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ブックマーク / www.aviationwire.jp (13)

  • 【独自】スペースジェット、開発中止決定 次期戦闘機に知見生かす

    三菱重工業(7011)は、ジェット旅客機「三菱スペースジェット(旧MRJ)」の開発を中止する方針を固めた。近く正式発表する。同社は取材に対し「開発を中止した事実はない」とコメントした。国が機体の安全性を証明する「型式証明(TC)」を取得しても事業として成立しないため、これ以上の投資は難しいと判断した。スペースジェットの開発で得た知見は、日と英国、イタリアの3カ国で共同開発する次期戦闘機などに生かす。 *開発中止を正式発表。記事はこちら。 三菱重工は「一旦立ち止まる」との表現で、スペースジェットの開発を2020年10月30日 に事実上凍結。関係者によると、TC取得に関する費用は今後も数千億円規模でかかる見通しで、開発を続けても事業として成立しないとの結論に至ったという。 スペースジェットの納期は当初、2013年だった。2008年に開発がスタートし、納期は6度もの延期で2021年度以降として

    【独自】スペースジェット、開発中止決定 次期戦闘機に知見生かす
  • 「一旦立ち止まる」から2年 特集・スペースジェットの現在地

    三菱重工業(7011)が国産初のジェット旅客機「三菱スペースジェット(旧MRJ)」の開発を事実上凍結して2年が過ぎた。2020年10月30日に、「一旦立ち止まる」と独特の表現で明らかにし、国が機体の安全性を証明する「型式証明(TC)」の取得に必要な文書作成は続けるものの、飛行試験は中断。6度もの延期で2021年度以降としていた納期は、泉澤清次社長が「設定していない」と、この時点で未完の航空機になる可能性が高まっていた。 2019年のパリ航空ショー出展を終えル・ブルジェ空港を離陸する三菱スペースジェットの飛行試験3号機。すでに解体済みだ=19年6月18日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire 11月1日に発表した2022年4-9月期(23年3月期第2四半期)決算では、「SpaceJetの開発減速に係る偶発負債」に言及。「当社は、新型コロナウイルス感染

    「一旦立ち止まる」から2年 特集・スペースジェットの現在地
  • UH-60後継候補DEFIANT X、HTS7500エンジン選定 米陸軍FLRAA計画

    米陸軍のFLRAA(Future Long-Range Assault Aircraft、将来型長距離強襲機)計画で、ロッキード・マーチン・シコルスキーとボーイングによる企業連合が開発している候補ヘリコプター「DEFIANT X(デファイアントX)」に、ハネウェルのターボシャフトエンジン「HTS7500」とAPU(補助動力装置)「GTCP 36-150」が選定された。 HTS7500は、CH-47「チヌーク」やMH-47に搭載されているT55エンジンの最新型T55-714Aと比べて42%出力が向上し、同クラスのエンジンと比べて総重量がもっとも軽いという。 米陸軍が2019年に開始したFLRAA計画は、1979年に同軍で運用が始まったUH-60「ブラックホーク」の次世代ヘリを開発するもの。同軍の2020年9月の発表によると、実用化は2030年となる見込み。 ロッキード・マーチンによると、DE

    UH-60後継候補DEFIANT X、HTS7500エンジン選定 米陸軍FLRAA計画
  • ロールス・ロイス、全電動航空機の初飛行成功

    ロールス・ロイスは、全電動航空機「スピリット・オブ・イノベーション」(登録記号G-NXTE)の初飛行に成功した。500馬力以上(400KW)の電動パワートレインと航空機用では最も高密度のバッテリーパックを積んで離陸し、約15分飛行した。 同機は現地時間9月15日午後2時56分に、キネティック社が管理する英国防省のボスコムダウン試験場から離陸した。今回の初飛行から、飛行試験を通じて航空機の電力や推進システムに関するデータの収集を進めていく。 今回のフライトは、電気モーターと制御装置を製造するYASA、航空新興企業のElectroflightが主要パートナーとして参加する「ACCEL(Accelerating the Electrification of Flight:飛行の電動化を加速する)」と呼ばれるチームと、ロールス・ロイスが実施。ロールス・ロイスは、2030年までに自社の新たな製品がネ

