マツダは現在第7世代プラットフォーム戦略の最中にいる。俯瞰(ふかん)的に見れば、基本シャシーはスモールとラージの2種類がある。スモールは、Mazda3、CX-30、MX-30の3台で構成されており、Mazda2とCX-3は第6世代で1世代古い。 2021年中にはラージプラットフォームがスタートする予定で、こちらはMazda6、CX-5、CX-8で構成される。ラージについては、本来20年中にはデビューする予定だったが、CASE対応をにらんで……というだけでは茫漠(ぼうばく)としているので、もっと明瞭にいえば、ラージプラットフォームの世代がそのライフタイム中に回避することのできない電動化を見据え、バッテリー搭載とマネージメントにおける技術のブラッシュアップのために、開発をやり直した。 ぶっちゃけて言えば、MX-30のEVモデルをやってみて、そのあたりの技術に未消化な部分があったことが表面化し、
日米を拠点に世界各国で自動車産業の動向を取材するジャーナリスト。インディ500、NASCARなど米国レースにレーサーとしても参戦。自動車雑誌に多数の連載を持つほか、「Automotive Technology」誌(日経BP社)でBRICs取材、日本テレビでレース中継番組の解説などを務める。1962年生まれ。著書「エコカー世界大戦争の勝者は誰だ?」好評発売中 エコカー大戦争! 「エコカー=日本の独壇場」と思っているとすれば、それは大間違いだ。電気自動車、ハイブリッド車を巡る市場争奪戦はこれからが本番。日本は序盤戦を制したに過ぎない。世界規模の取材でエコカー大戦争の行方を探る。 バックナンバー一覧 フランクフルト郊外にある、マツダモーターヨーロッパのデザイン・開発拠点で開催された、SKYACITV-Xの世界初試乗会 Photo by Kenji Momota
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