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歴史に関するhharunagaのブックマーク (814)

  • <書評>『頭上運搬を追って 失われゆく身体技法』三砂(みさご)ちづる 著:東京新聞 TOKYO Web

    世界の至るところで大きな荷物や水の入った桶(おけ)などを頭にのせて運ぶ人たちがいる。かつては日にもいた。 どういうわけか頭上運搬をする人は女性が多い(男性は肩に担ぐ傾向がある)。時には自分の体重よりも重い荷物を頭にのせて起伏の激しい道を歩くこともある。

    <書評>『頭上運搬を追って 失われゆく身体技法』三砂(みさご)ちづる 著:東京新聞 TOKYO Web
    hharunaga
    hharunaga 2024/05/12
    「著者は頭上運搬の謎を民俗学や運動科学などの視点から解き明かし、忘れられた身体技法の力強さだけでなく、秘められた優美さを伝える」。評:荻原魚雷。光文社新書。
  • 仕事と人間(上・下) ヤン・ルカセン著 労働の人類史、公平社会問う - 日本経済新聞

    人間は、どのように働いてきたのか? 書は、どの時代の人にも切実な問いである「労働」の人類史をたどる大著だ。冒頭、著者は他者のために働く人びとを搾取の犠牲者だとか、創造力も発想力もない退屈な人間とみなす見方に疑問を呈する。それは、起業家を英雄視し、自由時間に消費生活を謳歌することを賛美する風潮への懐疑だ。「労働のない楽園はこれまでもこれからも存在しない」労働史を専門とする著者が引く研究は多岐

    仕事と人間(上・下) ヤン・ルカセン著 労働の人類史、公平社会問う - 日本経済新聞
    hharunaga
    hharunaga 2024/05/11
    “待遇改善を求める世界初のストライキは、紀元前12世紀、古代エジプトに遡る。賃金労働は、紀元前2000年ごろから最初の兆しがみられ…。「奴隷」が賃金をもらい、財産保有を認められる時代もあった"
  • <書評>『江戸の憲法構想 日本近代史の“イフ”』関良基(よしき) 著:東京新聞 TOKYO Web

    大日主義とは、国力(軍事・政治・経済)の増強を最優先の国家目標とし、もって安全と繁栄を確立しようとする。吉田松陰を起点とし、藩閥と軍閥が推進した戦前日の国家方針であった。 他方、小日主義とは、質実(経済と生活の質)の向上を最優先の国家目標とし、もって平和と豊かな社会を実現しようとする国家方針である。戦後の日国憲法によって規定されている。 書は、上田藩(長野県上田市)出身の赤松小三郎(こさぶろう)らによる六つの憲法構想を比較分析し、結果として小日主義、そして日国憲法の思想的な源流を明らかにしている。いずれも天皇を絶対的な主権者とすることなく、具体的な議会像を示すもので、なかには民選議会や基的人権を規定する構想もあった。

    <書評>『江戸の憲法構想 日本近代史の“イフ”』関良基(よしき) 著:東京新聞 TOKYO Web
    hharunaga
    hharunaga 2024/05/05
    「江戸の憲法構想を封じ込めてきた…史観に対しても批判を行っている。その対象は、明治維新を封建体制の崩壊と近代国家の成立と論じた井上清、遠山茂樹、丸山眞男、司馬遼太郎である」。評:田中信一郎。作品社。
  • 三井大坂両替店 萬代悠著 近世日本の信用調査を解明 - 日本経済新聞

    三井大坂両替店は、後に三井財閥を構築した近世日の豪商、三井家の主要な事業の一つであった。著者は、三井大坂両替店の経営の実態、およびそれと諸制度との関連について論じている。書は、三井家および大坂両替店の事業の概要とバックグラウンドを記述した前半の第1〜2章、および金融事業の基盤となる信用調査の実態を解明した後半の第3〜5章から構成されている。前半では、近世経済史に関する幅広い文献に依拠しつつ

