少しお知らせが遅くなりましたが、『週刊読書人』11月24日号にて、『本当に役立つ経済学全史』の刊行記念インタビューを掲載していただきました。経済学における自由主義の伝統の重要性、マルクスと古典派の関係、陰謀論的なナチス礼賛言説の危険性など、拙著に関連する様々な話題についてお話しさせていただきました。ぜひご覧ください! ちなみに、この号は経済学説史特集になっている感じで、1,2面は塚本恭章氏の『経済学の冒険』*1の出版記念特集で、水野和夫氏、塚本恭章氏、吉川洋氏の対談です。こちらは主流派経済学に極めて批判的で、マルクスや脱成長を評価する立場の論説です。日本の経済学説史ではおそらくこちらの方がスタンダードかもしれませんが、一番最後のページ(8面)に私の記事も掲載していただいています。併せてご覧いただければ経済学の現在の姿がよくわかるでしょう。こういう多様性があるところが読書人のいいところですね