前回記事:自分の時間だけが止まる~入院という異シャカイ~ こんばんは 骨髄移植経験者の吉澤です。 前回はこのブログのメインテーマの設定と簡単な自己紹介をしました。 (前記事はこちら⇒外に向かうだけが休学じゃない。【生きる】ための休学。) 自己紹介を見てもらえば分かるように、私のこれまでの人生は病気なしでは語れません。 何度も入院し、そのたびにつらい治療と長い入院生活を経験しました。 当たり前のことができませんでした はっきり言って、病院は 現実社会とは隔絶された場所です。 今まで生活していたシャカイから離脱を余儀なくされ、そのシャカイの中での自分の時間が 止まる。 自分の時間だけが、止まる。 他の人の時間は今まで通り進むけど、 自分の時間は凍りつき、 病院という別のシャカイでの時間がスタートする。 これが予告もなく急に訪れる。 ものすごく残酷。ものすごく厄介。 ただでさえ異シャカイに飛び込
はてなー的に興味がある素材ではないかと思ったので、ご紹介。 Tak HJ, Ruhnke GW, Meltzer DO. Association of Patient Preferences for Participation in Decision Making With Length of Stay and Costs Among Hospitalized Patients. JAMA Intern Med. 2013;27:1-8. 論文のタイトルは「患者による意思決定への参加の選好と、入院患者の入院期間・コストとの関連」 方法としては、医療情報の提供を受けたり医療意思決定に参加したいかどうかについての質問を含んだ調査を、シカゴ大学医療センター一般内科サービス(University of Chicago Medical Center general internal medicine
世界初の回診ロボット開発=データや器具管理で医師支援−愛知 世界初の回診ロボット開発=データや器具管理で医師支援−愛知 豊橋技術科学大が開発した世界初の回診ロボット「テラピオ」=20日午後、愛知県豊橋市 豊橋技術科学大(愛知県豊橋市)の寺嶋一彦教授と福島県立医科大らの共同研究グループは20日、病院内で入院患者を診察する際の業務を助ける世界初の回診支援ロボットを開発したと発表した。医療ミス発生のリスクを減らす効果が期待できるという。 このロボットは高さ134センチ、重さ約70キロ。英語で治療を意味するセラピーをもじり、「テラピオ」と名付けられた。 医師が病棟で入院患者を回診する際、医師の後を追い掛ける。ガーゼやピンセットといった回診に必要な器具を積む荷台や器具の在庫管理をするほか、測った血圧などのデータを医師がその場で入力し、閲覧できる機能などが備わっている。 医師の回診に同行する看護
私なんかは本当にまたか!と言いたくなるのですが、今年は大阪でじゃがいも中のソラニンによる中毒事例が起こりました。 植物性自然毒による食中毒の発生について http://www.pref.osaka.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=13676 患者の発症状況がソラニン類による食中毒症状と一致していること、ジャガイモの調理残品からソラニン類が検出されたこと、 患者を診察した医師から食中毒の届出があったことから、八尾保健所は食中毒と断定した。 ここで、改めてじゃがいも中のソラニンについての情報を整理します。 じゃがいもの芽は毒という話は、結構知られていると思います。 (この毒の名前がソラニン類と呼ばれ、主にα-ソラニンとα-チャコニン。ソラニンとチャコニンの毒性はほとんど一緒。これ以降、ソラニン類のことをソラニンと書いていきます) ジャガイモの皮が緑色にな
今日発表されたNatureのオンライン版に、弘前大学出身で北大の私の研究室で博士号を取得、今はニューヨーク大学でポスドクをしている武尾真君を筆頭著者とする論文が出ています。 Nature Newsにも取り上げられているので、かなり注目度の高い論文です。 How nails regenerate lost fingertips Study of mouse toes reveals pathways that could offer clues for regenerating human limbs. 現象自体は研究者には結構知られていることなのだそうで、実験に使われたマウスと同じようにヒトでも指先を切断するような事故にあったとしても、爪がある程度残っていれば指先は「完全に」再生することが知られていたようです。 なんだ、それなら度々日本のテレビに登場し、BBCでも大々的に取り上げられたニュ
小泉みつお公式ブログ . プロフィール プロフィール|ピグの部屋 なう|グルっぽ ニックネーム:小泉光男 性別:岩手県北に新しい風を吹き込む熱血男 誕生日:1957年6月10日 0時頃 お住まいの地域:岩手県 ブログジャンル:団塊世代/政治・経済 読者になる メッセージを送る アメンバーになる プレゼントを贈る [記事作成・編集] 最近の記事一覧 たかが朝ドラ、されど絶大なる効果の朝ドラ “あまちゃん”。 ここが、あの “あまちゃん” 撮影現場です。 頑張っている施設もある。県立図書館にて。 俺は刑務所に来たんじゃないぞ。中央病院の責任者! ”一番乗り”は良いけれど。本番はこれからだ。 またまた飲めや歌えやの流用。復興予算から。 それでも、御所野遺跡の普遍的価値は不滅です。 どや!単独首位でっせ。我が阪神タイガース。 “一緒に家賃を集めませんか” 私の場合! 今日から6月。私の6月。田んぼ