    三井大坂両替店 萬代悠著 近世日本の信用調査を解明 - 日本経済新聞
    hharunaga
    hharunaga 2024/05/04
    「信用調査は担保物件だけでなく潜在的融資先の家計状態、人柄にも及んだ。担保物件の評価は綿密であり、不動産の場合、そこから得られる収益のほか、収益に影響する立地場所のさまざまな属性が調査された」
  • ソクラテスからSNS ヤコブ・ムシャンガマ著 「言論の自由」闘いの人類史 - 日本経済新聞

    言論の自由の法的・政治的意義を説く著作や、特定の国や地域での言論の自由をめぐる闘いを記述する著作は無数にあるが、人類の文明の始まりにまで遡って、自由に語ろうとする人たちとそれを規制し、エントロピーを制御しようとする勢力の間の、現代に至るまで形を変えながら続く闘いを、人類の発展史として描き出す書の試みは画期的だ。巨視的に言論の自由の全史が示されることで、通常気づきにくい様々な問題が見えてくる。

    ソクラテスからSNS ヤコブ・ムシャンガマ著 「言論の自由」闘いの人類史 - 日本経済新聞
    hharunaga
    hharunaga 2024/05/04
    「ワイマール共和制がナチスの暴力的言論を法的に封じ込めようとして、かえってナチスをヒーローにし、ナチス政権成立後は、反ナチスを意図した制度がナチスの全体主義体制の構築に利用された例を引きながら…」
  • みんなの〈青春〉 石岡学著 すばらしい何物かの半世紀 - 日本経済新聞

    「青春」という言葉を聞くと、何か楽しいイメージや思い出が脳裏をよぎったり、くそー、知るかーと苛立(いらだ)ったり、わー、恥ずかしー、と顔をそむけたくなったりする人は多いだろう。たった2文字の言葉が、そうした様々な反応を喚起するのは興味深い謎であり、書の焦点もそこにある。著者は、過去約半世紀の期間を中心に、膨大な数の雑誌・新聞の記事、ドラマ、映画、コミック、流行歌などを経めぐることで、「青春」

    みんなの〈青春〉 石岡学著 すばらしい何物かの半世紀 - 日本経済新聞
    hharunaga
    hharunaga 2024/04/13
    “1970年代後半以降、「青春」はエリートではない普通の若者も経験するものとなり、特に90年代以降は「ありのまま」の日常生活…。さらに今世紀に入ると、大人になると失われる「純粋なもの」という意味が強まり、また
  • 「教科書の記述変わるかも」 山城国一揆の古文書124通発見 | 毎日新聞

    古文書からは一揆後も国人たちがやり取りを続け、つながりが残っていたことがうかがえる=京都府庁で2024年4月2日午後3時3分、中島怜子撮影 戦国時代、自治に初めて成功したとされる「山城国一揆(やましろのくにいっき)」(1485~93年)に関する古文書が大量に見つかった。一揆の原動力となった国人(地方在住の武士)らのやり取りが克明に記された新出史料。詳しい分析はこれからだが、専門家は「将来、教科書の記述が変わる可能性もある」とみている。 見つかったのは一揆で中心的役割を担った椿井(つばい)家に伝わる書状の写し124通。馬部隆弘・中京大教授が2021年、奈良県平群町教育委員会に所蔵されていた大量の古文書を見つけた。3年かけて調査し、椿井家の関連文書と特定した。室町・戦国期の書状を江戸時代の子孫が写したものとみられ、京都市東山区の八坂神社に残る原7通と内容が共通していることから、物と確認した

    「教科書の記述変わるかも」 山城国一揆の古文書124通発見 | 毎日新聞
    hharunaga
    hharunaga 2024/04/09
    “呉座勇一…助教(日本中世史)「伊勢氏に攻められたことで自治は消滅したと考えられていた。だが、国人の連合が緩やかに続いていたことがわかるので、教科書に書き加えられる可能性もある」”
  • <書評>『弥生人はどこから来たのか 最新科学が解明する先史日本』藤尾慎一郎 著 :東京新聞 TOKYO Web

