通常図書館と言えば、静かで落ち着いた雰囲気の中、読書をしたり学んだりできる安全な場所というイメージがあるだろう。だが現在、アメリカでは図書館までもが犯罪の温床となりつつある。 全米の数多くの図書館で暴力事件が増加しており、カリフォルニア州のある図書館では、過去1年間に警察への通報が500件を超えたという。 その内容は薬物使用、窃盗から殺人事件にまで及んでいる。もはや図書館は安全な場所ではなく、危険な場所に変貌してしまったようだ。
2021年から2023年にかけるアメリカ合衆国での禁書運動(2021ねん から 2023ねん にかける アメリカがっしゅうこく での きんしょうんどう、英: 2021–2023 book banning in the United States)とは、アメリカ合衆国にて2021年より行われた禁書運動。 2021年から、アメリカ合衆国では相当な数の書籍が閲覧禁止もしくは閲覧禁止要求の対象とされるようになった。対象となった書籍の大半は人種、ジェンダー、セクシュアリティに関するものである。ある本を巡り保護者や地域関係者が教師、学校管理者と議論するこれまでの禁書運動とは異なり、特定のテーマに焦点を当てた取り組みを全国化しようとする保守系のアドボカシー団体から地元のグループがサポートを得ているのが特徴である。また禁書運動は地域コミュニティでの議論にとどまらず、法律や立法措置を伴うことが多い。ジャーナ
6月初め、キリスト教の正典とされる聖書の内容が、下品で暴力的であり、子供たちにふさわしくないと保護者から陳情を受けたことで、ユタ州のデイビス学区は小中学校の聖書をすべて撤廃したというニュースをお伝えしたかと思うが、その後、進展があったようだ。 聖書の撤去は大きな議論を呼び、保守派からの厳しい批判を受け、再び審議が行われた結果、再び審議が行われた結果、同学区は6月20日に全ての学校の図書館に聖書を戻すことを発表した。
bookstr.com 米国バージニア州マディソン郡の教育委員会が、地元の公立ハイスクールの図書館から21冊の本を排除すると発表。ネットユーザーは疑問や批判を表明し、3冊禁書にされたティーヴン・キングも痛快な意見をツイート。そして地元の公立図書館は、禁書にされた21冊すべてが読めることを保障しています。 この21冊にどんな本が含まれるのかについては、Bookstrなどで紹介されています。(邦訳があるものは)邦題に置き換えると、以下の通り。 『侍女の物語』(マーガレット アトウッド著) 『はみだしインディアンのホントにホントの物語』(シャーマン・アレクシー著) 『ウォールフラワー』(スティーヴン・チョボウスキー著) 『アンラヴェルミー ほんとうのわたし』シリーズ(計6冊)(タヘラ・マフィ著) 『タール・ベイビー』(トニ・モリスン著) 『青い眼がほしい』(トニ・モリスン著) 『スーラ』(トニ・
二代目館長は駐日米国大使 米国マサチューセッツ州ケンブリッジにあるハーバード大学には合計73の図書館があり、世界最大の蔵書量を誇っている。コレクションは合計2000万冊以上、4 億点の写本と1000万点の写真、100 万点の地図がある。 それら図書館の中で3番目に大きいのが、ハーバード燕京図書館(イェンチン図書館、Yenching Library)で、中国や朝鮮、日本を中心とした東アジアの関連書籍がある。蔵書数は150万冊以上。 そもそもハーバード大学のアジア学の始まりは、日本と関係が深い。1914年、東京帝国大学の漢学者の服部宇之吉と仏教学者の姉崎正治が招聘されて講義を行い、日本語の書籍を多数寄贈したことがきっかけだった。 中国関係では、1928年、中華民国時代の燕京(現、北京)にあったミッションスクール・燕京大学が所蔵していた漢籍がハーバード大学へ運ばれ、独立研究機関の燕京研究所が発足
