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ブックマーク / takehora.hatenadiary.jp (12)

  • Webパフォーマンスの振り返り 2022年 - Webパフォーマンスについて

    揺らぐ通信インフラへの信頼 今年、最も衝撃的だったのは、相次ぐ通信インフラの障害だったのではないでしょうか? 絶大なる信頼を寄せていた通信インフラが障害で接続障害に陥る、というのは、日人としては驚きの事態でした。 私たちの心の中には、「品質の日」という自負みたいなものがあります。 サイレント障害 ネットワーク上で発生する、エラーとして検知されない障害を「サイレント障害」と云います。 その多くは、自社のインフラだけを見ていて、その稼働状態だけでシステム稼働の正常・異常を判断することが原因です。 携帯網については、有線回線とは異なる複雑な仕組みと、電波を使っているという事もあって、サイレント障害の検出のソリューションは、End-to-Endの通信監視・計測による手法が以前より世界で普及していました。 それを販売していたのは、ドイツにあるSIGOSという会社です。 世界で一番はじめにWebパ

    Webパフォーマンスの振り返り 2022年 - Webパフォーマンスについて
  • Webパフォーマンスの振り返り 2020 - Webパフォーマンスについて

    コロナ禍と「新しい日常」のWebへのインパクト 今年、最大のWebパフォーマンスへのインパクトは、コロナ禍でした。 外出の自粛、在宅勤務への移行などにより、インターネットのトラフィックが急増し、インフラに対する大きな負荷となりました。 ネットスーパーやマスク販売のサイトは、急激なトラフィックによって遅延したり、アクセスできなくなったりしました。 アクセス数増大により遅延したり、エラーと遅延が発生したマスクの販売サイト 在宅勤務増加が齎したトラフィックの急増 xtech.nikkei.com xtech.nikkei.com www.zscaler.jp 各社がトラフィックの急増の要因を分析していますが、概ね、在宅勤務の増加によるSaaSの利用、オンライン会議の利用で見解は一致しているようです。 トラフィック急増で露呈したインフラが弱いサービス トラフィックの急増=Webサイトの遅延と、単純

    Webパフォーマンスの振り返り 2020 - Webパフォーマンスについて
  • Webパフォーマンスの振り返り 2019 - Webパフォーマンスについて

    2019年も、残り一カ月となりました。 今年もWebパフォーマンスのAdventカレンダーを今年も開催したので、その初日のエントリーとして、今年のWebパフォーマンスを振り返ります。 今年は法制面で、経産省が坦々と進めてきた制度整備が大きな目玉でした。 従って、法制度の話が中心です。 エンジニアは、技術だけではなく、関連する法制度もしっかりと理解しなければいけません。 品質保証前夜 ついに、2020年4月1日の改正民法債権法施行まで、4か月となりました。 未だに、改正民法債権法を知らない人は多く、施行後、それなりにトラブルが生じると予想されます。 今一度、改正民法債権法で、Webサイトに関連する箇所をおさらいしましょう。 契約不適合責任 今回の民法債権法改正で、大きく変わるのが、ドイツやフランス由来の大陸法から、英米法へ軸をシフトする点です。 今回の民法債権法の改正は、日がウィーン売買条

    Webパフォーマンスの振り返り 2019 - Webパフォーマンスについて
  • 「外形監視」という訳語の間違い - Webパフォーマンスについて

    要約 Synthetic Monitoringに「外形監視」という訳語を当てている方がいるのですが、Syntheticの意味は「外形」ではありません。 Syntheticは「合成」という意味です。 ですから、日語訳を付けるのであれば、「合成監視」です。 また、External Monitoringの訳語として、「外形監視」という訳語を当てて書いている人も見かけます。 正しくは、 Synthetic Monitoring ... 合成監視 External Monitoring ... 外部監視 です。 何故、Synthetic Monitoringは、「合成監視」なのでしょうか? その歴史と背景を解説します。 Synthetic Monitoringとは何か? Synthetic Monitoringとは、計測システムから、対象システムに対して能動的にアクセスして、性能や可用性に関するデ

    「外形監視」という訳語の間違い - Webパフォーマンスについて
    igrep
    igrep 2019/07/05
  • 「推測するな、計測せよ」のWebパフォーマンスにおける真の意味 - Webパフォーマンスについて

