韓国はこのアウトブレイクへの支援を申し出ているが、北朝鮮側はこれに応じていない...... REUTERS <詳細不明の腸の疾患が拡大し、金政権が封じ込めに当たっている> 新型コロナウイルスの感染が拡大中の北朝鮮で、コロナとはまた違う「謎の病気」が流行の兆しをみせている。国営メディアの朝鮮中央通信は6月16日以降、平壌の南120キロにある黄海南(ファンヘナム)道の海州(ヘジュ)市において、少なくとも800世帯で「深刻な腸の病のエピデミック」が発生したと報じた。金政権は医師団と疫学調査官を現地に派遣した。 韓国の聯合ニュースによると、病名は特定されていない。北朝鮮の金正恩総書記は「拡大を完全に抑制するため、よく練られた対策によって疑わしい症例者を隔離し、できる限り早い時期に」アウトブレイクを封じ込める必要があるとの認識を示している。この発言から、対策の中心を医療よりも隔離に頼る方針がうかがえ