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ブックマーク / note.com/nkay (3)

  • 英語のswallowと漢語の嚥・燕のフェイク語源・字源を医療関係者が拡散している|nkay

    英語の動詞 $${swallow}$$ 「飲み込む」と名詞 $${swallow}$$ 「ツバメ」は語源的にも字源的にも関係がない。この2つの単語はもともと異なる発音と異なる綴りを持っていたが、歴史的変化によって偶然同じ発音と同じ綴りになった。 漢語の 嚥 $${yàn}$$ 「飲み込む」と 燕 $${yàn}$$ 「ツバメ」は語源的にも字源的にも関係がない。この2つの単語はもともと異なる発音と異なる綴りを持っていたが、歴史的変化によって偶然同じ発音と(部分的に)同じ綴りになった。 英語の動詞 $${swallow}$$ 「飲み込む」は名詞 $${swallow}$$ 「ツバメ」に由来するとか、漢語の 嚥 $${yàn}$$ 「飲み込む」は 燕 $${yàn}$$ 「ツバメ」に由来するとかいった誤った語源・字源説が存在する。このフェイク語源は特に医療関係者によって拡散されている。 フェイク

    英語のswallowと漢語の嚥・燕のフェイク語源・字源を医療関係者が拡散している|nkay
  • 「漢字の成り立ち」を語る際は、微細な筆画にも注意して字の構造を明確にしなければならない――「比・真・豊・般」字の字源を例として|nkay

    「漢字の成り立ち」を語る際は、微細な筆画にも注意して字の構造を明確にしなければならない――「比・真・豊・般」字の字源を例として こんにちは、みなさん。 近年、多くの場所で「漢字の成り立ち」が語られる場面に遭遇します。テレビ番組や新聞雑誌、書籍や漫画、インターネット上のサイト・ブログ・SNSなどなど。しかしそこで見聞きする「漢字の成り立ち」説というのは、科学的根拠に欠けた信用できない説であることが少なくありません。 多くの場合、語り手が実際には文字学の知識に欠けた者であることが、その直接の原因となっています。こうした語り手達の間で、不可信で不正確な説明が伝播されていきます。 説得力の低いものと聞いて、テレビのバラエティ番組で芸能人が話す説や、あらさまな広告収入目的のインターネットサイトの説、書店に並ぶ泡沫雑学に掲載されている説などが思い浮かぶかもしれません。しかし驚くべきことに、残念ながら

    「漢字の成り立ち」を語る際は、微細な筆画にも注意して字の構造を明確にしなければならない――「比・真・豊・般」字の字源を例として|nkay
    masa8aurum
    masa8aurum 2021/06/15
    漢和辞典の説明がこんなにも誤っているとは知らなかった。
  • 「鯨」字は「京(大きい)+魚」だとか右文説とか「会意兼形声」とかの憶説はなぜ文字学界に受け入れられないのか|nkay

    ※この記事は https://note.com/nkay/n/n52fb6d7c6fd3 のつづきです。 ※2021/06/18:誤字を修正しました。 ※2021/07/08:誤字を修正し、ついでに一部の文章をわずかに変更しました。 概要をいうと、『ゆる言語学ラジオ』というYouTubeチャンネルにおいて、漢字に関して学術的に誤った理解に基づいた動画が作成され、(それが言語学的に正しいものとして)拡散されている。そこで、それを訂正する記事を書いたというわけである。 前文この記事では、「鯨」字に対する誤った説明に対していろいろな角度からツッコミを入れていく。 誤った説明とは以下のものである。これを[説A]と呼ぶことにする。 [説A] 「鯨」字に「京」が含まれるのは、「京」が大きいことを意味するからである。 なお、正しい説明は以下の通りである。その説明は前回記事を参照いただきたい。これを[説B

    「鯨」字は「京(大きい)+魚」だとか右文説とか「会意兼形声」とかの憶説はなぜ文字学界に受け入れられないのか|nkay
    masa8aurum
    masa8aurum 2021/06/15
    ・漢字の構造や字源や成り立ちを解説している本(漢和辞典を含む)のほとんどは、非学術的な内容 ・甲骨や金文を無視している字書、ただの仮説を事実かのように書く字書がある
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