新年最初の一冊は何にしよう…、と考えて本棚に手を伸ばし、未読本のなかから植松努さんの『空想教室』を選んだ。 以前観たTEDxの動画が気になっていたのと、年末に友人におすすめされたのがきっかけ。 結果的に、とても素晴らしい読書体験になった。 『好奇心を“天職"に変える 空想教室』 好奇心を“天職"に変える空想教室 作者:植松 努発売日: 2015/10/26メディア: 単行本(ソフトカバー) 本書の冒頭、イラストに添えてロケットづくりにたいする植松さんの思いが数ページにわたって書かれている。本編に入る直前のページはこうだ。 この小さな自信が、 これからの日本にどうしても必要なのです。 今回、TEDxでの講演をイメージして読み進めていったのだが、「思うは招く」などのキーフレーズはやはりそのまま語られており安心すると同時に、18分の講演に収められた言葉以上に、植松さんの考えが率直に、ときに、厳し