1月のしぶんぎ座流星群、12月のふたご座流星群と並ぶ三大流星群のひとつ、ペルセウス座流星群の今年の活動ピークは8月12日の21時ごろと予想されている。スイフト・タットル彗星の通り道を毎年この時期に地球が通過し、そこに残されていたちりが地球の大気にとびこんで、100km前後上空で発光して見える。 月齢25のやや細い月は深夜すぎにのぼるため月明かりの影響はあまりないが、ペルセウス座は極大のころにやっと北東の方向に現れる。そのすぐ上に見えるカシオペヤ座を目印に、その辺りからすっと流れる光の筋が流れ星だ。 空の広いところで、頭上の夏の大三角や東のペガススの四辺形などをゆっくり見わたしながら待ってみよう。 この解説は「アストロガイド 星空年鑑 2012」より抜粋しました。 「アストロガイド 星空年鑑 2012」は注目現象の見どころや毎月の星空のようすを写真とイラストで詳細に解説したムックです。201