    ロールス・ロイス、全電動航空機の初飛行成功
  • 川崎重工、水素航空機開発に参画へ 燃料タンク・エンジン主導、35年以降投入目指す

    川崎重工業(7012)の橋康彦社長は、6月1日に開催したアナリスト向けのグループビジョン2030進捗報告会で、水素燃料を航空機分野へ展開し水素航空機の開発に参画する意向を示した。燃料タンクやエンジンなどの開発を主導し、2035年以降の市場投入を目指す。

    川崎重工、水素航空機開発に参画へ 燃料タンク・エンジン主導、35年以降投入目指す
  • エアバス、6発プロペラの燃料電池旅客機案

    エアバスは、6つの取り外し可能な燃料電池によるプロペラ推進システムの航空機構想を現地時間12月15日に発表した。2035年までのゼロエミッション飛行の実現に向けた取り組み「ZEROe」プログラムの一環で、水素燃料電池を用いた推進システムの検討を進めている。 「ポッド」と呼ぶ水素燃料電池の推進システムは、1基あたり8枚のプロペラブレードで構成。主翼 これより先は会員の方のみご覧いただけます。 無料会員は、有料記事を月あたり3記事まで無料でご覧いただけます。 有料会員は、すべての有料記事をご覧いただけます。 会員の方はログインしてご覧ください。 ご登録のない方は、無料会員登録すると続きをお読みいただけます。 無料会員として登録後、有料会員登録も希望する方は、会員用ページよりログイン後、有料会員登録をお願い致します。

    エアバス、6発プロペラの燃料電池旅客機案
  • 三菱スペースジェット、試験機完成遅れ 6度目延期が現実味

    三菱重工業(7011)の泉澤清次社長は10月31日、子会社の三菱航空機が開発中の「三菱スペースジェット(旧MRJ)」について、機体の安全性を国が証明する「型式証明(TC)」取得時に使う飛行試験機(通算10号機)の完成が遅れ、年明けになると明らかにした。 これまでの計画では、設計変更を反映した10号機を使った飛行試験を今秋から始める予定だったため、順調に試験が進んだ場合でも3カ月程度の納入遅延が生じる可能性があり、6度目の延期が現実味を帯びてきた。5度目までの遅延に対しては、すでに航空会社との補償交渉も始まっている。 ファンボロー航空ショーで初のフライトディスプレーを終えて着陸するANA塗装のMRJ(当時)飛行試験3号機。今年6月のパリ航空ショーには同じ機体がスペースジェット塗装で登場した=18年7月16日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire —記

    三菱スペースジェット、試験機完成遅れ 6度目延期が現実味
  • なぜ三菱重工はボンバルディアCRJを狙うのか 進む業界再編

    三菱重工業(7011)は6月5日、カナダのボンバルディアとリージョナルジェット機「CRJ」の事業買収に向けて事前協議を進めていることを明らかにした。米国の航空専門メディア「エアカレント(The Air Current)」が現地時間6月4日にスクープしたもの。 *ボンバルディアと契約締結の記事はこちら。 —記事の概要— ・ボンバルディアと訴訟も ・事業売却・業界再編進む ボンバルディアと訴訟も 三菱重工は、子会社の三菱航空機が「MRJ」を開発しているものの、当初2013年だった初号機引き渡しは、5度の延期で2020年半ばを目指している。開発発表時に目玉だった新型エンジンなども、リージョナルジェット機世界最大手であるブラジルのエンブラエルが次世代機「E2シリーズ」で取り入れ、すでに納入を開始しており、三菱重工は戦略の見直しを迫られている。 こうした中、航空機事業の整理を進めるボンバルディアから

    なぜ三菱重工はボンバルディアCRJを狙うのか 進む業界再編
  • MRJ、パリ航空ショー未出展も 水谷社長「TC取得が最優先」

    6月に開かれる世界最大規模の航空ショー「パリ航空ショー」に、三菱航空機が開発するリージョナルジェット機「MRJ」の実機を出展しない可能性が出てきた。同社の水谷久和社長が4月16日に明らかにしたもので、現在進んでいるTC(型式証明)の年内取得に向けた飛行試験を最優先させる意向を示した。 MRJは2017年6月に開かれた前回のパリ航空ショーで、実機を初出展。飛行試験3号機(登録記号JA23MJ)を持ち込み、地上展示した。翌2018年7月のファンボロー航空ショーでは、同じく飛行試験3号機でフライトディスプレー(飛行展示)を披露した。水谷社長はファンボロー航空ショーで、「来年(19年)のパリ航空ショーでは、機体の内装(の展示)ではないか」と述べ、出展に前向きな姿勢を見せていた。 MRJは現在、米国の飛行試験拠点であるモーゼスレイクでTC飛行試験を進めている。水谷社長は16日の会見で「TC取得が最優