近年、日本各地の公立図書館で講演会やセミナー、展示会など本を貸す以外のことも行われるようになった。そんな日本の図書館の動向を報告するために、2017年、著者は米シカゴで開催されたアメリカ図書館協会の年次大会に参加したところ、アメリカ図書館界のケタ違いのスケールの大きさに圧倒された。 「ヒラリー・クリントンら大物政治家からイーサン・ホークら映画スター、スポーツ界の人までが集い、自身の読書体験などについて語り合い、ライブラリアン(図書館情報学修士号所持者)たちがグーグルなどIT企業や出版社の人たちと熱く議論する場もありました。そんな中でも私が最も衝撃を受けたのは、ライブラリアンたちが自分たちの社会的役割を見定め、連帯感や気概を持っていたことですね」 本書は、著者が出合ったアメリカの図書館での事例紹介に始まり、その背景を解き明かしたものだ。 コネティカット州の図書館では館長が呼びかけて警察官や治
小林昌樹(図書館情報学研究者) ■ある日の会話 「なんで日本の図書館ではレファレンス・サービスが広まらなかったんでしょう?」 「それは、サービスが目に見えないからさ。カタロガーの仕事は目録カードって形で残るからまだしも、レファレンサー*の仕事は雲散霧消しちゃうから、管理者や理事者からわかりづらいんだよ」 アメリカの図書館では司書がカウンターに常駐し、質問に答えてくれるサービスがあるのに、日本の図書館ではそうでないと授業で習ったが、なぜと聞いたらT先生はこんなふうに答えてくれた。昭和帝死去まもない1990年のことだった。 それからまた代替わりがあったが、状況はあまり変わっていない。むしろ部分的には悪くなったこともある。2011年に国会図書館(NDL)で国民向けレファレンス部局――廃止時は「主題情報部」といった――が廃止されている。 そんな雲散霧消してしまうレファレンス・サービスで、形として残
https://twitter.com/obenkyounuma/status/1515883463676555264 アメリカでは「図書館からお姫様が出てくる絵本を撤去」が事実ならば結構なニュースバリューがあると言えますが、まずこの話を日本語圏で初めてツイートしたのは上記ツイートのぬまきち氏となります。 分かりやすくするためにRT数が5より下のツイートは除外した形で検索しましたが、4月18日の彼のツイート以前には類似の話題が過去はともかく現時点では存在しない事が分かります。なお念のため書いておきますがRT数条件をなくした場合もこのツイート以前にこの話題は存在しません。この時点で相当に怪しい情報ではあるのですが、では実際にアメリカにおける図書館の規制情報を探ってみたところ図書館に置く書籍に関する規制運動というのは確かに存在します。しかしそれは「お姫様の出る絵本」ではなく主には「LGBTQ」
知りたいことの「検索」には限界がある。 問いが漠然としていたり、不案内な分野だったりすると、そもそもキーワードを何にするか分からない。膨大な結果をどうやって絞り込めば良いか分からない。 日本語圏の場合 そういう時は、品川図書館のレファレンスサービスを利用している。メールで問い合わせすると、2週間くらいで返事がくる(大量の参考文献つきで)。無料だし、品川に住んでなくても大丈夫。ちなみに私は、こんな質問をしたぞ。 「最近の若者は……」という愚痴は、いつから? 沢山の翻訳書があるが、高校の現代国語には無いの? 女子大は男性差別であり、男女平等に反する? 得られた回答を元に記事にしたのがこれ。 プラトンは「最近の若者は…」と言ったが…… 男子医大は憲法違反か 英語圏の場合 では、知りたいことが英語圏なら? Google検索の設定画面で、言語を英語にしたり、検索の際のパラメータに「?gl=us&hl
<アメリカで映画やコンサートといった文化的な娯楽やアクティビティについて、この1年間でどの程度の頻度で行ったかを尋ねた......> 図書館は年間10.5回、映画館は5.3回 米国人は2019年、映画よりもコンサートよりも、図書館に足繁く通った──こんな調査結果が明らかになった。 この調査は、米ギャラップが2019年12月上旬、18歳以上の1025人を対象に行ったもの。映画やコンサートといった文化的な娯楽やアクティビティについて、この1年間でどの程度の頻度で行ったかを尋ねた。もっとも頻度が高かったのは図書館で、通った回数は1人あたり平均で10.5回だった。2位の映画館での映画鑑賞(5.3回)、3位のスポーツ観戦(4.7回)のほぼ倍だった。 男女別に見ると、どちらも図書館が1位ではあったものの、通った回数は女性が年間13.4回と、男性の7.5回の倍近くになった。一方で男性で目立ったのが、国立
