ある有名婚活ブログについての記事を書き、2月上旬、神戸新聞の夕刊に掲載した。同時に電子版「神戸新聞NEXT」にアップしたところ、数多くあった反響の中に、記事の末尾で紹介したブログのアドレスが全角表記であることを面白がる書き込みが散見された。多くの新聞社が、自社サイトの記事で英数字を全角表記する傾向にあることは、ネット界隈ではよく知られた事実。例えば2014年には、朝日新聞がマララ・ユスフザイさんのノーベル平和賞受賞会見の全文を全角で掲載し、あまりの読みにくさで注目を集めるという「珍事」もあったほどだ。このご時世、なぜ新聞社は頑なに全角スタイルを崩さないのか。「ネクスト編集部」の担当者に理由を教えてもらった。(黒川裕生) まず大前提として、これは神戸新聞社のケースであり、他社はまた事情が異なるかもしれないことにはご留意いただきたい。 さて、私たち記者は基本的に、貸与されるノートパソコンの編集
講演概要 テーマ:「現代社会におけるマスコミのあり方」 講演日:6月10日(土) 時間:14:30~15:40(開場は13:50) 場所:兼松講堂 本講演会はチケット制です。チケット販売は一般の方向けにも行われます。また、学内生限定のチケット直接販売も行われます。チケット販売の詳細はページ下部に記載されています。 百田氏のプロフィール 1956年大阪市東淀川区生まれ。 同志社大学法学部中退後、放送作家となり、『探偵!ナイトスクープ』のチーフライターを25年以上にわたり務めている。2006年に『永遠の0』を発表し、小説家としてデビュー。2013年『海賊とよばれた男』で本屋大賞を受賞。同年第26回日本メガネベストドレッサー賞文化界部門を受賞。同年11月から2015年2月まで、NHK経営委員務める。近著では小説に、『カエルの楽園』『幻庵』、新書に『鋼のメンタル』『雑談力』などがある。 チ
当庁時に記者団の取材に応じた松井一郎大阪府知事=20日、大阪府庁舎 【大阪】米軍北部訓練場のヘリパッド建設を巡り、大阪府警の機動隊員が抗議行動をする市民らに「土人」などと差別的な発言をしていた問題で、松井一郎大阪府知事は20日午前、当庁時に報道各社の取材に応じ「表現は悪かったし、反省すべきだと思う」と述べた上で「(発言した)彼自身、命令に従って沖縄のために無用な衝突が起こらないように職務を遂行しているわけで、あまりにも個人を特定されて、大メディアも含めて徹底的にたたく。これやり過ぎでしょう」と述べ、発言した警察官への報道が個人への攻撃になっているとの見解を示した。 「土人」と発言した警察官が警察庁や国家公安委員会によって処分されるとも述べた。 松井氏は北部訓練場周辺の抗議行動に対して「もともと混乱地で、無用な衝突を避けるために、警察官が全国から動員されている。じゃあ、混乱を引き起こしている
産経新聞とフジテレビの安倍応援団ぶりがエスカレートしていることは重々わかっているつもりだったが、まさかこんなことまでやってくるとは……。 〈FNN世論調査で分かった安保反対集会の実像 「一般市民による集会」というよりは…〉 9月14日、産経新聞がウェブ版でこんな見出しの記事を公開した。産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が12日・13日に実施した合同世論調査で「安保法案に反対する集会やデモ」に関してアンケートをとったところ、〈最近注目を集める反対集会だが、今回の調査からは、「一般市民による」というよりも「特定政党の支持層による」集会という実像が浮かび上が〉ったというのだ。 この記事に、ネトウヨたちは大喜び。「やっぱりあいつらは共産党だった」「反日政党支持者がデモを起こしている」などというコメントを拡散させている。 しかし、それがいったいどういう調査結果にもとづくものなのか、改めて