    私が縄文時代や土偶の講演で必ず話す時代区分が、高校日史教科書改訂で大きく変わった。縄文時代のはじまりが土器の出現を指標に、3千5百年も早まり、約1万6千年前に。弥生時代も、水田稲作のはじまりを指標に約4百年早まり、約2千8百年前にさかのぼることになった。 この約2千8百年前といえば、日で一番有名な遮光器土偶が東北で作られている時期。縄文びいきの私としても、いくらなんでも早まりすぎではないかと思うが、これが最新科学の手法によって導き出された結果である。 書には科学的な調査や論考を軸に、著者をはじめとする国立歴史民俗博物館が、弥生時代の新しい時代観をどのように再構築したかが記されている。だが、これがちょっと難しい。「土器型式」という用語で語られる項は、なじみがない人には暗号みたい。 そこを乗り越えると日人起源論に迫れる。実に多様なDNAを持つ弥生人に驚く。弥生人の骨がもっとも多く出土す

    <書評>『弥生人はどこから来たのか 最新科学が解明する先史日本』藤尾慎一郎 著 :東京新聞 TOKYO Web
    hharunaga
    hharunaga 2024/04/07
    「武器のなかった社会に武器を持ち込み、諍(いさか)いには武器を用いて解決を図るという政治的手段を行使する社会、それが弥生時代なのである」。評:譽田亜紀子。吉川弘文館。
  • 帝国の疫病 ジム・ダウンズ著 医学研究の裏に無名の人々 - 日本経済新聞

    疫学とは、人間の集団内で発生する病気の要因や分布を研究する学問を指す。19世紀半ばにロンドンで流行したコレラの発生源を特定したジョン・スノウや、1880年代に結核菌・コレラ菌を発見して近代細菌学を創始したロベルト・コッホによって疫学は発展した。コッホの弟子で、新千円札の顔となる北里柴三郎も代表的な疫学者である。しかし書が主に扱うのは、そうした偉大な学術的発見を成し遂げた人々ではない。18世紀

    帝国の疫病 ジム・ダウンズ著 医学研究の裏に無名の人々 - 日本経済新聞
    hharunaga
    hharunaga 2024/04/06
    「疫学の発展を支えた名もなき人々の物語…。客観性を装った記録の背後にある植民地支配や人種差別を明らかにしながら、著者は支配され、抑圧され、声を奪われた人々の苦しみを描き出す」。評:武田将明。みすず書房
  • <書評>『吉田松陰の生涯 猪突(ちょとつ)猛進の三〇年』米原謙 著:東京新聞 TOKYO Web

    歴史上の人物の評価は時代とともに変化する。研究の進展からだけでなく、時代の価値観の変化も一因だ。そもそも松陰や松下村塾の評価は生前にも揺れており、罪人として忌避する者がいる一方、出世につながると接近する者もいた。 著者は、松陰をいたずらに顕彰も批判もせず、淡々と史料を突き合わせ、思索し行動し苦悩する松陰の実像に迫っていく。そこからかえって時代が、人々が、松陰に何を仮託したのかも見えてくる。 吉田松陰が傾倒した水戸学は来、尊王と同時に武家政権の君臣秩序も重んじていた。しかし『孟子』に影響を受けた松陰はより先鋭化していく。また、民政の重要性を認識したものの、華夷思想を抜け出すことは生涯なかった。

    <書評>『吉田松陰の生涯 猪突(ちょとつ)猛進の三〇年』米原謙 著:東京新聞 TOKYO Web
    hharunaga
    hharunaga 2024/03/31
    「米国艦隊に開国を強制された武士たちの屈辱と劣等感はサムライ魂を呼び覚まし、高揚するナショナリズムは、日本近代化の推進力になった。だがそれが破綻に至る戦争への道筋を用意したことも否めない」
  • マッカーサー リチャード・B・フランク著 - 日本経済新聞

