ウクライナ南部の港湾都市オデーサで6日、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領とギリシャのキリアコス・ミツォタキス首相の会談中に爆発があった。ウクライナ海軍などによると5人が死亡した。両首脳や政府関係者は無事だった。
マリウポリ脱出作戦実施へ 仏大統領 2022年03月26日06時29分 24日、ブリュッセルで欧州連合(EU)首脳会議に臨むマクロン仏大統領(AFP時事) 【パリ時事】フランスのマクロン大統領は25日、ロシア軍が包囲するウクライナ南東部のマリウポリから市民を脱出させるための「人道的作戦」を数日以内に実施すると明らかにした。ブリュッセルで行われた記者会見で述べた。 「ソ連回帰」恐れ、脱出続々 言論自由「絵空事」、徴兵拒む若者―ロシアとベラルーシ マクロン氏は「トルコ、ギリシャと協力し、マリウポリからの脱出を望むすべての人々を避難させる」と強調。ロシアのプーチン大統領と48~72時間以内に会談し、条件を整えると説明した。 国際 ウクライナ情勢 コメントをする
黒い匣 (はこ) 密室の権力者たちが狂わせる世界の運命――元財相バルファキスが語る「ギリシャの春」鎮圧の深層 作者: ヤニスバルファキス,朴勝俊,山崎一郎,加志村拓,青木嵩,長谷川羽衣子,松尾匡出版社/メーカー: 明石書店発売日: 2019/04/19メディア: 単行本この商品を含むブログを見る 果たして、どれだけの日本人が、2015年1月から7月までの間に、ギリシャで起こったことを記憶しているだろうか。このとき、ギリシャではチプラス左派政権が成立し、トロイカ―欧州委員会、ヨーロッパ中央銀行、IMF―が政府に要求する緊縮的な「救済策」の受け入れを拒否する姿勢を鮮明にした。さらには7月には国民投票によってトロイカ案の受け入れが否決されたことで、事態は国際的なニュースとなり、その是非をめぐって活発な議論が繰り広げられた。 その「ギリシャの春」のキーパーソンが、チプラス政権の財務大臣を務めたヤニ
マケドニアの首都スコピエ中心部の広場で、同国国旗を掲げ、国名をめぐるギリシャとの妥協の可能性に抗議する人々(2018年3月4日撮影)。(c)AFP PHOTO / Robert ATANASOVSKI 【6月13日 AFP】(更新、写真追加)ギリシャとマケドニアは12日、マケドニアの国名を「北マケドニア共和国」に変更することで合意した。マケドニアのゾラン・ザエフ(Zoran Zaev)首相は、両国間で27年にわたり続く国名論争の「歴史的な解決策」とたたえている。 ザエフ首相は、首都スコピエで開いた記者会見で、両国がマケドニアの国名変更で合意に達したことを発表。ギリシャのアレクシス・チプラス(Alexis Tsipras)首相もテレビ演説で合意達成を発表し、「ギリシャが設定した条件をすべて網羅する優れた協定だ」と述べた。 ギリシャは同国北部と国境を接するマケドニアの国名について、自国の北部に
15年をかけた代表作『ローマ人の物語』をはじめ、半世紀近く地中海世界を書いてきた作家、塩野七生さん(80)の『ギリシア人の物語』が完結した。1年に1冊のペースで歴史長編をシリーズで出してきた。アテネの民主政がたどった歴史から、「民主主義は一筋に守り抜こうとしても守れない」という。 『ギリシア人の物語』(新潮社、全3巻)は2500年をさかのぼり、古代ギリシャの都市国家(ポリス)アテネを通して民主主義の本質を見つめる。 「これで歴史エッセーは終わり」が開口一番。「執筆を始めれば休みはなし。ニュースを見てぴっとひらめく。メモをする。そういう集中力を持続させる体力がなくなりました」。地中海が西洋史の中心だった時代を書ききったという気持ちも大きい。それにね、と加える。「いい男はみんな書いちゃったから」 最終巻の主人公は紀元前4世…
小崎 哲哉(おざき・てつや) 1955年、東京生まれ。 ウェブマガジン『REALTOKYO』及び『REALKYOTO』発行人兼編集長。 写真集『百年の愚行』などを企画編集し、アジア太平洋地域をカバーする現代アート雑誌『ART iT』を創刊した。 京都造形芸術大学大学院学術研究センター客員研究員、同大大学院講師。同志社大学講師。 あいちトリエンナーレ2013の舞台芸術統括プロデューサーも務める。 最新のエントリー 20.08.03 会田誠の『げいさい』 20.04.18 無人劇と無観客無配信ライブ(承前) 20.03.31 無人劇と無観客無配信ライブ 20.03.07 ロームシアター京都の騒ぎについて 20.02.02 ダムタイプとサミュエル・ベケット アーカイブ ▼2020年8月 「会田誠の『げいさい』」 ▼2020年4月 「無人劇と無観客無配信ライブ(承前)」 ▼2020年3月 「無人劇