    ソフトウェア工学で著名なロバート・C・パイク氏のCプログラミングに関する覚書というものがあります。 ルール1: プログラムがどこで時間を消費することになるか知ることはできない。ボトルネックは驚くべき箇所で起こるものである。したがって、どこがボトルネックなのかをはっきりさせるまでは、推測を行ったり、スピードハックをしてはならない。 ルール2: 計測すべし。計測するまでは速度のための調整をしてはならない。コードの一部が残りを圧倒しないのであれば、なおさらである。 ルール3: 凝った(Fancy)アルゴリズムは nが小さいときには遅く、 nはしばしば小さい。凝ったアルゴリズムは大きな定数を持っている。nが頻繁に大きくなることがわかっていないなら、凝ってはいけない(nが大きくなるときでさえ、ルール2が最初に適用される)。 ルール4: 凝ったアルゴリズムはシンプルなそれよりバグを含みやすく、実装する

    「推測するな、計測せよ」のWebパフォーマンスにおける真の意味 - Webパフォーマンスについて
    igrep
    igrep 2018/10/31
    "表示速度が速いという事は、計測して、速い結果が出れば良いのでしょう。しかし、遅くなっていない事を確認するには、24時間365日計測して、遅い値がないと確認しないといけない"
  • HTTP/2が速いという幻想 - Webパフォーマンスについて

    難しい話じゃないです。 皆さん、ご自分でChrome Developer Toolで簡単に確認できますから、やってみて下さい。 このブログでも、過去に統計分析をした結果は掲載したんですが、「盲信」はそうそう簡単には消えないようでして… takehora.hatenadiary.jp takehora.hatenadiary.jp 以下の図は、Chrome 63.0.3239.108での結果です。 CDNにFastlyでもAWS CloudFrontでも、どのCDNを使って実験して頂いても結構です。 CDNを使わずに、Webサーバ単体でも結構です。 同様の結果になります。 どちらもHTTPS通信です。 どちらも同じオリジン、同じファイル構成です。 HTTP/1.1は、Keep-Alive設定が入っています。 HTTP/1.1での配信 … Load Event 70ms HTTP/2での配信

    HTTP/2が速いという幻想 - Webパフォーマンスについて
    igrep
    igrep 2017/12/28
    やっぱりパフォーマンスについての改善は何事も計ってなんぼってことですかね…。自戒も込めて。
  • Webパフォーマンスの振り返り 2017 - Webパフォーマンスについて

    2017年も、残り一か月となりまして、WebパフォーマンスのAdventカレンダーがスタートしましたので、今年のWebパフォーマンスの動向を振り返ってみます。 Googleさん大活躍 今年は、Webパフォーマンス(表示速度)の認知が浸透した一年でした。 その大きな要因は、やっぱり、Googleさんの活動ですね。 昨年のQ4に、Googleの大口顧客向けに、パフォーマンスの重要性を、役員クラスに直接会って説くと共に、今年は更に裾野を広げて、パフォーマンスの重要性を説いて回って、かなり認知が広がったと思います。 Googleさんが顧客に配布している資料を拝見したのですが、三つの事が書かれています。 Webパフォーマンス(表示速度)は収益に大きな影響を及ぼす Webパフォーマンスを高速化しないと、オンライン広告の成果を最大化できない Webパフォーマンスは、オーガニック検索に影響がある その上で

    Webパフォーマンスの振り返り 2017 - Webパフォーマンスについて
    igrep
    igrep 2017/12/02
    5Gすげぇなぁ。ネットワークパフォーマンスのフリーランチはいつまで続くんだろうなぁ。
  • はてなブログを自分で出来る範疇で高速化してみる - Webパフォーマンスについて

    はてなブログの高速化について、はてなスターを外すと速くなるとか、色々話題になっています。 ユーザが手を入れられる範囲でどこまで高速化できるか、いつも私がやっている統計的品質管理のアプローチで、計測・分析・改善してみました。 デスクトップサイト計測 まずは、現状把握、Synthetic Monitoringです。 Synthetic Monitoringとは、実験計画法のフィッシャー三原則に則った、対象ページに介在して計測する手法です。 一ユーザとして、こちら側から、一定間隔で、対象ページにアクセスをして、表示速度に関するデータを取得します。 計測対象サイト takehora.hatenadiary.jp トップに乗っていた記事は、5.3MBあって、かなり重いです。 グラフ関係の画像を多用しているからですね。 計測条件 日の帯域保証型(100Mbps)光回線NTTとKDDI 計測ブラ

    はてなブログを自分で出来る範疇で高速化してみる - Webパフォーマンスについて
    igrep
    igrep 2017/07/19
    "再度読み込む場合は、Developer Toolのリロードボタンを使わず、新しいシークレットウィンドウを開いて" DevToolsにdisable cacheする機能があるけどそれじゃダメなのでしょうか...
  • Googleの「Mobile Website Speed Testing Tool」の速度テストは参考にならない - Webパフォーマンスについて

