【イスタンブール=村上大介】トルコ軍は13日未明、イラク北部を拠点とするトルコの非合法武装組織クルド労働者党(PKK)をヘリコプターで攻撃した。トルコの民間テレビ局CNNトゥルクなどが伝えた。攻撃されたのはトルコ国境に近いザホ近郊の古い建物で、死傷者はなかったという。イラク北部のクルド自治政府当局者は攻撃はなかったとして、報道を否定した。 CNNトゥルクは「国会が10月17日、PKK壊滅のためのイラク側への本格的な越境攻撃を承認して以来、国境の軍事緊張が最も高まった」と伝えた。トルコ国会は先月、トルコ軍によるイラク北部への越境作戦実施を承認したが、この攻撃が本格的な攻撃開始につながるものかは明らかでない。 一方、民間テレビ局NTVなどによると、トルコ南東部シルナク県では13日、トルコ軍とPKKの戦闘があり、トルコ兵4人が死亡した。トルコ軍はPKK側に多数の死傷者を出したとしている。
ちょっとひどい言い方をするといい加減な社説。NYTの場合はもっとトルコに同情していた。それとトルコの問題はEUとの関連がある。そのあたり日本の視点なら配慮すべき。ただし、この問題を社説に取り上げただけ読売はましだという毎度の感想。 米国を中心に、国際社会がトルコに自制を迫っているのには、こうした背景がある。しかし、その米国で、下院外交委員会が、第1次大戦中の「アルメニア人虐殺」をめぐる対トルコ非難決議を採択したことが、事態を複雑にした。 トルコは、対米姿勢を硬化させた。イラクへの越境攻撃を支持するトルコ世論が、反米の主張とも重なり、ブッシュ政権の外交努力をそいでいるのは、米国自身の“独善”がもたらした結果だ。 この問題は対トルコだけではない。対日本でも米国の一部は少し反省している模様。 いわゆる歴史問題が重要ではないとは言わない。でも、まず目先の問題が山積しているときなにから着手すべきかく
2007年11月13日、トルコ南東部シルナク(Sirnak)県で、イラク国境を越えて物資を運ぶトラックの列。(c)AFP/JEAN-PHILIPPE KSIAZEK 【11月14日 AFP】イラク国境に近いトルコ南東部シルナク(Sirnak)県の山岳地帯で13日、クルド人独立国家を目指す武装組織「クルド労働者党(Kurdistan Workers' Party、PKK)」とトルコ軍との間で戦闘があり、トルコ軍兵士4人が死亡した。 トルコ軍側の発表によると、同地でのPKK掃討作戦中に武装勢力から反撃を受け、1時間半におよんだ戦闘の末、将校を含む兵士4人が死亡したほか、2人が負傷したという。また、PKK戦闘員らの逃走ルートは他のトルコ軍部隊が掌握済みだと語った。 トルコのNTVニュースは、PKK側にも多数の死亡者が出ている模様だと報じているが、トルコ軍はPKK戦闘員の犠牲者については触れていな
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