今年で14回目を迎える現代美術の祭典「ドクメンタ」。5年に一度、ドイツの地方都市カッセルでは初夏から秋の開催期間にかけて街全体が「100日間の美術館」と化すのだが、今回は「アテネから学ぶ」という主題のもと、カッセルに先立ちアテネで展示がオープンするという異例の2都市開催となった。 かつては敗戦国ドイツの文化・芸術復興の象徴として出発し、今日まで世界最大規模の国際美術展として躍進してきたドクメンタが、この度その舞台の半身としてアテネを選んだことは、それだけでも非常に示唆的だ。未だに金融危機の爪痕を濃厚に残し、バルカンに面したEUの門戸として大規模の難民が流入するギリシアには、今日のEU社会が抱える問題とその希望の針路が集約されていると言えるだろう。 芸術監督アダム・シムジック(Adam Szymczyk)によってこの度アテネに託された「芸術による再生」という期待は、あるいは戦後ドイツにおいて
藤幡正樹 カッセルにドクメンタを観に行った。思った以上に楽しかったので、ここに報告させて貰うことにした。実際、今年のドクメンタは全体的に不評のようで、友人によればドイツ中の新聞や雑誌が軒並みこき下ろしているらしい。「自己正当化の神殿」(Zeit紙)、「要するに、難しく見せるということが重要なのだ」(Der Spiegel誌)、「まごうことなき大失敗」(Die Welt紙)、「今回のドクメンタはとても難しい」(focus誌)、「もしかしたらアートの役割は終わったのか? メディアが伝えるドクメンタ」(HNA)、南ドイツ新聞は「観客に指図するドクメンタ—アーティストもキュレーターも啓蒙せずに単純なメッセージに走り、政治ショーと化している」。今年を「スーパー・アートイヤー」と題して特集を打っているFAZ誌は好意的ではあるが、「今年のドクメンタは何から何まで違う」「ドクメンタではなくモニュメンタ——
アテネ→ドイツのカッセルで開催中の「ドクメンタ14」。5年に一度、通常はドイツで行われるこの国際現代美術展に、デジタルクリエイターのナカヤマン。がアテネに訪れた。先のヴェネチア・ビエンナーレ(Part1, Part2)に続き、彼がギリシャで見たアートの光景とは。 2017年は10年に一度のアート・イヤーと言われている。2年に1回開催の「ヴェネチア・ビエンナーレ(Venice Biennale)、5年に1回の「ドクメンタ(documenta)」、10年に1回の「ミュンスター・彫刻プロジェクト(Skulptur Projekte Muenster)」が重複開催されるからだ。この旅では過去2回に渡ってヴェネチア・ビエンナーレの記事を寄稿したが、今回はアテネで開催中の「ドクメンタ14(documenta14)」に関して書かせていただく。 まずは「ドクメンタ」について簡単に説明する。ドクメンタは5年
4月6日、ギリシャの首都アテネで8日、欧州で最も重要な現代美術展の1つ「ドクメンタ」が始まる。ドイツのカッセル以外で同展が開催されるのは今回が初めて。写真は6日撮影(2017年 ロイター/Michalis Karagiannis) [アテネ 6日 ロイター] - ギリシャの首都アテネで8日、欧州で最も重要な現代美術展の1つ「ドクメンタ」が始まる。ドイツのカッセル以外で同展が開催されるのは今回が初めて。 今年で14回目を迎える「ドクメンタ14─アテネから学ぶ」は、7月16日まで開かれ、広場や映画館、図書館を含む40以上の名所に作品が展示される。その後、カッセルで6月10日から9月17日まで開催される予定。 160人以上のアーティストが、移民や金融危機、検閲といった問題をテーマにした新作を展示。アーティスティックディレクターのアダム・シムジック氏は、アテネで開催までの道のりを「耐え難いほど困難
2016年6月23日は、国際関係に関心のある人間にとっては、歴史上の大きな出来事の起こった日として、強く心に残る日となったといえる。英国は、欧州連合(EU)の一国という「国際的な地位」を、投票という「民主的な手続き」によって否定したのであった。つまり、英国はEUからの離脱を選択したのである。 投票結果は、残留が48.1%であったのに対して、離脱が51.9%という僅差であった。また、投票率は72.2%を数え、国民の関心の高さを反映するものであった。 この英国のEUからの離脱は、国民投票が現実味を帯びてきた2015年ころから、「ブレグジット(Brexit)」という言葉を用いて議論されてきた。これは欧州通貨危機、いわゆる「ユーロ危機」に関して、ギリシャがEUから離脱することを、切り離すという「グレグジット(Grexit)」として揶揄した用語を意識したものである。英国の決定は、現代社会にとってどう