    偉大な英雄か、傲慢なナルシストか。ダグラス・マッカーサーには、まったく相反する2つのイメージがつきまとう。書は、こうした極論を排した端正な評伝である。成功の秘訣は、マッカーサーの生涯の中で最も重要な要素、すなわち、軍人という点に一貫して着目していることであろう。マッカーサーの父アーサーも優れた軍人だったが、フィリピン統治をめぐってウィリアム・タフト(のちの大統領)と対立し、陸軍参謀総長の道を

    マッカーサー リチャード・B・フランク著 - 日本経済新聞
    hharunaga
    hharunaga 2024/03/30
    「日本を降伏に追い込むまで、アメリカ国民の団結を維持するためには何が重要か。陸軍は時間と考え、海軍は犠牲者の数と考えていた。結局、原子爆弾の破壊力が両者の対立を止揚した」。評:村田晃嗣。中央公論新社。
  • <書評>『統帥権の独立 帝国日本「暴走」の実態』手嶋泰伸 著:東京新聞 TOKYO Web

    司馬遼太郎が「魔法の杖(つえ)」と呼んだ「統帥権(とうすいけん)」は、昭和史の不吉な言葉である。「統帥権の独立」を軍部が訴えれば、逸脱があろうと、暴走があろうと、不問に付される。いつか不可触の「聖域」となった。そんなイメージがないだろうか。 書は近代日史の不具合部分に、制度史、具体例だけでなく、当時の人々の意識や議論にも目配りして、なぜ「暴走」が止められなかったかを探っていく。

    <書評>『統帥権の独立 帝国日本「暴走」の実態』手嶋泰伸 著:東京新聞 TOKYO Web
    hharunaga
    hharunaga 2024/03/24
    “大局的な視野がなく、専門家の判断が優先される。著者はそこに最大の問題点を見ている。軍事に限らない、いまの政治「不全」にもそのまま当てはまる日本の欠陥がそこにはあった”。評:平山周吉。
  • <書評>『暴力とポピュリズムのアメリカ史 ミリシアがもたらす分断』中野博文 著:東京新聞 TOKYO Web

    2021年1月6日、トランプ前米大統領の支持者らがバイデン氏の当選認定を阻止しようと連邦議会を襲撃した事件は世界に衝撃を与えたが、そこで大きな役割を担ったのが武装した極右民兵組織「ミリシア」だった。日人にはあまり馴染(なじ)みがないが、ミリシアは米国人の銃を所有する権利を保障した憲法修正第2条で認められた合法的な団体である。 書は憲法を盾に武装する人民組織に焦点をあて、現代の米国の暴力とポピュリズムの起源をたどった異色のアメリカ史で、価値ある一冊だ。著者は合衆国の建国前から存在し、独立戦争でも活躍したミリシアが極右民兵組織を生むまでの変遷の歴史を丁寧に紐解(ひもと)いていく。 書の最後には、「合衆国憲法で銃の所有を市民の権利として認めるアメリカには、自由を守るためなら、暴力の行使もいとわない気風が満ちている」と書かれているが、米国の銃による暴力の問題を長く取材してきた評者も同様の懸念

    <書評>『暴力とポピュリズムのアメリカ史 ミリシアがもたらす分断』中野博文 著:東京新聞 TOKYO Web
    hharunaga
    hharunaga 2024/03/24
    「憲法を盾に武装する人民組織に焦点をあて、…合衆国の建国前から存在し、独立戦争でも活躍したミリシアが極右民兵組織を生むまでの変遷の歴史を丁寧に紐解いていく」。評:矢部武。
  • WEIRD「現代人」の奇妙な心理(上・下)ジョセフ・ヘンリック著 - 日本経済新聞