    このテストの速度テストの評価を実際の計測データと比較して検証してみる Googleが testmysite.thinkwithgoogle.com を公開して、各所で話題になっています。 モバイルフレンドリーかどうかのテストには使えるのですが、スマートフォン向けWebサイトやデスクトップ向けWebサイトとしてのスピードの判定の参考にならないです。 その理由を以下に説明します。 日のポータルサイトのパフォーマンス計測のデータと見比べてみる さて、検証用データとして、日のポータルサイトの計測データと見比べてみましょう。 今回、計測してみたのは、以下の5つのポータルサイトです。 Yahoo! Goo Excite MSN Infoseek 計測条件 NTTドコモのLTE回線を使用 電波強度は非常に良好 計測機器を設置して行う定点観測なので、基地局間の接続移動処理(ハンドオーバー)は発生しない

    Googleの「Mobile Website Speed Testing Tool」の速度テストは参考にならない - Webパフォーマンスについて
  • 今、見ているWebページのW3C標準規格の表示速度が測れるChrome用機能拡張「Sonar」 - Webパフォーマンスについて

    表示速度、何で調べていますか? 皆さんは、手軽にWebページの表示速度を調べたい時に、どんなツールを使っていますか? Chrome Developer Tool Firebug 各種オンライン無料計測サービス こんな感じでしょうか? 標準規格準拠の重要性 実は、これらのツールは、計測したデータに差があります。 私も業務で「ツールによって計測した値が違う」と相談されることがあります。 計測オブジェクト数の違い 実は、これらのツールは、取得できるデータに差があります。 実際に取得しているオブジェクト数を確認してみると分かります。 「ページの終わり」をどのように定義するかは、実は結構悩ましい問題です。 実験計画法の三原則に基づいて、1ユーザとして一定間隔にアクティブに計測するSynthetic Monitoring(合成計測)の場合は、HTTP/HTTPSの通信が途絶えてから1~2秒待ってみて、

    今、見ているWebページのW3C標準規格の表示速度が測れるChrome用機能拡張「Sonar」 - Webパフォーマンスについて
    igrep
    igrep 2016/05/17
    とりあえず追加で。
  • 越境ECで成功するために - Webパフォーマンスについて

    盛り上がりつつある越境EC この1~2年で、越境ECが盛り上がってきています。 越境ECとは、「国際的な電子商取引のこと」であると、Wikipediaでは書かれています。 従来より、海外からの日の物品購入の需要は高く、それも日人が思いも浮かばない商品が、想像のつかない理由で売れたりします。 例えば、私が聞いた話では、フランスでは、仏壇が美術品として需要があるそうです。 また、スペインでは、座布団が、日料理店から盗まれる程に人気があるそうです。 それ以外にも、海外在住の日人が、日の商品を買いたいという需要もあります。 最近の越境ECブームの火付け役は、「爆買い」ですよね。中国から日に来た観光客が親戚の分も含めて、日の炊飯器や水洗便座を競って買うというのは、よくニュースなどでも取り上げられます。 また岡山県の高級果物が、中国富裕層によって、通販でバカ売れしているという話は越境E

    越境ECで成功するために - Webパフォーマンスについて
    igrep
    igrep 2016/04/06
    海外Webサービスむずい話
  • Webサイトパフォーマンス計測業界の振り返り2015 - Webパフォーマンスについて

    KeynoteからCatchpointへ 紆余曲折あって、今年の9月に、Keynote Systemsから、Catchpoint Systemsへ移りました。 「移った」と言っても、間が空いたし、今はKeynote Systemsという会社は存在しておらず、Dynatraceという会社の一ブランドとしてKeynoteという名前が残るのみです。 ここ数ヶ月、情報発信を控えていたので、今のWebサイトパフォーマンス計測業界はどうなってるんだという最新動向を語ることで、自分の近況も語ることに繋がるかなと思い、表題の内容で書きます。 2013年、Keynote Systemsの売却に始まる業界大再編 Webサイトパフォーマンス計測と云えば、KeynoteGomezの二社が1位、2位を争ってきたわけですが、変化を齎したのは、2013年の秋、Keynoteの売却でした。 KeynoteCEOは、U

    Webサイトパフォーマンス計測業界の振り返り2015 - Webパフォーマンスについて
    igrep
    igrep 2015/12/01
    “やっぱり、パフォーマンスは酷い。見てくれている人は相当我慢して見てるという事実に気づけるかどうかが、商売上の鍵を握るでしょう。”
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