安達誠司 @ economistadachi 日々の考えごとの備忘録 つぶやきと備忘録なのでご質問には基本お答えしません。また、気分を害する誹謗中傷、及び無意味な議論をRTされた場合はブロックさせていただきます。ご了承ください。
今、ヨーロッパが揺れている。 EU(欧州連合)や共通通貨・ユーロの導入でひとつになろうとしてきたヨーロッパだが、2010年からのギリシャ・ショックに続き、昨年には難民問題も発生したことで、もはやバラバラになりつつあるのだ。 ヨーロッパが統合に向けて動いてきたのは、超大国・アメリカに対抗するためである。約3億2000万の人口を持つ巨大マーケットであり、世界的な金融支配を行うアメリカに対抗するには、もはや一国だけの力では不可能だ。 そこで、ヨーロッパ全体がひとつになることによって、約5億人ともいわれる一大マーケットをつくり上げ、強大な経済体としてアメリカに対抗する。そうした文脈で生まれたのが、EUであり、ユーロであったといえる。 また、かつて西側諸国の敵であった旧ソビエト連邦が崩壊したことも、ヨーロッパがひとつにまとまる大きな要因となった。旧ソ連がなくなったことで、ヨーロッパ諸国はアメリカの軍
ギリシャで財政緊縮策の是非や難民問題への対応を争点にした議会選挙は開票作業が進められていて、前の首相が率いる与党が第1党を維持する勢いです。最大野党の党首は「与党の勝利をたたえる」と述べて敗北を認めました。 新民主主義党のメイマラキス党首は「与党の勝利をたたえる」と述べて敗北を認めました。チプラス氏も、演説を行うものとみられアテネ中心部の広場には支持者が集まり始めています。 今回の選挙はEU=ヨーロッパ連合からのあらたな金融支援の条件として受け入れた財政緊縮策の是非や、難民問題への対応を争点に、与党を野党が激しく追い上げる展開となり、急進左派連合の獲得議席も過半数には届かないとみられます。
ギリシャのチプラス首相は、20日夜、テレビ演説を行い、国民に信を問うとして、首相を辞任して、早期に議会選挙を行う意向を示しました。 ユーロ圏の一部の国からは、ギリシャ政府の構造改革の実効性を疑問視する声が根強かったことから、支援の先行きに影響が出ることも懸念されます。
ドイツの極右の色彩が強い「ドイツのための選択肢(AfD)」のような政党にとって、欧州の根幹を揺るがす事態*は、絶好の機会になるはずだった。AfDは2013年にドイツにおいては初の反ユーロ政党として結成された。当時この言葉は、欧州連合(EU)そのものに対する反対ではなく、「ユーロ」という共通通貨への反対を意味していた。 *これまでEUは欧州統合を進めてきたが、現在のギリシャ債務危機の問題を解決するにはギリシャのユーロ離脱もやむを得ないと一部のユーロ圏加盟国が考えている状況 ユーロ危機の話題が一時的に新聞各紙の1面から消えていった2014年に、同党が発するメッセージは変化し、この頃から「ドイツのための選択肢(AfD)」は、様々な関心を持つ人々を引き付け始めた。新たにAfDを支持するようになった人々(主にドイツ東部の新たな支持者)は、移民とイスラム教徒、同性愛者を嫌っているだけでなく、メディアに
ベルギー・ブリュッセルでユーロ圏首脳会議の開始前に言葉を交わす(左から)ドイツのアンゲラ・メルケル首相、フランスのフランソワ・オランド大統領(後ろ向きの人物)、ギリシャのアレクシス・チプラス首相(2015年7月12日)〔AFPBB News〕 先日ある雑誌のインタビューを受けました。その話題とは関係なく、社会派で知られる雑誌ですので「ギリシャのデフォルト、どう思う?」と、逆に記者さんにこちらから質問を投げてみたのですが・・・。 20代の若い記者氏、どうもあまりはっきり、欧州通貨の問題を認識していない様子で、かえってこちらの話に多くの時間を取ってしまいました。 ジャーナリズムに関わる人でも、あまり問題の本質に親しんでいないのなら、まして一般社会はなおさらでしょう。 ちょうどドイツのベルリンにある自宅に戻ったタイミングで状況も分かりましたので、ギリシャの債務不履行を巡る問題、例によって「源流に
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