    書でいう「ウィアード」WEIRDな人々とは、「西洋の」、「教育水準の高い」、「工業化された」、「裕福な」、「民主主義の」社会で生まれ育った人々のことである。著者によれば、西暦500年頃から千年かけて、教会は「イトコ婚」のような近親者同士の結婚を禁止する婚姻・家族プログラム(MFP)の強化を通じて「親族ベース制度」の解体を推進し、教会に身を捧(ささ)げる人々をヨーロッパ中に増やそうとした。緊密

    WEIRD「現代人」の奇妙な心理(上・下)ジョセフ・ヘンリック著 - 日本経済新聞
    hharunaga
    hharunaga 2024/03/23
    “著者によれば、西暦500年頃から千年かけて、教会は…「親族ベース制度」の解体を推進し…、次第に個人主義的になり…、見ず知らずの人でも信頼して協力しようという傾向が高まった”。評:根井雅弘。
  • 冷戦史(上・下) 青野利彦著 - 日本経済新聞

    近年「新冷戦」という表現がしばしば使われるが、当の冷戦を知らない若い世代にピンとくるのか、また、年かさの世代でも冷戦についてしっかりした知識を持っているかは疑問である。何しろ冷戦は第2次世界大戦直後から1990年頃まで40年以上続いた世界的現象であり、正確な理解をもつことは容易ではない。書は冷戦に関する通史である。海外研究者による通史の翻訳はあるが、単独の日人研究者によるものは珍しい。近

    冷戦史(上・下) 青野利彦著 - 日本経済新聞
    hharunaga
    hharunaga 2024/03/16
    「著者が記すように、冷戦についての見方は、米ソ超大国の対立という観点から、米ソを意識しつつ多様なアクターが行動していた世界規模の現象、という観点に変わってきた」。評:中西寛。中公新書。
  • 国境と人類 ジェイムズ・クロフォード著 - 日本経済新聞

    書の原題は直訳すれば「平原の外れ」となる。古代シュメールにおける都市国家間の「国境紛争」で用いられたフレーズだ。国境の歴史は文明の歴史と同じくらい古い。ある意味で私たちは国境のない世界を知らず、そのうえ国境線の引かれた世界地図を見慣れ過ぎてしまっている。しかし他方で現実の地球にあらかじめ引かれた線などない。線は人間によって引かれたものであり、引かれた線が現実に機能するためには、様々な観念(たと

    国境と人類 ジェイムズ・クロフォード著 - 日本経済新聞
    hharunaga
    hharunaga 2024/03/09
    “いくつもの物語のなかで繰り返されるのは、やはり「国境」に築かれる「壁」のやりきれぬ理不尽さである。それは「私たち人間」とそうでないものとを隔てる思考を象徴する”。評:山下範久。河出書房新社。
  • チチスベオ イタリアにおける私的モラルと国家のアイデンティティ | 法政大学出版局

    四六判 / 462ページ / 上製 / 価格 5,280円 (消費税 480円) ISBN978-4-588-01091-0 C1322 [2019年02月 刊行] 「チチスベオ」は、18世紀のイタリアで、夫の同意のもと既婚貴婦人に付き従い、助ける任務を負った「付き添いの騎士」のこと。正式な夫の生活に割り込む特異な存在だが、その役割は組織化された三角関係の中で公然と承認されたものだった。しかし、複数の国に分かれていたイタリアが「統一国家」へと劇的に変貌する過程で彼らはその姿を消した。書は、当事者や関係者の証言、日記、回想記、旅行記、文学や絵画作品など精査し、その歴史を探訪する。口絵付き。 ロベルト・ビッツォッキ(ビッツォッキ ロベルト)(Roberto Bizzocchi) ピサ大学教授(近代史)。専門は、中世から近代までの国家と教会の関係、近代における歴史文化史、家族史、ジェンダー関

    チチスベオ イタリアにおける私的モラルと国家のアイデンティティ | 法政大学出版局
    hharunaga
    hharunaga 2024/03/07
    “「チチスベオ」は、18世紀のイタリアで、夫の同意のもと既婚貴婦人に付き従い、助ける任務を負った「付き添いの騎士」のこと。…組織化された三角関係…”。著:ロベルト・ビッツォッキ。
  • 韓国で「3月1日」の意味は?K-POP、韓国ドラマファンが日韓の歴史と向き合う重要性 - モデルプレス