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    kaorun
    kaorun 2019/04/16
  • F-35Aは1機116億円 防衛省、中期防の単価初公表

    防衛省は1月8日、中期防衛力整備計画(2019年度から23年度)で示した主要装備品の単価を公表した。最新鋭ステルス戦闘機F-35Aは、1機当たり約116億円とした。同省が中期防の主要装備品について、単価を公表するのは初めて。 中期防では、F-35Aを27機、短距離離陸・垂直着陸(STOVL)機機能を持つF-35Bを18機の計45機を取得する計画。今回開示した単価はF-35Aのもので、F-35Bは「今後の適正な取得に影響を及ぼす」として公表を見送った。 このほかの航空機の単価は、航空自衛隊では早期警戒機E-2D(9機計画)が1機当たり約262億円、空中給油・輸送機KC-46A(4機)が約249億円、輸送機C-2(5機)が約223億円、戦闘機F-15の能力向上(20機)が約35億円、滞空型無人機グローバルホークの組立経費など(1機)が約173億円とした。 海上自衛隊は哨戒機P-1(12機)が約

    F-35Aは1機116億円 防衛省、中期防の単価初公表
  • レオナルド、ティルトローターAW609初号機は20年納入

    伊レオナルドヘリコプターズ(旧アグスタウェストランド)は10月25日、開発中の民間用双発ティルトローター機AW609の進捗を、都内で開いた説明会で報告した。量産初号機は2020年はじめに引き渡しを予定しているという。 AW609は、ヘリコプターと同様に垂直離着陸でき、主翼の両端にあるプロペラの向きを上方から前方に変えると、固定翼機として飛行出来る。同様のティルトローター機として、米軍や陸上自衛隊が導入した軍用機のベル・ボーイングV-22「オスプレイ」がある。 AW609の最大離陸重量は8000キロ(8トン)で、有効搭載量は2860キロ。最大航続距離は700海里(1296キロ)で、補助燃料タンクを増設すると1000海里(1852キロ)に伸ばせ、固定翼時の最大速度は275ノット(509キロ)を計画している。捜索救難などの用途では、通常のヘリと比べて1時間に4倍のエリアに対応できるという。 25

    レオナルド、ティルトローターAW609初号機は20年納入
  • エアバス、A220発表 Cシリーズを改称

    エアバスは現地時間7月10日、ボンバルディアが開発した小型機「Cシリーズ」をA220に改称し、自社のラインナップに加えたと発表した。Cシリーズの製造や販売を担う事業会社「CSALP(C Series Aircraft Limited Partnership)」を、7月に買収したことによるもの。 CシリーズはCS100(108-135席)とCS300(130-160席)の2機種で構成。部品は2機種で99%共通化しており、パイロットは同じライセンスで操縦できる。 エアバスは、CS100をA220-100、CS300をA220-300に改称。これまでエアバスは、100-150席クラスに収まる機体としてA318を製造していたが、新型エンジンを採用したA320neoファミリーでは後継機を開発しておらず、ラインナップに空白が生じていた。 Cシリーズは現在、402機受注しており、航空会社3社に38機を納

    エアバス、A220発表 Cシリーズを改称
  • MRJ、部品の製造再開 18年に飛行試験6機体制

    三菱重工業(7011)は10月31日、子会社の三菱航空機が開発中のリージョナルジェット機「MRJ」の部品製造を再開したことを明らかにした。 MRJの量産初号機の納期は、今年1月に発表された5度目の延期により、2020年半ばを予定。現在は5機ある飛行試験機をすべて米国の飛行試験拠点であるモーゼスレイクへ持ち込み、2020年初頭までの型式証明(TC)取得を目指している。 MRJの開発は、三菱重工の宮永俊一社長直轄体制へ2016年11月に移行後、外国人専門家の活用を拡大。これにより、MRJは一部装備品の配置などを変更したほか、電気配線全体を最新の安全性適合基準を満たす設計に改めた。 今回製造を再開した部品は、新たに飛行試験に投入する機体向け。同機は当初量産初号機として製造を始めた機体とみられ、10月中旬から設計変更を反映した部品の製造を順次再開している。今春以来の製造再開で、完成した部品は機体内

    MRJ、部品の製造再開 18年に飛行試験6機体制
    kaorun
    kaorun 2017/11/01
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