弁当店の従業員だったベトナム人女性を殺害し現金を奪った罪などに問われている男の裁判員裁判で、大阪地裁は男に無期懲役の判決を言い渡しました。 【写真を見る】山口被告の表情と自宅の様子 殺害されたヴォさん 起訴状などによりますと、山口利家(やまぐちとしや)被告(60)は、去年4月、大阪市淀川区の自宅で、弁当店のアルバイト従業員でベトナム国籍のヴォ・ティ・レ・クインさん(当時31)を自宅に誘い込んだうえ、首を締めて殺害し、現金およそ2万6千円を奪った強盗殺人などの罪に問われていました。(※強盗殺人、建造物侵入、窃盗未遂、死体遺棄の4つの罪) これまでの裁判で、検察側は、「犯行当時所持金は100円未満でお金に困窮し、どうにかしてお金を手に入れようと考え、自宅に誘い込んですぐ、柔道の絞め技で相当強い力で首を絞め続けた」などとして、無期懲役を求刑していました。 一方、山口被告は、「最初から殺す目的やお