新型コロナウイルスは世界の経済活動をどう変えてしまうのか。 大手戦略コンサルティング企業がさまざまな形で試算する動きが始まっている。 戦略コンサルティング大手の独ローランド・ベルガーの日本法人は、国内市場を意識した「新型コロナウイルス アパレル・化粧品市場に与える影響と採るべきアクション」と題したレポートのサマリー版を公開した。 その内容は実に興味深い。外出制限・自粛の動きの中で、「人に見られること」への投資であるアパレル・化粧品市場に与えるインパクトは大変大きなものになる。 しかし、どの領域の商品・ブランドかによって、影響の大きさが異なるというレポートだ。 同社では、市場への影響を試算するにあたり、3つのシナリオを想定。先行きが見えない中では、どこまで予見性があるかは誰にもわからないが(レポートの冒頭でもローランド・ベルガー自身が「見通しは全くつかない」とコメントしている)、業界への短期