    韓国では3月1日が「三一節」という祝日に制定されている。K-カルチャーブームの大きな波が続く日。日人にとっても、覚えておかなければいけない「三一節」の意味を、今一度確認したい。 「三一節」で祝う「3.1独立運動」とは「三一節」とは、今から105年前、当時の韓国で起きた「3.1独立運動」を記念するものだ。1910年から1945年までの約35年間、朝鮮半島は植民地として日に支配されていた。当時朝鮮の人々は、日の圧政によって差別や搾取に苦しみ、劣悪な環境での生活を強いられた。日語での教育が強制され、言葉や文化も奪われた。日による容赦のない弾圧の中でも、朝鮮の人々は各地で独立を目指し抵抗運動を行った。その中で最も大きな勢いを持ったのが「3.1独立運動」だ。 1919年、33人の主導者たちが「独立宣言書」を想起し、3月1日にソウル(当時の京城)のパゴダ公園で行われた集会で宣言書が朗読され

    韓国で「3月1日」の意味は?K-POP、韓国ドラマファンが日韓の歴史と向き合う重要性 - モデルプレス
    hharunaga
    hharunaga 2024/03/06
    “韓国では3月1日が「三一節」という祝日に制定…。K-カルチャーブームの大きな波が続く日本。日本人にとっても、覚えておかなければいけない「三一節」の意味を、今一度確認したい”
  • 明治六大巡幸 奥武則著 - 日本経済新聞

    かつて天皇は、人々の眼に見えない存在だった。京都御所を出ることすら、まれだった。だが、近代国民国家が形作られるなか、天皇は「見える」存在へと変化した。明治5年(1872年)から明治18年にかけて行われた「明治六大巡幸」は、それを如実に物語る。明治天皇はときに数カ月に及ぶ地方視察に出向き、「旅する天皇」となった。それは、近代国家の統治者としての天皇を、国民に可視化させる一大プロジェクトだった。

    明治六大巡幸 奥武則著 - 日本経済新聞
    hharunaga
    hharunaga 2024/03/02
    “随行記者による報道は、群衆の一人として沿道にいるだけでは窺(うかが)い知れない天皇の動向に、読者が触れることを可能にした。…巡幸報道は、天皇との一体感に根差した「想像の共同体」を成立させたのである”
  • 「光る君へ」時代考証・倉本一宏が語る「平安時代は、本当はこんな時代だった」前編

    今から1000年の昔の日は、いったいどのような社会だったのか? 天皇や貴族たちの生活は? はたまた、ドラマに登場する紫式部や藤原道長たちはどのような人物だったのか? 時代考証を担当する倉一宏氏に、最新の研究成果も交えながら解説してもらった(後編はこちら)。 戦もなく、人々が比較的豊かだった平安時代はもっと評価されていい ――「光る君へ」の時代考証を担当することになった経緯を教えてください 2022年5月に「光る君へ」の内田ゆきチーフ・プロデューサーからご連絡をいただき、作品の内容について相談を受けて、それに応えるという日々が続いていたのですが、そのうちにスタッフのみなさんからも相談を受けるようになって、正式に時代考証を担当することになりました。 お引き受けした理由は、平安時代史、当時の政治状況や後こう宮きゅう(天皇のきさきや女官たち)の情勢、人々の生活を、より多くの方に理解してもらえる

    「光る君へ」時代考証・倉本一宏が語る「平安時代は、本当はこんな時代だった」前編
    hharunaga
    hharunaga 2024/02/26
    “「平安貴族は遊んでばかりいる」という“常識”があると思うのですが、私はかなり前からこの常識を否定しています。…おそらく、江戸時代の武士よりもずっと仕事をしていると思う”