従軍慰安婦と福島第一原発事故に関する一連の誤報、著者のコラム掲載拒否騒動、続く社長の引責辞任と、朝日新聞が大きく揺れた1年。折しも国会では安全保障法制審議がヤマ場を迎え、その報じ方に各紙の違いがより先鋭化している。『池上彰に聞く どうなってるの? ニッポンの新聞』著者の池上彰氏に聞く。 朝日新聞の誤報問題から1年、新聞は変わったのか ──まず朝日問題ですが、この1年を振り返ってどうお感じですか? 過去の従軍慰安婦報道について訂正はしましたがその訂正が不十分だったし、謝罪をしなかった。謝罪しなかったことを批判したらコラム掲載拒否を伝えられ、今度は社内が大騒ぎになった。それを機に体質を含めた朝日の問題が一気に噴き出した。一つひとつそれらを検証し、自分たちを変えようと努力はしました。 朝日的な物の見方への異論・批判に紙面を開くフォーラム機能も充実させました。朝日の論調に真っ向から反対する人にも話
小学館が発行する月刊誌「SAPIO」12月号(今月4日発売)に掲載された「愛知県江南市の学校給食では、やきそばと一緒にメロンパンが提供されている」という記事が誤りだったとして、同誌編集長が江南市を訪れ謝罪していたことが11日、市への取材で分かった。 編集長は「次号で訂正文を掲載する」と述べたという。 市によると、事実誤認があったのは「学校がヘンだ!」という学校給食の問題点を指摘した特集記事で、筆者は管理栄養士の幕内秀夫さんだった。 SAPIO編集部は「献立は江南市のものではありませんでした。編集、執筆者の初歩的な確認ミスであり、大変ご迷惑をおかけしました」とのコメントを出した。 記事では、市が9月に提供した給食で、やきそばとメロンパンを一緒に出していたとして「一番ひどい」「菓子パンを主食にするのはおかしい。子どもの肥満や高脂血症が心配です」と批判していた。 市民の投書を受けて市教育部が調べ
東京・渋谷の公園通りと言えば、週末や祝日には買い物客らであふれ、親子連れも多く通る繁華街だ。そこで、大型連休中の4月27日、一風変わった格好をした人が多く参加するパレードが行われた。 動物の着ぐるみはまだいいが、上半身裸の男性、ビキニ姿の女性、そして女装した男性などもいた。「自由な愛のカタチ」「エイズはまだ終わっていない」などのメッセージを掲げたり、虹色の旗を振ったりする若者もいた。 ゲイやレズビアンら、いわゆる「性的少数者」への支援を呼びかけるパレードだった。虹色の旗は彼らの運動を象徴するものだ。 そんな集団をしばらくやり過ごしていると、トラックの荷台から、沿道の人々に手を振る女性が目に入った。首相夫人の安倍昭恵さんに似ている。同じトラックの上では、真っ赤なドレスを身にまとった大柄な人物(おそらく男性)が愛想を振りまいていた。 最初は「まさか!」と疑ったが、よく見ると、やっぱり首相夫人だ
▼生い立ちや努力の過程、人柄を知るとより好感度が増す。青少年なら憧れが強まり、目標にすることもあるだろう。しかし、人となりが過剰に出過ぎると、途端に物語性を帯び、真実が見えなくなる ▼被爆2世で耳の聞こえない作曲家という触れ込みで人気のあった佐村河内守さんは、会見で自らの物語を完全に打ち砕いた。釈明にいちるの望みを抱いたかもしれないファンや聴覚障がい者を二重に傷つけた ▼生物学の常識を根底から覆す大発見として世界中から注目された万能細胞「STAP細胞」が、発表からわずか1カ月余で真偽が問われる瀬戸際に立たされている ▼論文の根幹に疑義が向けられている研究リーダー小保方晴子さんは今どきのヘアスタイルと愛らしい笑顔で彗星(すいせい)のごとく現れ、大発見とのギャップが好意的に受け止められた。研究と無関係なかっぽう着や中学の作文で書いた本も話題に上り横顔報道が過熱した ▼女性研究者の物語のベクトル
「誰も信じてくれなかったことが、何よりも大変だった」。従来の常識を打ち破る革新的な万能細胞「STAP細胞」を開発した理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の小保方(おぼかた)晴子・研究ユニットリーダー(30)は、成功までの道のりをこう振り返った。 STAP細胞が打ち破った常識は「動物細胞でも外的刺激で初期化した」「あまりに簡単すぎる技術で実現」など数多い。学位を取得して2年目の若き女性研究者が挙げた成果というのも、その一つだ。 これほど常識破りだったため、昨年春、世界的に権威ある英科学誌ネイチャーに投稿した際は、「過去何百年の生物細胞学の歴史を愚弄していると酷評され、掲載を却下された」。 だが、「STAP細胞は必ず人の役に立つ技術だ」との信念を貫いて膨大なデータを集め、今回は掲載にこぎつけた。「何度もやめようと思ったけれど、あと1日だけ頑張ろうと続けてきて、いつの間にか今日に