モチヅキアキラ @moakiakira 急遽来週頭にレジデントが担当している患者さんの家族カンファレンスをすることになりました。緊急性があり非常に難解なケースで、指導医にとっても難しいと感じる症例です。 2013-05-23 19:29:37 モチヅキアキラ @moakiakira 家庭医にとって家族カンファはしばしば「手術」に例えられますが、今回は午前4時当直帯に大動脈解離出血が搬送されて緊急オペになったようなものです。まさに「大手術」です!僕は久しぶりの大手術にワクワクです。しっかりと術前検討会を行い、当日は僕も「第1助手」として同席したいと思います。 2013-05-23 19:33:19
ついっぷる - サービスは終了しました。 「ついっぷる」は 2017年10月31日 をもちましてサービス提供を終了いたしました。 2009年12月のサービス開始より8年近くもの間、沢山の皆さまにご愛用いただきましたことを心よりお礼申し上げます。 「ついっぷるフォト」サービスおよび画像一括ダウンロードは 2017年11月30日 13:00 を以って終了いたしました。 「ついっぷるトレンド」サービスは 2021年8月31日 12:00 を以って終了いたしました。 長らく「ついっぷる」をご愛用頂きまして誠にありがとうございました。 今後とも、BIGLOBEをご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 BIGLOBEのサービス一覧
今朝の朝日新聞朝刊に、日本医療機能評価機構による報告について報道されていた。脳性まひ児188名出産時の陣痛促進剤の使用に関する報告である。 調査した脳性まひ児のうち、3割の例で、陣痛促進剤が用いられ、その内77%が産婦人科学会のガイドラインを守っていなかった、という内容である。最後に、愛育病院の岡田崇院長によるコメントがある。それによると、脳性まひ児の出産にはリスクがあり、出産を促進させなければならないこともある、とのこと。これが正しい認識だと思うのだが、この記事は、陣痛促進剤が脳性まひの成因であると誤った方向に誘導する。 脳性まひ症例の大部分は、胎内で生じる問題であり(従って、出産方法の問題でないことが圧倒的に多く)、その出産にはリスクが伴い、場合によっては陣痛促進剤を用いざるを得ない。陣痛促進剤投与がまるで脳性まひの原因・誘因であるかのように報告する日本医療機能評価機構、または/かつそ
出産時の事故で脳性まひになった子どもに補償金を支給する「産科医療補償制度」で、補償対象事例を専門家が分析した再発防止報告書が7日公表され、陣痛促進剤が使われた事例のうち、日本産科婦人科学会の指針を逸脱して過剰投与されたケースが73%に上ることがわかった。 制度を運営する日本医療機能評価機構は、お産を扱う全国の医療機関に対し、適正使用を求める提言を出した。 報告書によると、分析対象は、制度が始まった2009~12年の補償対象事例188件。うち陣痛促進剤が使われた56件では、1回の薬の投与量が多すぎたり、投与間隔が短すぎたりするなど、学会の指針が順守されていない事例が41件(73・2%)あった。指針の逸脱が脳性まひの主な原因と判定できない事例が多かったが、主因と考えられた事例が1件、影響があったとみられる事例も6件あった。
悪の権化のように言われる保険病名ですが、おそらく医師が考えている保険病名と医師以外の方が思い浮かべているのではかなり違います。何が正しい定義の保険病名になるか私も自信がないのですが、保険請求上の保険病名の定義はこんな感じです。 診療録一号用紙の病名欄とレセプト請求の病名が一致しないもの なんの事かよく分からない人がいるかも知れないので解説しておくと、医師は患者を診察すると診療録(カルテ)にその内容を記載します。それぐらいは誰でも知ってられると思いますが、同時にカルテの一号用紙(表紙)にある病名欄に診断名も記載します。レセプト請求(保険請求)はカルテの記載内容に従って作成するのですが、この時にカルテの病名も転記します。ここまでは自然な作業です。 ところがレセプト作成時にチェックと言うのを行ないます。何をチェックするかといえば、レセプト請求で出される診療行為(検査、処置、処方など)が病名に合致
代替療法関連だったでしょうか、以前どらねこはブログでこんな内容のことを書いた記憶があります。 不安を持つヒトが自身では何もしないでいることはそれだけで苦行である これは自分の経験を踏まえて書いた事ではあるのですが、周囲を観察していてもよく見かけるように思います。 ■ついつい何かしてしまう とるにたらないような事からこれはちょっと・・・と思ってしまうような事例など様々です。取るに足らないと思われる事例としては、こんなのがあります。 −口内炎ができた− あ〜、ちょっとほっぺたの内側赤く腫れてるかな(舌でコリコリ) −しばらくして− 腫れてたところどうなったかな、あ真ん中少ししろくなってるし(サワサワ) −またしばらく− あー、まだはれてるなー(つんつん)あ、痛い! −まをおかず− 無意識に(つんつん) 口内炎出来たときって、舌先で探ったり、ちょっと突いちゃったりしませんか?炎症なので、患部を必
