁は、安倍晋三首相と会談し、日本経済は緩やかな景気回復基調が続いており、物価の基調は変わってないと説明したことを明らかにした。写真は黒田総裁、2月撮影(2015年 ロイター/Toru Hanai) [東京 23日 ロイター] - 安倍晋三首相と黒田東彦日銀総裁は23日昼、官邸で1時間程度の会談を行い、日本の経済・物価情勢などについて意見交換した。黒田総裁は会談後、記者団に対し、日本経済は緩やかな回復基調が続いており、原油価格の下落で足元の物価上昇率が鈍化する中でも物価の基調は変わっていないなどと説明したことを明らかにした。 首相と総裁が会談するのは昨年9月以来。財政や消費税などの問題をめぐって首相と総裁の関係に距離が生じているとの観測が浮上する中での会談となったが、黒田総裁は、半年に1回程度の頻度で行っている定例的な会談と説明。内外の金融・経済情勢について一般的