本日、一部ネットニュースで報道された「著作権フリーの掲示板『おーぷん2ちゃんねる』が登場」について、本紙記事「転載ちゃんねる」が現実化したとのお問い合わせをいただいております。この件について、本紙では緊急の会議を招集し、対応を検討いたしましたが、「本紙記事とは似て非なるものである」との結論に達しました。 「転載ちゃんねる」記事におきまして、本紙ではその特徴として、(1)書き込みの著作権フリー、(2)書き込みは3文字に制限、(3)投稿画像は極限まで解像度を落として掲載、の3点をお伝えいたしました。 それに対し、本日報道された「おーぷん2ちゃんねる」では、(1)のみしか該当しておらず、そのほとんどは「2ちゃんねる」のコピーでしかありません。 このような点を踏まえまして、今回は「虚構記事の現実化」には該当しないとの結論を得ました。 【関連記事】:転載自由の匿名掲示板「転載ちゃんねる」がオープン(
Al Jazeera’s ex-Beijing correspondent says she covered country honestly and equitably, after having credentials revoked. Melissa Chan, China correspondent since 2007, filed nearly 400 reports during her five years in the country Earlier this week, I left China after five years as an Al Jazeera English correspondent following the decision by the government to revoke my press credentials. At a subse
その出来事の第一報については、僕ら自身を含めて日本のメディアの反応は総じて機敏だったとは言えないのではないだろうか。締め切り時間のある新聞や雑誌とは異なり、テレビやラジオ、通信社の場合、スピードがニュースを報じる際の極めて重要な要素だ。もちろんスピード=速報性だけがニュースの構成要素ではない。正確さや分析の深さなども同時に求められる。 だが、北朝鮮の金正日総書記の死去というニュースの場合、速報性はやはり重要だった。それは、北朝鮮という国の情報伝播システムが極めて閉鎖的な特殊な環境におかれていることに関係している。つまり、重要情報は徹底的に国家機関によってコントロールされていて、滅多なことでは外部に漏れ出てこないのだ。朝鮮中央テレビのトップらは、おそらく事前にどのような形で情報を公にするかで慌ただしく準備作業を行っていたはずだ。アナウンサーは誰にするか。原稿内容をどのようにするか。特別放送
参考リンク:「虚偽報道による名誉毀損」で産経新聞社と同社記者を提訴しました(辻元清美:BLOGOS) 僕は辻元さんの目立ちたがりのところが好きになれないし、他人に対しては強い言葉で批判するものの、自分に対して甘いところ、そして、これまで政治の世界でみせてきた信条については嫌いです。 しかしながら、この記事の最後の「意見」は、あまりにも酷すぎる。 「お前はそういう人間だから、嘘を新聞に書かれても仕方がない。お前が反省しろ」とか、「その記事、15年前に何かで読んだ記憶が確実にある(でも手元に本はない)」とか、「火のないところに煙は立たない」とか。 もうね、あえて言わせてもらいます。 マスコミの虚偽報道を告発している人間が嫌いな辻元さんだからといって、わざわざ「意見」のところに辻元さんの悪口を書いて「自分は国のために尽くしている」なんて思っている連中って、あまりにも愚かすぎる。 たしかに、「公人
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