「誰にも言っていませんが、余命は1年もないでしょう」と自らの余命を語るのは、神戸市「新須磨リハビリテーション病院」院長の神代尚芳医師(67)。これまで約200人のがん患者を看取ってきたという神代医師。そんな彼が今、末期の肺がんに侵されているという。 がんが見つかったのは、昨年5月のこと。手術は、親友の医師により7月に行われた。だが現在、神代医師は抗癌剤や放射線治療などの治療を行なっていないという。「『大細胞型』のがんは抗がん剤が効きにくく、放射線治療も効果がないんです。だから、もう対応のしようがない。飲んでいるのも胃腸薬ぐらいです。もちろん、自分がこれまで患者に言ってきたことと違うことをするわけにはいかないという思いもあります」 これまで彼は患者への治療を必要最小限にとどめてきた。それは延命ではなく“自分らしい人生”を送ることに重点を置いた治療だった。神代医師によると、今の医療はやるべ
死亡例も…子宮頚がんワクチン“危険すぎる副反応”の実態 女性自身 3月13日(水)7時7分配信 という記事がYahoo!ニュースにアップされています。ワクチンに反対の立場をとる医師の話を聞いているものです。以下抜粋。 現在、日本で承認されている子宮頸がんワクチンは、『ガーダシル』と『サーバリックス』のふたつ。アメリカのワクチン有害事象報告制度『VAERS』によると、『ガーダシル』『サーバリックス』の両ワクチンによる副反応被害者数は全世界で2万8千661人。死亡者数は130人にのぼっている。 「しかし、これは報告された件数だけ。実際にはこの10倍以上の被害者がいると予想されています。脳機能障害による意識低下で通知表のオールAだった少女の成績がガタ落ちしたり、月経のような出血、直腸からの出血も。なかには発熱、全身倦怠感などの症状が出だり、日本で難病に指定されているSLE(全身性エリテマトーデス
メディアというのは統計学を全く理解しておらず、パーセントとか**倍ということを多用するが、ほんとに科学的に意味があることなのだろうか? ───────────────────────────────── ALSの発症なぜか6倍も イタリアのプロサッカー選手 【ワシントン15日共同】イタリアのプロサッカー選手は、全身の筋肉が徐々に動かなくなる筋委縮性側索硬化症(ALS)の発症率が平均の約6倍になっていることが、同国トリノ大などの研究チームの調査で分かった。15日までに脳神経学の専門誌に発表した。 ALSの発生が特定のスポーツ集団で高いことが分かったのは初めて。研究チームはヘディングなどサッカー特有の体への衝撃や、筋肉増強剤の悪影響など複数の仮説を示したが、発表者の1人は「今のところ、普通の人がサッカーをやめる理由は全くない」と話している。 (共同通信) - 3月15日16時46分更新 ───
HAPPY @happy_HAPhappy だいぶ乱暴に言うと現在は入院期間は長くなればなるほど、診療報酬が下がる。厚労省は無駄に入院を長引かせることで病院が医療費を無駄遣いしないようにと考えたのだろう。でも、現場の実感としては急性期の一次治療が終了しても指示通りにはなかなか退院してくれないというのが正直なところ。 2013-03-05 19:18:58 HAPPY @happy_HAPhappy もうちょっとリハビリしてから、もうちょっとよくなってから、ひどいのだともうちょっと暖かくなってからなんていうニーズには救急車対応をすべき施設とは別のところがあたるようシステム整備しないと「たらい回し」と避難される事態は必ず起こる。 2013-03-05 19:23:24 HAPPY @happy_HAPhappy 自分や自分の家族に何かあればいつ何時でも対応してほしいし、病院なんだからそれが当然
一般用医薬品をネットで販売することを規制する厚労省の省令に対して、ケンコーコムとウェルネットが取り消しを求めた裁判で、今年1月に最高裁はこの省令を違法と判断。これによって、一般用医薬品のネット販売が事実上解禁となった。 ・ケンコーコム勝訴で高まる医薬品ネット販売参入の気運 しかしさらなる薬事法改正も? ー Marke Zine(1月15日) この判決を受けて、ケンコーコムは速やかにネット販売を再開。その売上高は1日当たり約500万円と、これまでの5倍に急増。また、Yahoo!ショッピングや楽天市場でも医薬品通販の販売環境の準備を開始している。 しかし、現在の全く規制のかからない状態にも不安は残る。そもそも、第一類医薬品には副作用のリスクがあり、薬剤師による情報提供が必要とされている商品だ。この状況を改善するために田村憲久厚生労働大臣は、薬事法改正などを含め、新たな規制を検討する検討会を発足
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く