Comment by GoatBaaa0 2019年、アメリカ人は映画館よりも図書館の方に多く行っていた。 <記事訳> 最近されたGallupの世論調査によれば、アメリカ人が最もしている文化的活動は地元の図書館に行くことです。今日の早朝にされたJustin McCarthyによる報告ではそのようになっています。 「図書館に行くことは今もなおアメリカ人が最もしている文化的活動です。レポートによれば2019年に、成人のアメリカ人は平均10.5回図書館に行っていますがこれは他の八つの娯楽活動を上回っています。アメリカ人は平均して一年間に4回音楽のライブや劇場イベント、国立もしくは歴史的公園に行っており、博物館やカジノには一年間で平均2.5回行っています。遊園地は一年間に1.5回で、動物園は0.9回とリストの中で最も低くなっています。」 Gallupの世論調査結果は様々な方法で出されていますが、特
マイケル・ウォルフ著「炎と怒り」(2018年1月5日撮影、資料写真)。(c)ANDREW CABALLERO-REYNOLDS / AFP 【11月14日 AFP】米北西部アイダホ州の図書館で1年余り前から、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領批判や銃規制の提唱、同性愛者の権利擁護といった内容の本が次々に姿を消しては、後日無関係な棚の奥で見つかるという珍事が続いている。 正体不明の人物が、自身が嫌う「リベラル(自由主義的)」な書籍を隠し、他者に読ませないことに陰湿な喜びを見いだしているものとみられている。 ベット・アモン(Bette Ammon)館長は地元カーダレーン(Coeur d'Alene)のメディアに対し「単純明白に、これは検閲行為だ」と話した。 行方不明になる本の大半が、激しい議論を呼ぶ政治や社会のテーマを扱ったもので、数週間か数か月たって、別の本の列の後ろに隠さ
香港の書店に並んだ人気児童小説「ハリー・ポッター」シリーズの書籍(2016年7月31日撮影、資料写真)。(c)Anthony WALLACE / AFP 【9月3日 AFP】米テネシー州ナッシュビル(Nashville)の学校で、エクソシスト(悪魔払い師)の助言を受けて、英国の人気児童小説「ハリー・ポッター(Harry Potter)」シリーズが図書館から排除されることになった。悪霊を呼び出しかねないという懸念からだという。 【関連記事】悪霊も退散? アルゼンチンの「悪魔払い教室」 同市にある「セント・エドワード・カトリック・スクール(St. Edward Catholic School)」のダン・リーヒル(Dan Reehil)神父は伊ローマや米国のエクソシストと連絡を取り、図書館から「ハリー・ポッター」シリーズを撤去するよう勧められたという。 地元メディアが入手した電子メールの中でリー
「アメリカ議会図書館(“Library of Congress”)」は同図書館所蔵の初期仏教史に関する「ガンダーラ語仏教写本」の最古級の写本の一つ「ガンダーラ・スクロール” Gandhara scroll”」のデジタル化およびオンライン公開を行ったことを発表した。 「ガンダーラ・スクロール” Gandhara scroll”」はガンダーラ語カローシュティー文字で書かれた写本で、Dīpaṅkara, Sarvābhibhū, Padmottara, Atyuccagāmin, Yaśottara, Śākyamuni, Tiṣya, Vipaśyin, Śikhin, Viśvabhū, Krakucchanda, Konākamuni, Kāśyapa, Śākyamuni, Maitreyaの十五仏の生涯を描く。 『釈迦が説法するもので、釈迦の前に現れ
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